金のハートは愛のアート!〜タダ見パブリックアート旅〜

2018/3/26 14:00明菜明菜


六本木ヒルズに来て弾む心の輪郭をなぞったような作品です。
金色だけど派手じゃない、不思議と日本庭園に馴染む大きなハート。
シンプルで伸びやかな曲線を眺めれば、悩み事の絡まりも解れていきますね。

木の葉が一枚も残らない凍てつく冬、
弊職はそんな心温まるパブリックアートを見に来ただけなのに、

どうして!

どうしてハートの前で記念撮影するカップルのイチャイチャを、見せつけられねばならんのですか!?

カップルよ、池に落ちてしまえ!!


いきなり取り乱して申し訳ございません。
アート部の一員として連載させていただくことになりました、明菜です。
読者のみなさん、はじめまして。

常にリア充を斜めに見ながらブログ「アートの定理」を運営している、
アラサー孤独ハイテンション美術ブロガーです。
好きなジャンルは現代アート

さて、作品に話を戻しましょう。


本作の題名は「Kin no Kokoro」
ジャン=ミシェル・オトニエルというフランスの現代アーティストの作品です。
彼は、くにゃくにゃだけど真っ直ぐなメッセージの作品をたくさん創造しています。

「Kin no Kokoro」があるのは、六本木ヒルズの毛利庭園
柔らかそうなオトニエル氏の作品は、日本庭園に堂々と立っています。
離れて見ると金閣寺の雰囲気を纏っていませんか?大げさ?

しかし、繊細な作品なのに屋外に設置してあるのです。
この日は尋常じゃない強風だったため、揺れてがしょんがしょん言っていました。
よく倒れないなぁ…。
一体、どんな強度設計なのでしょうか?


ところで、こんな寒い日にはさすがにリア充もさっさと屋内へ引き返しましたね。
オトニエルの作品を独り占めできるなんて幸せです。
水面がざわつくほど猛々しい風が吹いているけれども。

あれっ、よく見ると独り占めではない!?
画面中央より少し右下にカルガモのカップルがいます。


iPhone7の限界ズーム。
カモもオトニエル氏のハートに魅せられてやってきたのでしょう。
弊職の見立てだと、右がオスで左がメスですが、確証は無いですね。
カルガモの雌雄はかなり近づかないと見分けられないんです。

頭が緑なのがオスでしょ?って思ったあなた。
それはマガモです。


カモの話はさておき。
パブリックアートの楽しみの1つは、旅先で既視感たっぷりの作品に出会えること
オトニエル氏の作品が見られるのも、六本木だけではないのです!

例えば、群馬


群馬県渋川市にあるハラ・ミュージアムアークという美術館にも!
「Kokoro」という作品です。
「Kin no Kokoro」とは色違いで、青空すら背景にしてしまう紅ですね。
影の軌跡まで美しいです。


シンガポールでも偶然見かけました。なんとプラダの前!


「Red Knot」、直訳すると「赤い結び目」です。
高級ジュエリーが絡まる直前のようでドキドキ…。
クリスマスシーズンに訪れたので後ろにツリーが写っていますね。
一年中暑い国なのにクリスマスなんだねー。

こんな風に旅先でデジャヴを味わうのが楽しすぎる!
ついスマホの写真フォルダを遡り、既視感が本当かどうか確かめちゃう。


そんな素敵なパブリックアート巡り、ぜひ六本木から始めてみては?
「Kin no Kokoro」は六本木ヒルズの毛利庭園という好アクセスです!


六本木ヒルズ パブリックアート&デザイン
http://www.roppongihills.com/facilities/publicart_design/

【最寄駅】
日比谷線 六本木駅 1C出口直結
大江戸線 六本木駅 徒歩4分
千代田線 乃木坂駅 徒歩10分