やはり一筋縄では語れない!頭脳派カズレーザーの優しさと狂気

2018/2/2 11:30 はやしちひろ はやしちひろ





メイプル超合金のお2人の、ほのぼのする瞬間が見られる時があります。それは小さい子と戯れている時。ロケやショッピングモールなどでの営業の際に、2人ともしゃがんで子供に目線を合わせたり、肩にちょんっと手を置いたり、お母さんに抱っこされている赤ちゃんの手をにぎにぎ握ったり♡

普段は優しいキャラを前面に出していないので、ふとした瞬間に見られるそんな姿にほっこりします。

しかし、小さい子にならずっと優しいのか…というと、カズさんに限ってはそうでもない。今週の「Qさま!(テレビ朝日系)」にて、華々しい活躍をされたカズさんを振り返りつつ、見ていきたいと思います。


いつも通りのするどい回答とサイコな笑顔

「Qさま!」でカズさんが2017年度ペナントレース年間王者に輝きました!歓喜に沸いた歴史的瞬間です。ここテストに出ますよ!

今回のテーマは「1万人が選んだ歴史に名を残す平成の出来事トップ30」。
全32問中、なんとカズさんの正解数は10問!相変わらずの鮮やかなボタンさばきで周囲をざわつかせていました。

特に驚いたのは、「平成のCD売上ランキング」を答える問題。5位から順に当時売れたCDが表示されていき、3位が空欄になると、1秒もかからずに、「だんご三兄弟」と回答。「(小学生の時)聴いてました。クラス全員が買ってましたね」と言っていましたが…そんなすぐ出ます!?私も負けず劣らず小学生の時聴いた記憶がありますが、その記憶を引っ張り出してくる速さが尋常じゃないです。

途中、下位3名が脱落するという瀬戸際の問題にて、「落ちるまい」と必死に食らいつく3名をよそに、1位に君臨する宇治原さんが正解しました。宇治原さんは「カズが隣でボタン連打してるから」と、危機を感じて咄嗟に回答したようです。カズさんも容赦ないですね。(笑)確かに、宇治原さんに早押しに負けて悔しそうな顔をしている瞬間が映っていました。

優勝が決まる最終問題は、平成14年に話題になった”ある風景”の写真を見て、どこの村かを答えるもの。「え、なにどういうこと!?」と、上を向いたり目をつむったりして悩んでいましたが、おそらくこの時頭を高速回転させていたのでしょうね、5秒後には冷静に「中津江村(なかつえむら)」と回答しました。この瞬間に見事!年間ペナント王者に君臨!

さまぁ~ずの三村さんから「(当時)カズはまだちいちゃかったはずだぜ?(この言い方もかわいい)」と言われると、「日韓ワールドカップの時っすよね?流行語とかになった気がするんですよ」と返答。スポーツにはそこまで強い興味のないカズさんが、こんな前の記憶をすぐに思い出せるって本当にすごいです。

カズさんってネット上で、よく「サイコっぽい」と形容されているのを見かけますが(良い意味で)、最終問題を正解した瞬間もサイコっぽい笑顔で喜んでいたのがよかったです。


優しさと狂気の狭間

カズさんが本来持つサイコっぽさが最も発揮される番組が「ゲストメイプル超合金(フジテレビ系)」だと思っています。
元々、フジテレビの動画配信サービス「FOD」にて有料で配信されている番組で、たまに地上波で放送されています。

こちらはまともに見る番組ではございません。(良い意味で)
ちょっと「脱力タイムズ(フジテレビ系)」に似ています。あまり詳細に説明するのも「ボケを丁寧に解説する」みたいで野暮な気がするので、簡単にご紹介しますと…「仕事の裏側など、テレビでは見ることのできないありのままの姿を公開する」というコンセプトの元、メイプル超合金の2人がゲストとして、一緒に料理に挑戦したり、英会話を習ったり、様々なジャンルの企画で皆を振り回す番組です。なつさんとカズさんが一緒に出ている番組は嬉しいですね!

今回の企画は、「はじめてのかいだし」と「ホラーな夜会」の2本立て。1本目は「はじめての〇つかい」のパロディな雰囲気。目立たない格好で来てくれという指示に、なつさんは畑仕事をする時のような格好で、カズさんは全身迷彩柄に目だけが出たニットを着用し、めちゃくちゃ目立っているという、「ゲストメイプル超合金」らしさ溢れるスタートです!

5歳の男の子が、ドラッグストアにカレーのルーを買いに行く道中に、お助けゲストとしてメイプル超合金が登場するという設定。初っ端から、男の子が1人で買い物に行くのを嫌がり、カズさんが「じゃぁ、榎並大二郎アナウンサー(32)に5歳児のフリしてやってもらいましょう」と提案し、ぶっ飛んだ進行をするのですが、結局男の子1人で買うことが出来た、というストーリーです。(笑)

1人で買い物に行くのを嫌がる男の子に近づき、しゃがんで目線を合わせながら、「僕らと一緒にお買い物行かない?」と男の子の肩に両手でそっと触れるカズさん。逃げられても、「信じられないかもしれないけど…パパだよ」と言いながらめげずに触りに行くカズさん。そして、警戒しまくる男の子。

当企画では、途中何ヵ所かトラップが仕掛けられています。男の子が知らないおじさんからおもちゃを渡される場面では、後ろでじーーーっと一部始終を見ていたカズさんが、埒が明かないと感じたのでしょうね、むんずっ、と男の子の手からおもちゃをもぎ取り、背中を押して無理やり歩かせていました。また、男の子が「まってー!」と、無邪気に追いかけているのに、カズさんは「巻こう!」と言って、走って逃げたり…なつさんは優しさの塊みたいな人ですが、カズさんはただ優しいだけじゃない。そんな所に味があります。

2本目の、「ホラーな夜会」は、これから怪談話を聞くとは思えない2人のハイテンションから始まり、ストーリーテラーの方たちは真剣な表情で淡々と企画の趣旨を説明します。

1人目の方が怪談話を話し始めると、カズさんは目をつむり、非常に神妙な面持ちで「関西弁だ~…」とささやいた所がツボでした。関係なさすぎる。(笑)
その後、霊に憑りつかれる演技をする場面があり、カズさんだからこそ出せる「狂っちゃった」みたいな怖さが良かったです。頭を掻きむしってひとしきり叫んだあと、スーパーサイヤ人のようなぼさぼさの頭で収録を続けていたのも良い。

ちなみにカズさんが怪談話を語るシーンもあるようですが、続きはFODにて視聴できるようです!上手いですね~。

テレビでは狂気っぽい面の方が多く見られるかもしれませんが、優しい一面や機転の利いた発言も転がっているので、ギャップを見つけて楽しんでみてください♪