“和”のクリスマスを生茶がプロデュース!日本一のバーテンダーが作るお茶カクテルが絶妙

2017/12/13 13:50 satomin satomin


こんにちは。365日毎日お茶を飲むsatominです。

「生茶」がプロデュースした、「茶会 X’mas Party by Namacha!」が12月8日に「お茶のいろは」にて一日限定で開催されました。
事前にキリンビバレッジ公式Twitterなどで募集され、25組50名様が“茶会 Xmas Party by Namacha”へ招待されました。


「生茶」が今まであまりお茶が登場しないクリスマスパーティーというシーンにもお茶を楽しんで欲しいという想いからプロデュースした“和”のクリスマスパーティー。


◆飲み物、フード、ツリーを日本式にアップデートした“茶会 Xmas Party by Namacha”とは?




クリスマスといえばクリスマスツリー。
会場には花美術家の日向雄一郎氏による“和”の茶箱ツリーがお披露目されました!




クリスマスツリーに「和」の要素を融合したという茶箱ツリー。茶箱から立ち上がる枝の流れは、大きな盆栽のようにも見えます。




赤いリボンのついた八角形のシルバーのオーナメントにはそれぞれ手書きのイラストが描かれています。ツリーの足元を取り囲む茶箱にはライトが仕込まれ、和紙のような素材を通した柔らかい灯りが茶箱ツリーを照らし出します。



さらに、生茶プロデュースということで、お茶を使ったカクテルが4種類登場!!




しかもただのカクテルではありません。

バーテンダー世界大会「Diageo Worldclass」のジャパンファイナルで2016年に優勝、日本代表としてマイアミでの世界大会で準優勝した日本一のバーテンダー、藤井隆(りゅう)さんが、この日の為に開発したオリジナル生茶カクテルです。



▲お茶の香りを活かすカクテルにしたと言う藤井氏

メニューを見るとどのカクテルも斬新な組み合わせで、どんな味なのか想像を掻き立てるものばかり。

【オリジナル生茶カクテル】
・Vin-cha
生茶とワインの融合。栗とリンゴのフレーバーを添えて。
・+pear
洋梨とキュー間バーが茶葉の爽やかさを後押しする。マティーニスタイルで。
・Queen’s eggnog(ノンアルコール)
ピスタチオと茶葉が生み出す複層的なハーモニー。
クリスマスドリンク「エッグノッグ」を生茶でアレンジ。
・Mulled tea(ノンアルコール)
クリスマスの代表的なドリンク「マルドワイン」を生茶でノンアルコールドリンクに。
スパイスで香るクリスマスドリンク。


この中から2種類のカクテルを飲んでみました。

「Mulled tea」はホットワインのようなスパイスとフルーツの味わいがするカクテル。



聞くと、シナモンや生姜、アニス、柚子蜜を生茶に2時間ほど漬けるだけだとか。飾りとして金柑とアニスを添えるとクリスマス感が増します。
スパイスと柚子蜜と緑茶のバランスが絶妙で、これまで飲んだことのない新感覚なドリンクでした。
お酒が飲めない人がいるクリスマスパーティーでは、用意しておくと喜ばれそうです。



▲実際に生茶を使ってカクテルを作ります


エッグノッグ(Eggnog)はアメリカではクリスマスには定番の飲み物。
牛乳と砂糖、卵などを混ぜ、シナモンやナツメグなどのスパイスを加えたもので、ウィスキーやラム酒などのお酒を入れたものも飲まれます。


▲オーダーすると目の前でカクテルを作ってくれます


「Queen’s eggnog」は生茶に使われている微粉砕茶葉のパウダーがグラスの周りに振り掛けられ、目にも楽しい演出が。




当日、スペシャルゲストとして登場されたユージさんも、「Queen’s eggnog」を飲み、「(グラスの周りの)パウダーが効いている!お茶の香りが残っていて甘さが絶妙。最後にお茶の渋みがくる」と大絶賛。





そして、クリスマスパーティーに欠かせないのは美味しい食事。
パーティーで提供されたフードは、料理人、山本千織さんのデリバリー専門店「chioben(チオベン)」によるオリジナルメニュー。
入口を入った正面のカウンターの上には、美味しそうに盛り付けられたフードと、静岡から取り寄せたというお茶の葉が飾られ、来場者の気分をぐっと盛り上げます。




お茶を使ったスイーツは2種類!「お茶とナッツのタルト」と「微粉砕茶葉のチョコレートテリーヌ」は生茶で使っている茶葉が用いられているとのこと。
濃厚ながらお茶のほろ苦さが大人な味。洋と和が融合されたようなスイーツです。








◆冬の夜を照らすあたたかな光!「明かり」を使った演出

茶箱ツリーの手前には「明かりの茶室」と名付けられたインスタレーションが登場。

小さな空間の中で非日常のコミュニケーションを楽しむ「茶室」を現代的に捉え、明かりを使って空間を演出。人の気配を感じると明かりが点灯するしかけで、人と人との間に光の空間ができ、その場を感じ楽しんでもらう、新しい茶室空間が出現していました。


▲人が近づくと明かりが点く。キリンの菅原さんが実演


会場内には所々に行灯の明かりがともり、ミニツリーのようなお茶の木が傍らに置かれ、和の雰囲気を醸し出していました。





▲2階へ続く階段を照らす行灯の明かり



盆栽モチーフのツリーなど、クリスマスを日本式にアップデート。

もっとお茶が楽しまれるシーンを増やしていきたい、そんな想いが伝わってくる生茶のクリスマスパーティーでした。

クリスマスに、新しくて楽しいお茶体験を。

今年のクリスマスは洋×和!
クリスマスパーティーでは冷茶やお茶のカクテルをワイングラスで楽しんでみては。




(satomin@お茶ライター Teawriter)