「失恋したの?」髪型を変えた翌日のわずらわしい会話の回避方法

2017/10/26 20:16 まつきょん まつきょん


こんにちは。まつきょんです。
ユナイテッドモンモンサンというグループをやっています。



この間の休日。ふと思い立って髪色をピンク色に変えました。

美容室で6時間もの施術のかいあって、とっても満足な仕上がりに私はテンションがあがっていました。




ちなみに違いはというとこんな感じ…



でも、よく考えると私は雇われの身…普通に考えて、

この髪色で会社に行くのヤバくないか?

解雇されやしないか?

そんな不安で休日は頭が一杯に…



私だけじゃなく、髪型を変えたことをふれられたくない時ってありませんか?


・パーマをしてみたはいいけど正直失敗した…とか
・失恋して髪をバッサリ切ったけどそのことについては他人に話したくない…
・思ったより明るい色にしすぎて上司に何か言われるかも…などなど


気づかれないのも悲しい気はするけど過度にふれられるのもわずらわしい…
なにか回避する方法はないか…考えに考えた挙句。


名案を思いつきました!!!




■名案とは…

それがコチラ。





《お願い》
「髪型についてはふれないで下さい。※私生活でいろいろあり悩んだ結果こうなりました。」



やはり伝えたいことは紙に大きく書くのがベター。

この《お願い》を首から提げて出社すれば、気を使って誰も髪型について言及してこないはず。

首から提げることで多少の恥ずかしさはありますが、背に腹は変えられません。

少しの恥ずかしさを我慢することで多くの問題をうやむやにできるとなれば採用しない手はないでしょう。


■メリットとポイント

この《お願い》を首から提げることで受けられるメリットは…

・「ふれられたくない」という意思を会話を始める前に相手に伝えることができる。
・「私生活でいろいろあり」と書くことでデリケートな問題っぽいことをさりげなく伝え、相手のメンタルに訴えかけることができる。
・印刷の文字ではなく手書き(筆ペンなら尚良い)で書くことで、ふざけているわけではなく真剣な問題であることを伝える。




今回は髪色を大幅に変えているため、そのことで目上の方からの怒りを買わないように念には念をおし、服装にも注意してみました。

いつもは普段着で出勤していますが今回の出社時の服装はスーツにします。


スーツで行く利点としては…

・「真面目」な雰囲気が出せる。
・どうしようもない理由で髪色は変わってしまったが「誠意」だけはある風に見せることができる。


実は靴をスニーカーにしたのもポイントです。

最近、スポーツ庁が「スニーカー通勤」を推奨しだしたということがニュースになっていました。

そこであえてスニーカーを履くことで、そういうニュースを知っていて、「社会の動き」にも敏感であり空気が読めない人ではない。というアピールをすることができます。


■謎の緊張感に包まれながら…出勤






参考までにオフィスの様子です。正面から見るとそんなに目立たないのですが。

後ろから見ると…






中央あたりの梅干のような丸いものが私の後頭部です。

青色で囲ってあるのが他の社員の方々なので、私の髪色が社内では異質であることが写真から伝わると思います。

ですが、《お願い》を首からかけているおかげで出勤後、髪型についてふれられることはありませんでした。


さらに、今回助かったのが…





赤いリュック

隣の席の方のリュックが偶然、赤色だったことでカモフラージュにもなりました。

不幸中の幸いとはこのことですね。




■しかし、事態は一変…

髪型についての会話がなされることなく時間がすぎていき、「我ながら名案だった。」と自分に感心していたその瞬間。

一人の男性社員がおもむろに…




「へぇ~、すごいね。俺も昔は突然金髪にしたりして会社の人を驚かせたりしたよ。」

などどいいながら髪を触るという事件が発生!

あまりに突然のことだったため何も回避する術がありませんでした。



それをきっかけに…



溜まったダムがまるで決壊したかのように、次々と「触りたい」という謎の願望を伝えてくる社内の人々。

純真無垢な瞳で「髪を触りたい」と言われ、それを断る大きな理由もない私は人々の願望を受け入れるしかありませんでした。

もうこれはある意味新しいハラスメントとも言えるのではないでしょうか。

純真無垢なハラスメント「無垢ハラ」


というか《お願い》には「ふれないで」と書いていました。

「ふれないで」という言葉は「言及しないで」という意味にも「触らないで」という意味にもとれます。

にも関わらず、言及もしながら触ってくるという荒技。

純真無垢な人々を前に私の計画は失敗に終わってしまいました。



■その後、感動の出来事が…

計画の破綻後《お願い》をぶら下げるのをやめると、「いい髪色ですね。」といってくださる方や、私が「変に目立ってしまうんでちょっとはずかしいんですけどね」と謙遜すると

「それぐらいの人がいても全然いいと思いますよ。」

という言葉をかけてくれる方も…


その言葉、人の優しさに感動し、


私……ひとりで考えすぎてただけなんだ…

私のバカ、バカ、バカ!


なんて、すばらしい職場なんだろう。

私……なんて恵まれた場所にいるんだろう。

うっ…

ううううっ…

泣ける。



という感極まる場面もありました。



■結果


・新種のハラスメント「無垢ハラ」が誕生。新たな社会問題になりえる可能性。

・人の優しさを再確認。泣けた。

・髪型を変えたことに対しての言及の抑制は不可能。潔く受け止めるべし。




(まつきょん)