音声ガイド無料!全作品写真撮影OK!!「ヨコトリ」へ行こう!!!

2017/8/15 11:00 Tak(タケ) Tak(タケ)

横浜を舞台に3年に一度開かれる国際展覧会「横浜トリエンナーレ」。2001年から回を重ねること今年で6度目となる「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」が、11月5日までみなとみらい地区で開催されています。


http://www.yokohamatriennale.jp/2017/

ゴッホやラッセンの作品は好きでも、現代アートは観ても何が何だかさっぱり分からなくてとにかく難しそうというイメージをお持ちではないでしょうか。

ましてや国際的な展覧会となると、名前すら全く知らないアーティストたちばかりで、何をどう鑑賞し楽しんだらよいのか確かに戸惑ってしまいますよね。



でも、そんな心配はヨコトリに関しては無用です。「ヨコハマトリエンナーレ2017」を普段現代アートに接する機会の少ない人にも手軽に楽しめる、音声ガイドアプリを無料で提供しているのです。

これがかなりの優れモノで、アートファンだけでなく初心者や外国人の方々にも作品を楽しんでもらえるような様々な工夫がされています。



「ヨコハマトリエンナーレ2017音声ガイドアプリ」は、展示ガイドを日英二か国語対応している他、ビーコンによる情報のプッシュ配信機能も備えています(簡単な操作で目の前の作品についての情報画面へと誘導してくれます。初めはちょっとだけコツが要るかもしれませんが、慣れてしまえば楽勝です!

初めて使う方もすぐに操作出来るよう、シンプルな機能および画面構成なのも嬉しい点です。他にも「ヨコハマトリエンナーレ2017」会場施設マップと、近隣エリアで開催されるアートイベント会場案内もコンテンツとして盛り込まれています。



これで無料なのですから利用しない手はありませんよね。そうそうイヤホンが必要ですのでそれだけはお忘れなく。

またメイン会場である横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫、横浜市開港記念会館の全3か所の会場では「Free Wi-Fi」も使えるという至れり尽くせりぶりです。

アプリやFree Wi-Fiについての詳細はこちらで。
http://www.yokohamatriennale.jp/2017/app/index.html



それともうひとつ今回のヨコトリで特筆すべき点は全ての会場で全ての作品が写真撮影可能ということです。ここ1,2年で日本でも撮影可能な展覧会増えてきましたが、いよいよヨコトリでもそれが実現しました。

アート作品の写真ばかり撮ってて作品を観てないとの意見もあるかもしれませんが、撮影可能ということで作品を身近に感じられることは間違いないことです。

よくアートは高尚と捉えられがちなのでそのハードルを下げたいとの声を耳にしますが、まず一番最初に出来ることが撮影OKだと思います。



イタリア出身で現在アラスカを拠点して活動しているパオラ・ピヴィのカラフルな熊たちと一緒に写真撮りたいですよね~(一見可愛らしくインスタ映えする作品の奥に、深淵なテーマが隠されている作品です。)

折角アート作品の写真が撮れるので、ここでちょっと簡単な撮影のアドバイスを。ポイントは「近くと遠く」です。いくつかの作品で実践してみますね。


「近く」で観たジョコ・アヴィアントの作品


「遠く」で観たジョコ・アヴィアントの作品


「近く」で観た川久保ジョイの作品


「遠く」で観た川久保ジョイの作品


「近く」で観たケイティ・パターソンの作品


「遠く」で観たケイティ・パターソンの作品

如何ですか、ジョコ・アヴィアントの作品は、竹を束ねただけに見えて実は日本のしめ縄に発想を得た巨大な作品であること(_| ̄|○←この絵文字に似てますよねww)や、川久保ジョイの地図。そしてケイティ・パターソンの170個の化石から出来ているネックレスなどなど、普通に観るよりも随分と違った感じを得られるのではないでしょうか。

ヨコトリの会場には他にも刺激的な作品やぐっと考えさえられ思わず見入ってしまう作品など、実に多彩なものが揃っています。基本的に小さな展示室に一人の作家という個展のような構成で展示されているのも見やすくすっきりとした印象を与えます。

日本各地で芸術祭が開催されていますが、その先駆けとなった国際展覧会「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」。無料音声ガイドアプリをDLして、iPhone片手に思い思いに楽しんで来て下さい!


「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」

会期:2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで ※第2・4木曜日休場
会場:横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館 地下
http://www.yokohamatriennale.jp/2017/