銭湯の「俯瞰図」(ふかんず)を描き続ける謎の女性「ひつじ」さんに会ってきた!

2017/6/26 11:30 吉村智樹 吉村智樹


▲ほのぼのキャラクター「らくがきひつじ」が案内する京都の銭湯イラストルポ。色鉛筆のやさしいタッチの向こう側に、そうやすやすとは描けない「俯瞰図」の技法が採り入れられている



こんにちは。
関西ローカル番組を手がける放送作家の吉村智樹です。
こちらでは毎週、僕が住む京都から耳寄りな情報をお伝えしており、今回が40回目のお届けとなります。






■銭湯の屋根をはずして描いた本??


さて更新日の今日6月26日(月)は「風呂(26)の日」
蒸し暑い日々、お風呂でさっぱりしたいものです。
というわけで今回はお風呂の本を書いた、とある女性を紹介します。


ある日、書店の京都関連書コーナーにあった一冊の本が、ふと目に留まりました。
それが大武千明(おおたけちあき)さんという女性がお描きになった『ひつじの京都銭湯図鑑』(創元社)。



▲大武千明著『ひつじの京都銭湯図鑑』(創元社)


「ひつじ」という、ふんわりほんわかしたナビゲートキャラクター。
フリーハンドで素朴な愛らしいタッチのイラスト。


この時点で僕は、数多ある「京都ゆるふわイラストエッセイ本」の一冊だと勝手に思い込んでいました。
そういったコミックエッセイを否定しているわけでは毛頭ありませんが、ページを開いて新しい発見が得られるという期待がほぼなかったのは事実です。


そうして何の気なしにページをめくり……(ごくり)。

「な、なんだこの本は!」

熱湯と冷水を左右から浴びたようなショックをおぼえ、息をのみ、手が震えて思わず本を手から落としてしまいました。


「こ、この本、ガチンコの俯瞰図(ふかんず)じゃないか!



▲巨人が銭湯の屋根をはずして覗き見たような、遠近法を用いたイラスト



▲お湯の揺らぎまでしっかり描かれている


「俯瞰図」(ふかんず)とは、遠近法を用いて上空から見おろしたように描く図法の一種。
飛ぶ鳥の目から見たようにも思えることから「鳥瞰図」(ちょうかんず)と呼ばれることもあります。


もちろん一朝一夕で描ける図法ではありません
外観、間取り、配置、湯船の形状、気泡風呂、電気風呂……この『ひつじの京都銭湯図鑑』では、これら銭湯設備がストロングスタイルな俯瞰図で描かれていたのです。それは表紙のはんなりムードからは想像ができませんでした。


「俯瞰図」と文章によるルポと言えば、先人のひとりに「河童が覗いたヨーロッパ」「河童が覗いたインド」などの名著で知られるグラフィックデザイナーの妹尾河童(せのおかっぱ)さんがいます。フジテレビの名番組『夜のヒットスタジオ』の美術を永年手掛けていた妹尾河童さんの著書の数々は、俯瞰図という表現を一般に普及させた偉大な功績があるのです。


そんな「かっぱ」さんのポストと言える存在が、予期せぬタイミングで、いきなり目の前に「ひつじ」さんとなって現れるなんて……(あとで著者の大武さんにその話をしたら『おそれ多い』とおっしゃっていましたが)。


あたたかいタッチの向こうに見えるハイスペック。
「この人、ただものではないぞ」。
いったいどんな方なのだろう。関心をいだいた僕は、さっそくお会いしてみました。


*今日のインタビューは大武千明さんのはからいで「浴室にインコがおよそ60羽もいる」という、京都のみならず日本屈指のヴィジュアル系銭湯「松葉湯」(まつばゆ)さんのロビーをお借りして行います。



▲三角屋根の時計台が目印。メルヘンな雰囲気の「松葉湯」



▲「ひつじ」こと著者の大武千明さん。ふだんは行政のお仕事をしている一般の方で、プロのイラストレーターではありません。そこがまた驚き


■撮影は無理! だからイラストで女湯を描き始めた


「ひつじ」こと著者の大武千明さん(31歳)は京都市在住。いま行政のお仕事をされています。
てっきりお会いするまでプロのイラストレーターだとばかり思っていたから、一般の方だと知り、それもまた驚き。「ひつじ」というペンネームの由来は?


大武
「単純に羊が好きで、学生の頃から羊のキャラクターを描いていました。それに羊だと、身体を泡で洗っているような感じに見えるし(笑)」



▲学生時代から分身のように描いていた「ひつじ」


そんな大武さんの出身地は愛知県の豊橋市。以前 から古民家や町家などレトロな建物が好きで、そういった街並みで生活してみたいと思い、2013年に京都へ拠点を移されました。町家を改装したゲストハウスで住み込みのお手伝いさんをしながら、町家 ならではの暮らしぶりを肌で感じたのだそう。京都の銭湯をイラストで描き残そうと考えたのも、そういった暮らしの流れを汲むおこないだったようです。


大武
「銭湯のイラストを描き始めたのは京都に来てからです。京都は歩いていける距離に銭湯がたくさんあって、さらに『それぞれに個性があるな。同じ京都のなかでも銭湯によって違いがあるのが面白いな』と思ったのがきっかけです。レトロな銭湯もあれば、改装して新しくなったり、ちょっと変わり種のような銭湯もある。経営者様の努力がいろんな形で表れていて、どのスタイルも私は好きです。どこも入浴していて本当に楽しい」


2013年に京都におみえになって以来、訪れた銭湯はおよそ50軒。路上観察にはさまざまな記録法がありますが、大武さんが選んだ表現手段は「イラスト」。色鉛筆をやわらかくはしらせ、レトロからニューウエーブまで、幅広く銭湯の様子を描き残してゆきます。


大武
「はじめからイラストでした。銭湯の営業時間中に写真は撮れないです。まわりも、そして自分自身も裸ですしね。なので『スケッチなら記録できるな』と思い、絵を描き始めました。なぜ色鉛筆なのか? これはもう、昔から色鉛筆のタッチが好きだったからですね」



▲写真撮影ができないため、脱衣場で描き始めたスケッチ。この頃、男湯の描写はまだない


とはいえ、イラストだから撮影よりラクちん、というわけではまったくなかったようです。


大武
「実はスケッチですらけっこうたいへんだったのです。脱衣所で絵を描いていたら『なにをあやしいことをしてるんだ?』と注意されました。なので脱衣所では簡単なメモをとり、そのメモや記憶をもとに家に帰ってからちゃんと描くようになりました」


■当たり前のように「俯瞰図」を選んでいた


こうして、スケッチをし、イラストに描き起こすという作業をはじめるようになってから、大武さんの一種独特な世界が湯船から湧き溢れ出ます。


それが「俯瞰図」


いったいなぜ「俯瞰図で記録しよう」と思ったのか。いやそれ以前になぜ俯瞰図が描けるのですか? 誰もが簡単に描けるものではないですよね。


大武
「俯瞰図を描き始めた理由は、私が建築士の資格を持っていたのが大きいと思います。豊橋の大学で建築を学び、その後、名古屋の住宅メーカーで設計業務をしていました。仕事がら、建物の平面図や立面図はよく描いていたんです。だから自然と物件を上からながめる見方をするようになっていて、銭湯を記録して表現する手法として当たり前のように俯瞰図を選びました。正直、人が驚くのを見て初めて『あ、珍しいんだ』『確かにそうだよね。自分が設計したわけでもない銭湯の俯瞰図ばかりを描く人って、あんまりいないかも』とあとで気がついたくらい。それくらい自分のなかでは俯瞰図の選択は自然だったんです」


そうだったのか。かけてもつれた謎が解けました。訊けば大武さんは豊橋技術科学大学大学院の建設工学専攻を修了された一級建築士。おおらかでやさしいタッチの向こうには、大学院や職場で学んだハイテクニックが裏打ちされていたのですね。



▲冷たい「ひやしあめ」でほっこりする大武さん。建築の勉強をしてきたゆえに、自然と建物を俯瞰でとらえるくせがついたのだという


■SNSで広がった「銭湯俯瞰図」のウワサ


そうして大武さんは、銭湯の俯瞰図をSNSにアップし始めます。これが噂となって、じんわり広がってゆくのです。


大武
「銭湯のイラストを描き始めた頃はFacebookの個人アカウントにアップしていました。それを見た友達が『面白いね』と言ってくれて、励みになりました。とはいえはじめはそこまで本気で描いていたわけではなく、続けるという意識もあまりなく、もう終わるつもりで『飽きたから、やめようかな』とつぶやいたんです。すると『やめないで!』というコメントがたくさんついて。『え、そんなに楽しみにしてくれていたの?』って私の方が驚いちゃって。ならば続けようと心に決め、イラストの点数がさらに増えてゆきました。そうして数がたまってゆき、専用のFacebookページを起ち上げ、自費出版のミニコミへとつながっていったのです」



▲「俯瞰図で銭湯を描く女性がいる」という噂はしだいに広まっていった。これは「明治湯」が閉店するおりに依頼されたポストカード。2枚合わせると一軒の銭湯の俯瞰図ができあがる



▲ミニコミ「ひつじがのぞいた銭湯」1、2。これが決定打となり、大武さんの名は銭湯ファンのあいだで一躍知られることとなった


書店に並ぶ京都関連書のなかでもとりわけ異彩を放つ大武さんの本は、はじめは蛇口からしたたる一滴の水のごとく、小さな波紋だったのですね。それが続けるうちにひたひたになり、次第にお湯のようにホットになっていったようです。


ここで、俯瞰図に続き、もうひとつの疑問が。それが「男湯」。大武さんの著書『ひつじの京都銭湯図鑑』には、男湯がしっかりと、すっぽんぽんな状態で描写されています。これはどうされているのですか? ま、まさか、男装して潜入?


大武
「はじめは女湯だけを描いていました。ただ、だんだん『男湯はどうなってるんだろう?』という興味が沸いてきて、ご店主さんにお願いし、営業時間が始まる前に、男湯も見せていただくようになったのです。書籍にまとめる際には改めて一軒ずつ取材をしなおし、お話をうかがいながら、できるかぎり正確になるよう努めました」


おお、「見たい」「知りたい」というネイキッドな好奇心から、大武さんはちゃんと取材を経て描くというスタイルに変化していったのですね。こういったストリートの文化を掘り下げてゆくとき、“当事者を取材する”“手続きを踏んで現場を見る”というのは、王道にして、めんどうでも避けて通ってはいけないところだと僕も思います。



▲「ご店主さんにお願いして営業時間前に男湯を見学させてもらう」。こういった正面からの取材の姿勢をとるようになってから俯瞰図の完成度はさらにたかまった


そんな大武さんから見て、女湯と男湯の違いはあるのでしょうか?


大武
「まちまちなので一概には言えませんが、取材を進めるなかで、京都は女湯のほうが広い傾向にあるように感じました。理由は、お子さん連れで来られる方が多いため、女湯のほうが広いのだと聞きました」


ほお、ちゃんと理にかなっているんですね。そう聞くと、男の僕は、反対に女湯のほうを見学してみたくなります(もちろん営業時間外に)。



▲大武さんのイラストルポを読むと、確かに京都は女湯を広くとる(あるいは広く改装する)銭湯が多い様子。全国的な傾向なのだろうか


■ひつじさんオススメ「レトロ銭湯」


では、大武さんがすすめる「いまから行ける京都の銭湯」を教えてください。


大武
「訪れた銭湯はどちらもとても素敵なのですが、レトロ系なら『錦湯』(にしきゆ)さんです。建物は風格のある町家風 な外観。扉を開けると、すのこやむしろなど、ふるきよき銭湯の雰囲気が残されています。ここはご主人がおひとりで営まれていて、古いものを残すためにかなりご尽力 をされているんです。柳を編んだ柳行李の脱衣かごなど、いまは修理できる職人さんが京都にいらっしゃらないため、とても大事に使われています」



▲豪壮な木造建築の「錦湯」



▲法隆寺や平安神宮を思わせる立派な入母屋造(いりもやづくり)



▲ふるきよき木造の味わいが俯瞰図からも伝わってくる



▲柳行李のかごが入るサイズに特注されている脱衣箱。ちなみにかごを直接脱衣箱に入れるのは京都でよく見られる(半面、他都市ではあまり見ない)光景。2階へ続く階段と一体化しており、「銭湯建築」と呼ぶべき考え抜かれたデザインであることが改めてわかる



▲扉を開けると土間にいきなり番台があるのがユニーク



▲常連さんが名前を残した柳行李の脱衣かご。しっかりとした文字は提灯職人が書いたもの


錦湯は僕も行ったことがあります。錦市場の近所というロケーションも京情緒にひたれますし、脱衣かごなど調度品は文化財として保護したいほどの逸品ですね。



▲応急処置をしながら長く使い続ける脱衣かご。京都には残念ながら編める職人がもういない。そしていま新品をつくろうと思うと、ひとつ5万円以上かかるのだそう


大武
古いものの方が頑丈なのだそうです。むかしの職人さんの技術のすごさ、それを見ることができる貴重な場所ですね」


こういう時代がかった外観の銭湯って入るのは、ちょっと勇気が要りますよね。「大武さんの本のおかげで内装が事前に分かったから来れた」という人もいるのではないですか?


大武
「そうなんです。嬉しいことに私の本を読んで来たというお客さんがたくさんいらっしゃったようです。私自身もそういった女性のお客さんに遭遇しました。脱衣場で私の本を読んでいた人がいて、私がメガネをかけた瞬間に『ひつじさんですか?』と声をかけてくださったんです。メガネで私だってわかったみたい


この本を読んでいると、とにかく「行きたくなる」んですよね。俯瞰図だと自分が入浴している光景を想像しやすいですし。大武さんの取材活動が果たしている役目って、きっと大きいのだと思います。


■ひつじさんオススメ「ニューウエーブ銭湯」


では続きまして、どのような銭湯を。


大武
「レトロ系から、がらりと変わって、近代的な『平安湯』(へいあんゆ)さん。同志社大学の近くなのでお客さんは若い方が多いです。阪神大震災ののちに建て替えられ、スーパー銭湯かと見まがうほど浴槽の種類があり、楽しいです。よくイベントをされていて、和気あいあいとした雰囲気があるのも好感が持てます」



▲「足つぼ健康風呂」などスーパー銭湯にもおとらない設備を誇る「平安湯」。中央にサウナがあるのが特徴


レトロ系もいいですが、浴槽の種類が多い最近のアミューズ系も楽しいですよね。お気に入りの設備はありますか?


大武
「足つぼを刺激する『足つぼ健康風呂』が気に入っています。浴槽の底に石が敷かれていて、踏みながら入浴します。これがキモチいいんですよ」


■ひつじさんオススメ「変わり種銭湯」


では最後に、もう一軒。


大武
「今日のインタビュー場所を提供してくださった『松葉湯』(まつばゆ)さん。入ると、まずインコが『おはよう』と声をかけてきて、いきなりインパクトがあります。そして浴室にはインコが60羽ほどいて、びっくりします。二代目のご主人が『面白いと思ったらやってしまおう』という方で、快活なご主人の人柄が伝わってきます」



▲サービス精神にあふれた、さまざまな浴槽、サウナ、充実の露天風呂。アミューズメントへの欲求を完璧に満たしてくれる



▲なにより驚くのは浴室で飼われているインコをはじめとした動物たち。京都というより日本でも屈指の珍スポット銭湯だ



▲ご主人のヨーロピアンな美意識に彩られている



▲三代目のご主人・松井宗六(そうろく)さん。奥にいるのはボウシインコのオーちゃん



▲暖簾をくぐるとオーちゃんが「おはよー」と声をかけてくれる



▲女湯と男湯のあいだにプランターを並べ、植物を育てている。そして、奥のガラス張りの個室にいるのは……



▲インコ! インコを見ながら入浴ができる






▲三代にも渡る歴史のある銭湯なので古い調度品も遺っている。ロビーはレトロミュージアムさながら


松葉湯さんは女湯と男湯の構造が大きく異なるのも面白いですね。


大武
「男湯の水風呂が露天にあるんです。水風呂は子供たちがプール代わりにしてはしゃいじゃうので外に造ったのだそうです」


そもそもインコが増えたのもお子さんからのリクエストがきっかけだったそうで、ファミリーで楽しめる開放感がたまりませんね。


さて、取材を進めてこられ、京都の銭湯の現状をどのようにお感じになっていますか?


大武
「京都は近年、銭湯が減少し続けています。京都市内で現存しているのは100軒あるかないか。本の序文にも書いたのですが、取材を終えてから廃業された銭湯もあり、本当に悲しかった。ただ反面ここ2年は減少がストップしてもいるのです。海外からの観光客が京都の銭湯に注目し始め、入浴客が増えているからかもしれません 」


大武さんのイラストルポは海外からの観光客にとって絶対に役に立つと思うし、ひいては京都の銭湯の減少を食い止める一助になっているのでは。


大武
「そうなったらうれしいですね。合わせて、日本の銭湯ならではのマナーも伝えていきたいです 」


では、京都に限らず「銭湯の魅力」はどこにあると思いますか?


大武
「お風呂に入ることが楽しい! と思えるところです。実は私、冬場にお風呂に入るのが苦手だったのです。服を脱ぐ瞬間からもう寒いし、それを想像すると入りたくなくなって、ぐずぐず時間ばかり経ってしまう。銭湯はジェットバスほかいろんなお風呂があって、『入りたい!』と思っちゃう。お風呂が好きになれる場所ですよね」


大武さんの銭湯への愛情がシャワーのように降り注ぐ『ひつじの京都銭湯図鑑』。
入ったことがない銭湯は躊躇してしまいがちですが、これならもう大丈夫。安心して暖簾をくぐれます。


「上から目線」という言葉はいい意味で使われることはありませんが、この本の上から目線ならキモチいいですよ。



▲「自分のお気に入りの銭湯ができてから毎日がさらに楽しくなりました」と大武さん




■ひつじの京都銭湯図鑑





今日はどの湯に浸かろうか。
たつまきドライヤー、素敵な唐破風、インコと出会える、脱衣カゴは柳行李、迫力のタイル画、人間洗濯機..…。
京都市内にある銭湯から、らくがきひつじのおススメ銭湯ベスト17を厳選して紹介。
男湯も女湯も、屋根をぱかっと開いて上からのぞくとこうなんだ!?
番台、タイル、吐水口やロッカーの鍵などの銭湯アイテムカタログもついた、イラストと文で綴る京都のお風呂屋さんガイドブックです。
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=1603

著者:大武 千明

出版社:創元社

掲載銭湯:芋松温泉/柳湯/錦湯/島原温泉/大黒湯/別府湯/源湯/船岡温泉/鴨川湯/明治湯/宝湯/桜湯(河原町丸太町)/松葉湯/桜湯(上七軒)/平安湯/玉の湯/梅湯

¥1,200+税
ISBN:978-4-422-25079-3





Facebookページ「ひつじがのぞいた銭湯」
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協力:「松葉湯」(京都市上京区 御前東入西東356)


(吉村智樹)
https://twitter.com/tomokiy