春風亭昇々の、読んだら後悔するかも?落語NEW門!
こんにちは。
またまた登場(第二回目)春風亭昇々でえす!
今回もコラム書いちゃうよお!ふふふ!今回は何について書こうかなあ。てへへ。
え?なんでこんな文体なのかって?第一回目が堅苦しすぎて読みにくかったって言われたからだよお。書き慣れてなくてごめんちゃいね!てへっ!昇々ちゃんとトライアンドエラーする子!えらい!
ごめんなさい普通に書きます。
今回はズバリ落語です。
前回もそうだったのですが、やはり自分の得意分野であり、自分の好きなこと書きたい。となるとやっぱり落語。ということで今回は落語を見たことがない人に、昇々による落語のいいところ解説です。
これを読んだら落語見に行きたいっ!ってなるか、幻滅するかどっちかです。
◆落語のいいところ1:笑えるところ
落語は漫才とコントとかコメディとかと同じ。ただ笑わすためにやっている。ほんとそれだけ。だから、意味はない。見るためのルールもない。勉強にもならない。
ほんと勉強にならないと思ってるからたまに小学生とかの前でやるとき、俺、おならの話ばっかりしてます(超ウケます)。
◆落語のいいところ2:美しくてカッコいい
日本人ってシンプルなもの好きでしょ。日本刀、将棋、盆栽、生花、茶の湯とか。能とか狂言とか。今でもスマホ薄くしたりするし。落語もそれと同じです。
昔にできた芸だからシンプル。そして、シンプルなものは美しい(と、何故か日本人は感じる)。
昔にできたから着物でやる。現代って着物っておしゃれの代名詞みたいになってる、だから
結果的におしゃれでカッコよく見える。
つまり何が言いたいのかというと、そうしようとしたわけじゃないのに、
結果的に美しくておしゃれでカッコいい。(やったぜ!)
◆落語のいいところ3:感動できる
何度も言うけど落語は意味はなく、ただ笑わせるためだけにやっている。
でも人を笑わせるというのは、難しい。
なぜなら、人は「不自然だと笑わない」。からです。
声のスピード、質、大きさ、抑揚、リズム、首や手の動き、表情、全てが不自然なく演じなければならないのです。
これに加え、演じている体調や精神状態も影響してくる。楽器とか使えないし。緊張してたり不安だったりすると表面に出てくる。
(寝てるお客さんを見ると超動揺する!)
こんなこと全てを凌駕して人を笑わせるのは超難しい!!
笑わせるために、自然にやらないといけない。自然にやるために“芸”がいる。
“芸”を見ると、人は感動する。
つまり何が言いたいのかというと、そうしようとしたわけじゃなのに、
結果的に人を感動させちゃう。
総じて言うと、笑わそうとしているだけなのに、
結果的に笑えて美しくてかっこよくて感動できるものだということです。(超ラッキー)
ということで、落語のいいところでした。今回はこの辺で!
次回は落語Q&A!お楽しみに!(仮)
[ 画像提供:向源(向源寄席)]
[ 画像提供:向源(向源寄席)]
(春風亭昇々)
・春風亭昇々:
師匠は「笑点」司会の春風亭昇太。2011年4月に二ツ目昇進。
落語ブームを牽引する人気の若手二ツ目ユニット「成金」のメンバー。
2015年、2016年と2年連続でNHK新人落語大賞決勝にも進出し、昨年末には渋谷らくご大賞も受賞。この春からは「ポンキッキーズ」(BSフジ)の新MCに抜擢。「ミライダネ」(テレビ東京)にナレーターとして出演。
いま注目の若手落語家のひとり。Twitter:@shoshoa2011