【とってお喫茶】名古屋の「イノダコーヒ」。不覚、私も見過ごしていた名古屋の超正統派喫茶店(1/2)
こんにちは、レモン糖の日々です。
扉を引いて入ると、「段差がございますからお気を付けください」とマスター。お心遣いがうれしくて、入ってよかったなとまず思う。
店内は、2階から1階を望めるセピア色の空間。京都のイノダコーヒに通ずる正統派、格調高さを感じます。2階からは外の景色が道行く人と車の往来しか見えないため、地元にいることを忘れてしまいます。リラックスと共にちょっとした脳内トリップまでできてしまいました。ビジネス街にある喫茶店ならではの、紳士ばかりの光景も乙。名古屋にもこんなに硬派で非日常感を味わえる喫茶店があったんだ…と、感動してしまいました。
もともと2年ほど営業していたお店をマスターが46年前に引き継ぎ、その際に改装をされたままの内装。いい具合にセピア色に染まっています。ビジネスマンのタバコの煙が染めたのでしょうか。
かつての賑わいは街からなくなってしまっているそうですが、私が訪れた際も窓際に「いつもの席」を持つ紳士や、2階でくつろぐ紳士などなじみのお客さんがいらっしゃいました。