君の【秘密】に気づいて、この恋を運命にすると決めたーー若手実力派俳優・中島裕翔と注目の新星新木優子の共演が織りなす、“うるキュン”ラブストーリー、映画「僕らのごはんは明日で待ってる」の完成披露試写会が11月30日行われた。





無口な主人公・亮太を演じるのが、HeySayJUMP！のメンバー、若手実力派俳優として注目される中島裕翔。ヒロインの小春役をつとめる新木優子は、8代目ゼクシィガールとして注目を浴びる期待の新星。
いま注目の若手俳優二人が演じるストーリーの原作は、瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」（幻冬舎文庫）。

「やばい」、「どうしよう」若い女性たちが色めきたつ中、舞台中ほどから登場した、主演の中島、そして新木、市井昌秀監督が姿をみせると、悲鳴のような歓声と大きな拍手で迎えられた3人。

ネガティブだけど、運命的な恋に落ちて行く亮太。
演じる中島裕翔から挨拶がスタートする。

「実際にもネガティブな中島裕翔です。今日ほんとにこれだけ集まって下さって、本当にありがとうございます。あの、自分がやらせていただいた映画の完成披露試写会、舞台挨拶という、まずこのような機会を迎えられることができて、本当にありがたく感じております。今日はその気持ちをメインにですね、少ない時間ですが、僕自身も楽しんでいきたいなと思っておりますので、みなさんもどうか最後まで楽しんでいってください。ありがとうございます」

やわらかい笑顔で丁寧に、挨拶を終えると新木、市井監督にバトンを渡した。

「去年の１１月末くらいから準備をはじめていたので、ああもうここまできたんだっていうことで本当に嬉しいです。スタッフ、キャスト一丸になって作った映画になってます。みなさんと会話しながら舞台挨拶を楽しんでいただけたらと思います」





撮影は昨年の1月から２月と、真冬にかけて行われた。冷え込みの厳しい時期であり、演技の追求とともに寒さとも戦う過酷な状況で撮影に挑んだという。

キャスティングの決め手を聞かれると市井監督は、
「中島くんは、えと、いまここでこう見るとものすごくキラキラしてるなと思うんですけど、役者中島裕翔でいうと僕は、その辺にいそうな感じを持ちつつ、すごく男前なんですけど、どこか影を感じるっていうのが、こう黄昏れてばっかりいる亮太にすごく被るなって思いまして。新木さんは、小春っていうのはものすごく笑顔が素敵な子でして、新木さんはCM等で笑顔をたくさん拝見させていただいているんですけど、そこがまず決めてなのと、映画の中に出てくるのと、CMではない、小春としての笑顔が素敵に映っているんだなと思っています」

監督のコメントを受けて中島は、
「見透かされてますね（笑）どうにかこう、影の部分を見せないようにして生きてるんですけどね。スケスケですシースルーです」
シースルー発言には会場にいたファンからも笑いが漏れた。

「シースルーネガティブ！」と言ったあとに、「もうちょっとマシなコメントしておけばよかった」と、笑いを交えながら終始和やかなムードでトークがすすんでいく。

『この冬、最強の“うるキュン”ムービー』というだけに、恋愛物語を演じた二人。司会者から恋愛エピソードを聞かれると幼い頃に経験した初恋の思い出話を赤裸々に語った。

「小学校の頃とかの話で、雨の日とかそれこそ小学校から帰るときに相合傘して帰ったりとか」
会場から「えーー」と再び悲鳴に近い声が静かに上がっていく。
それを受けて「いいだろう」と得意げな中島。
「がんばりましたね、ネガティブなのにがんばりましたね 、その頃の僕」と幼き日の淡い恋を振り返った。

ヒロインの新木も幼稚園時代に経験した初恋の話や、同じ人に3回に告白して3回ふられたという、積極的な恋愛を語った。それに負けじと、中島も3人から連続して告白された過去を明かした。



最後は埋もれてしまうほどのたくさん風船が…


中島は、事務所先輩であるNEWSの加藤シゲアキ原作の映画『ピンクとグレー』で映画初主演を飾っている。
Hey!Say!JUMPのメンバーとして、アイドルらしいキラキラとした顔を持ちつつも、俳優としてはまた別の顔を持つ。実力派といわれるだけに、俳優としても着実にステップアップしていく中島の演技にも注目したい。

切ない事実に、うるうるキュンキュンする“うるキュン”は、７年越しの青春ラブストーリーが展開していく。 好きだからこそ言えない秘密があるという。
主題歌はケツメイシのかきおろし『僕らのために…』。映画のコンセプトにぴったりの、ゆるやかなテンポで進行していく音楽が心地よい。MVも必見。

＃ぼくごは　#うるキュンと、SNSをつかったプロモーションも展開中。ハッシュタグをたどれば公開前から楽しめる仕掛けがされている。
映画『僕らのごはんは明日で待ってる』は、2017年1月７日（土）全国ロードショー。

（取材・文／柚月裕実）