美味しいお茶が飲める店めぐり:茶空間(静岡)

2013/12/3 23:50 satomin satomin


こんにちは。satominです。

秋がきたなーと思ったら、もう12月ですね。
あっというまに年末モードに突入して、
お正月がやってくる勢いにちょっと焦っています。
そんな時は1煎ずつ丁寧に淹れたお茶でも飲んでまったりしたいですね。

今回は、美味しいお茶でまったりできる、
本格日本茶専門カフェ「茶空間」さんです。

お茶生産量日本一の静岡県。
静岡駅から車で数分のところに、
江戸時代からのお茶問屋が多く集まるお茶の町「茶町」があります。
茶町通りから程近くに、
本格的なお茶が飲めるお茶カフェ「茶空間」さんが現れます。




お茶は通常、色々な種類の荒茶を合組みといってブレンドしてから、
市場で売られています。

「茶空間」さんでは産地、品種、茶期、製法別に
ブレンドされていないお茶を数多く取り揃えています。
本山や川根、天竜、つゆひかり、藤枝かおりといった
静岡の煎茶はもちろん、
香寿や香駿、かなやみどり、
宮崎県五ヶ瀬町の興梠(こおろぎ)さんの釜炒り茶や、
静岡県の在来種から作られた和紅茶も揃っています。
何を選んだらいいか悩んでしまう、
お茶好きにはたまらないラインナップです!
お茶に詳しくなくても、
自分好みのお茶を探しに訪れるのもいいかもしれません。


悩みに悩んで、数あるお茶の中から、
「希少品種数量限定メニュー」の「望(のぞみ)」を頼みました。
メニューには「さえみどり」とありましたが、
その日は「山の息吹き」でした。

日本茶といえば、その多くが「やぶきた」という品種で作られていますが、
この「山の息吹き」は静岡県茶業試験場で作られた新品種です。
「山の息吹き」は早生品種で、
水色、香気、滋味に優れているといわれています。
東京ではあまり飲めるお茶ではないかもしれません。
お茶処静岡ならではのお茶です。

お茶には生菓子がつきます。
秋らしい、黄味餡のねりきり「薄紅葉」にしてみました。

お盆に急須とお茶碗、湯冷まし、
生菓子が載せられて運ばれてきます。
2煎目以降に使うお湯の入った土瓶も一緒です。




白いお茶碗に、深蒸しの濃い緑のお茶が目にも鮮やかです。
1煎目はお茶だけをゆっくりと味わいます。




2煎目からはセルフで淹れます。
生菓子にお茶の苦さがよくあいます。

4煎目を淹れたところで声をかけるように言われます。
残ったお茶の葉を食べさせてくれるのです。

小皿に盛られて登場したお茶の葉は、
ゆず味噌(?)で和えられていて、
おひたしのようです。




お茶カフェでは、お茶淹れ教室もやっているそうです。
お近くの方は行ってみては。
茶空間の店長さんはとってもよい方で、
コラムに掲載する話をしたら快く承諾していただき、
茶町のマップまでくれました。
静岡に行った際にはまたぜひ訪れたいと思います。







では、よいお茶を~。


◆Shop Data:
茶空間
http://www.chakukan.com/

・住所: 静岡県静岡市葵区若松町81-2
・営業時間: 12:00~18:00
・定休日: 毎週水曜日(水曜が祭日の場合は翌営業日)・第二土曜日
・TEL: 0800-200-1311


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