「カツオのタタキ」と「アジのタタキ」、逆に作ってみた!

2016/5/2 13:22 大住 有 大住 有



初鰹の季節ですね!

さっぱりねっとり美味しいカツオ、そんなカツオですが、カツオといえば刺身よりも「タタキ」の方が皆さんよく食べるのではないでしょうか。

表面をほんのり炙った香ばしさがカツオの生臭さを消して、ほんと美味しいですよね。

でも、私大住「タタキ」といえばもう一つ大好きなタタキがあるのです。

それは「アジのタタキ」

アジのお刺身を青ジソや生姜、ネギなどの薬味と一緒に包丁で粗く叩き込んで作る、魚肉生ハンバーグのような料理です。


ん?


同じ「タタキ」やなのに調理法ぜんぜんちゃうやんけ!!


と、いうわけで今回は、


「カツオのタタキ」と「アジのタタキ」、


調理法を逆にしたらどうなるか確認したいと思います



(ありそうでなかった「タタキ」違い)



▼▼▼調理開始▼▼▼


まずは「カツオの『タタキ』」から



カツオの柵を粗く刻み、



細かく刻んだ薬味をぶっかけ、



薬味と一緒に叩き込んでいきます


包丁で切り込む度に薬味の香りが漂ってきて超いい香り。
これは期待できそう。

なおカツオや薬味があまりに細かくなりすぎると食感が悪くなるので、ある程度の形が残ってるくらいにしておくと良いです。


ちなみに今回薬味は、玉ねぎ、細ネギ、青じそ、生姜、ニンニクを準備。


(玉ねぎスライスは「アジの『タタキ』」用)

ミョウガあればより香り高くなるんでおすすめです。


程々に叩き合わせたら完成


(このくらい粗くてもOK)

普通に薬味たくさんで美味そうだな……。

あとは、お皿に盛り付ければ、



「カツオの『タタキ』」の完成です!!



次は「アジの『タタキ』」の準備。

3枚におろしたアジを


強火で一気に炙る!


表面に火が通ったら氷水で一気に冷やして余熱で火が通り過ぎないようにします。
ちなみにカツオと違って身が薄いので、かなり火加減難しいです(火が通り過ぎたのは普通に焼き魚として食った)。

あとは水気をよく拭いて、薄くそぎ切りにしていきます。



(うまそう)

鯖だとまだ炙りってあるけど、アジってあんま炙り刺しないですね。



あとはお皿に並べて、薬味を散らせば



「アジの『タタキ』」の完成です


妙にオシャレな感じになったけど、これまた美味そう!!


▼▼▼試食▼▼▼



(カラフル)



まずは「カツオの『タタキ』」から



(あ~ん)


(パクリ)

……。

…………。



(笑みがもれる)
めっちゃ美味い


薬味を叩いているせいで、普通に切るよりも切断面が粗く香りがたち、それがカツオの身と一体化しているので本当にカツオの生臭さ一切感じません。
カツオのネットリした歯ごたえと血の風味と、粗く刻んだ薬味のシャキシャキ感と強い香り。
炙ってないせいで、香ばしさこそないものの、逆にカツオなのに爽やかさしか感じない素晴らしい仕上がりとなってます。


「カツオの『タタキ』」大いにアリ!!


で、次は「アジの『タタキ』」を頂きます。



こちらも薬味をたっぷり絡ませ……、



(パクリ)


……。

…………。



(まさかの)
微妙……


なんだろう、


焼き魚の味がする


いや、マズイってわけじゃないんですがなんだろう……。
もうちょっとカルパッチョ風な生の味というかそういうもの求めてたんですが、おもったより「焼いたアジ」の味がします。あと、カツオほど血の風味がないので、焼いた風味+薬味だと、アジ自体の生の部分の味がしないって感じで、なんかアジの刺身を無駄にした感ハンパない。


「カツオのタタキ」だと美味いのになぁ……。

アジは「タタキ(炙り)」の器ではなかったということか。


そんなわけで、本日の結論!!



「カツオの『タタキ』」は美味いけど「アジの『タタキ』」は今ひとつ!!


ちなみに「カツオの『タタキ』」は本当にオススメなので、是非みなさんも作ってみてください。
ゆずポンで食べると美味しいです。



(いまトピ編集部 大住有)