「日本ほめる達人協会」の講師にビールを“ほめて”もらったら凄すぎた
皆さんこんにちは。大住(38歳)です。
二十歳のころからビールを愛して18年。
ひたすらビールを愛し倒し、最終的にビール系カクテルをツマミにビールが飲めるようになったくらいビールを愛して18年(ちなみにレッドアイがオススメです)
そんな、わたくし大住に、
ついにビールの広告依頼が来たぞーー!!
しかも発売前の新商品!
ビール好きにとってこんな幸せなことがあるだろうか。
いや、ない!(反語)
などと、古文で習ったばかりの反語表現をやたら使ってしまう中学生のような舞い上がり方をしてますが、
だって嬉しいんだもん!(ビール好きの本音)
あ、喜びのあまり紹介遅くなりましたが、今回、広告依頼があった商品はこちら、
(ちょっと落ち着いた)
「一番搾り シングルモルト」になります
なんでも、これでもか!ってくらい麦にこだわった限定オーガニックビールなんだそうで、
・有機麦芽100%に有機ホップ使用のオーガニックビール
・麦芽はイギリス産のウエストミンスター種のオーガニック麦芽のみ使用
・わざわざこのために半年ほどかけて工場もオーガニック認証とった
・とりあえず麦!ひたすら麦!麦の味引き出すために超頑張った!
らしいです(熱く語られた)
よーし、それほど気合入った、新商品ならば、
僕も全力でほめて、ほめて、褒め倒してやろうではないか!!
と、思ったのですが、
生まれついての天邪鬼の僕が全力で褒めようとすると、
「オーガニックビールとか意識高い系っぽくて素敵!!」とか「瓶が小ぶりで人殴りやすくて便利そう!」とか「瓶の口の部分が魚肉ソーセージがピッタリはまるサイズで最高!」「オーガニックだから鳩とかにウケそう!」「なんか茶色い!」など、ろくでもない褒め方しかできなかったので(実際に伝えたら担当にものすごい渋い顔された)
なので、今回の「ほめ」は、わたくし大住ではなく、
「ほめ」の達人、
「日本ほめる達人協会」講師の松本さんに
「一番搾り シングルモルト」を、
ほめて、
ほめて、
褒めちぎってもらうことにしました
松本さん、よろしくお願いします!
▼▼▼プロの「ほめ」を刮目して見よ!▼▼▼
大住
「今日はご協力いただきありがとうございます!
簡単なプレスリリースくらいしかお渡しせずに、いきなりこの場で現物わたして褒めてもらうのは無理があると思いますが、なにとぞよろしくお願いします!」
松本
「いや、
もう(一目見ただけで)ほめどころ満載だと思うんですけども。
(マジで?)
まず一番最初に容量305ml。これがスゴいなと思いました。
この5mlに何かメッセージが込められているなと。
300mlだとでない。305mlでないと表現できない、製造された方の「想い」。
オーガニックビールですよ?限定商品とはいえ量産(大手メーカー)でオーガニックってどれだけあるんですかね?いわゆる地ビールではあると思うんですけど。
それを考えると今回の商品には、ものすごいメッセージとか勝負、挑戦が入っているでしょう。
そこがおそらく最後の5mlに入ってる。
最後の最後の5ml、そこにきっと旨味が詰まってるんだと思います」
大住
「容量の端数見つけただけでそこまで褒めますか。
僕なんか『ビンが茶色い!スゴい!』とかそんな褒め方でしたよ」
(嘘は言ってない)
松本
「いやいや、それも思います!だってとっても素敵なボトルじゃないですか。
例えばプルトップの『麦の穂』。収穫する直前の麦畑をイメージさせるようなこの『麦の穂』です。
これがあるおかげで、おそらくこれを開けるとそういう香りがしてくるんじゃないかと思える。(ビンの中に)麦畑を感じます。
いや、でも、やっぱりそれだけでなく、このビン自体にも凄く『麦』を感じていて、多分これは勝手な想像なんですけど、麦の収穫の時に手で収穫するとしたら、麦の穂を握れるのは丁度このビン(通常のものより小ぶりの特注ビン)くらいのサイズかなと。
実際にビンを持ってみると直感で、
『あ、これ麦だ!』と感じました。
(マジで!?)
しかもこの形が、醸造所でタンクから滴り落ちるビールのしずくのような。麦汁というか、そういった形に見える。
輝く麦汁が滴り落ちる形です。
黄金色に輝く麦汁が。
※編集部注:画像だとわかりづらいですが、ラベルの麦穂やキリンマークなど要所要所に特色の金色(金箔みたいなの)がデザインされているので、そこにもかかった表現です。
あと使用されている麦。イギリス産ウエストミンスター種のオーガニック麦芽ですよね。そのせいかイギリスっていうキーワードを物凄く感じます。イギリスと日本のコラボというか合作というか。日本もイギリスも自分の意見を「ガン!」とは出さない国民性、ジェントルな国民性がある。
ホップの苦味とか爽やかさを強調してこない。
ホップアピール型の今までのビールと違う。
ホップを脇役に、麦を香り立たせるジェントルなビール。
イギリスの香りただようビールですね」
■■■ひとこと言わせて■■■
えー、ここで念のため言っておきますが、
まだ飲んでません。
よくビンだけでそこまで褒めるところ見つけて来るなオイ。
▼▼▼ここからは飲んで「ほめる」!▼▼▼
大住
「それじゃあ見てるだけで褒め倒すのはここまでにして、とりあえず試飲してみましょう!」
松本
「え?本当に開けちゃっていいんですか?」
大住
「まだまだビンと情報だけで褒め続けるつもりだったのか!
いや、もう十分です!飲んじゃいましょう!」
(ゴクリ)
大住
「……甘い!うまい!」
松本
「ほおおおお!!
これは超えてますね、何かを。
(え?何を?)
全然違いますね、いわゆる僕らが日本のビールとして飲んできたものと。
優しい。本当に優しい。尖ってない。柔らかいというか…。いわゆるグビグビ飲むビールとまた違う。穏やかに静かに楽しめるビール。
おいしいですね。これは夢中になるかもしれませんね。
しかもその…、オーガニックって『こういうこと』なんですね。
『私はオーガニックです!』と主張することはなく、素材の優しさとか柔らかさとか、そういうのが伝わってきます」
大住
「オーガニックにこだわるため、わざわざ工場までオーガニックの生産認証取ったとか。それなのに数量限定で売り切れたら終了ゴメンらしいです」
松本
「数量限定……、あっ!
だからその分詰まってる愛情っていうのもあるんですね!
人間やり切るとか走り切るとか気持ちいいじゃないですか。
おそらく、スゴいチームが、スゴい挑戦をして、スゴい力を出してつくられてるんでしょうね。だから、こうやってちょっとずつ味わって飲む(濃い)感じになってしまうんじゃないですかね。
そして、やっぱり最後の5mlですよ。最後の5mlが余韻を残す。
5ml、5ccってちょうど小サジ1杯分。ちょうどスプーン1杯分の最後の一口、多分これを手にした人たちへのご褒美のようなものです。
『よく君選んだね。君はわかってるんだね』っていうご褒美ですよ。
素晴らしいですね。コレ(5mlのご褒美)。
……あと“香り”ますね。
(くんかくんか)
やっぱりこのビンも、口が広めで、口に近づけた時に香りが来やすいというか。だから、このままでも香りを楽しみながら飲めます。ちょうどウイスキーのテイスティンググラスみたいに先細で香りを閉じ込めているというか。
あと、ビンといえば、ビンにこだわりの凹みがある。
(上部と下部に凹み)
ほんのすこしの凹み達が、
まるで握った時に麦の束のように。
手に伝わってくる。
北の大地を。
イングランドの遠き地を思い起こしながら。
麦の穂を渡っていく風を感じながら。
はい……、
そんな色んなことを考えて飲めるビールじゃないですかね」
(ドヤァ)
▲▲▲「ほめ」ここまで▲▲▲
松本さんありがとうございました!!
もう、お腹いっぱいです!
(あまりの「ほめ」っぷりに笑いが止まらない大住)
まさかここまで褒め続けられるとは!
「ほめる」達人っていうからてっきり人をほめるのが得意で、モノを褒め倒すのは正直厳しいかと思っていましたが……。
松本
「ほめ達(日本ほめる達人協会)では、人、モノ、出来事の“価値”を『見つけて伝える』。それを『ほめる』って言ってるんですね。
人って絶望的に違うじゃないですか。
そういうのを知っておいて、違いに“価値”を見つけていく。『ここがいいよね』って言う。
だから私は “価値”をただ見つけて伝えているだけです。
たとえ対象が『モノ』でも……、例えばセールスをする側の人間が、お客様にとって価値があるっていうことをいかに発見し、上手に伝えるかということが『ほめ』なので、『モノ』だからといって褒められないわけではありません。」
いや、マジ勉強になりました!
ありがとうございました!!
(心からの握手)
と、いうわけで、今回、ほめ達講師の松本さんに、褒め倒してもらいましたが、
無理に褒め倒さなくてもビール好きなら一口飲めば明らかに違いがわかる、
そんな限定生産オーガニックビール、
「一番搾り シングルモルト」は、4月12日(火)発売です。
(宣伝させろ)
数量限定、売り切れ終了らしいので、気になった人は近くのコンビニにダッシュ!!
(ちなみに発売前に「一番搾り シングルモルト」があたる、1日限定のキャンペーンでは13,000人超の応募があるほど人気だったらしいです)
■「一番搾り シングルモルト」
公式HP
http://www.kirin.co.jp/products/beer/
ichiban/products/singlemalt/
(いまトピ編集部 大住有)