【閲覧注意】生物界のプロのそっくりさんまとめ
年末が近づくと各地でさまざまなディナーショーが催されますが、ものまね芸のプロも書き入れ時で大忙しの時期。
ところで、生物界にも生まれながらにして「ものまねのプロ」がいるのをご存じでしょうか。
一見しただけでは、本家と見分けがつかないほどの「擬態」っぷりを見せてくれる彼ら。
そこで今回は、自然界のものまねチャンピオンを集めてみました。
■ 憑依型? ボディに他の生物をプリントした生き物
《Goniurellia tridens》
Lots of people tweeting this picture of Goniurellia tridens. A fruit fly w pics of ants/spiders on its wings. Amazing pic.twitter.com/g8TGFmE8VL
— Rufus Westwood (@BiggusDiggus) November 14, 2013
透けた羽の中に二匹の蟻を従えたハエ。1匹でも3匹分の存在感。
《スパイダーモス》
『スパイダーモス』羽の模様がクモそっくりな新種のガ 捕食者から身を守るための羽だそうな pic.twitter.com/yoMEHtvSRF
— No.96 (@halloween_96) June 21, 2013
仮装大賞よろしく羽に脚を広げた蜘蛛を描いた蛾。ご覧ください。脚はちゃんと8本あります。
《背中に猫がいる猫》
日本一只猫的背部居然?有一只猫,因此被叫做“?人布”(うそっぷ)。2013年4月8日,?只猫正好?8?。 pic.twitter.com/Z5KU3h3sXQ
— 金融界人?子 (@renfanzi) 2013, 4月 9
「擬態生物」ではないですが、番外編。猫の背中にもう一匹の猫が。
■ 背景に溶け込んだ、かくれんぼのプロ
《カエルアンコウ》
カエルアンコウ。砂地の苔に擬態してる。レアキャラ。実はこいつを見付けてたのは僕だけだったことがあとから発覚する。 http://t.co/q1lOy7w8
— Naoki NAKATSUGAWA (@nakatsugawa) 2013, 2月 17
苔まで完全に再現!
《ヨタカ》
European Nightjar ?Caprimulgus europaeus?… #WildLife #birds #Photography #Nikon #Kuwait ???? pic.twitter.com/p0rpamYVNo
— 忍者少年? (@Igano_Kabamaro) 2013, 9月 2
枝になりきっています。
《タツノオトシゴ》
Magnificent mimic & camouflage of sea horse http://t.co/apSkkddTj3
— Anna Conda (@an_conda) 2013, 3月 14
タツノオトシゴの子供はサンゴにそっくりですね。
《リーフィーシードラゴン》
Photo: ronbeckdesigns: Worldlyanimals: Leafy Sea Dragon(NaSseR.Q8) http://t.co/3UEAkEEp1t
— Camila Urban (@Camiurban) 2013, 11月 19
ひらひらのドレスをまとったリーフィーシードラゴンは、波間を漂う海草そのもの。
《タコ》
瞬時に変身、どこにいるかまるでわからない状態に。色も形も岩になりきっています。
■ チャンピオンは誰? 鳥の糞なりきりコンテスト
《トリノフンダマシ》
エイリアンのような…蜘蛛 トリノフンダマシ http://t.co/DvL8aNhB2B pic.twitter.com/WjR3egyzRy
— gromit (@ramen_gromit) August 31, 2013
きゅっと脚を折りたたむと、全身のフォルムはもう糞そのもの。
《オジロアシナガゾウムシ》
カキの葉の上に、鳥のフンが落ちているのかと思ったら、ゾウムシでした。オジロアシナガゾウムシ。じっとしたまま、動きません。フンになりきっています。 pic.twitter.com/YZRIZvRZTA
— いわむらかずお絵本の丘美術館 (@ehonnooka) May 29, 2013
おしゃれ上級者の配色!白×黒のモノトーンボディで糞になりきっています。
《ムシクソハムシ》
記念にしょこたんが番組で盛り上がってたムシクソハムシの写真はコチラ ⇒ http://t.co/xXe9Qfy21H しょこたん『これ、交尾してないッスか!?クソが3つつながっておる!』 #jwave #remixzoku
— タコマツ (@komatsu_D) June 29, 2013
見過ごしてしまいそうな小ささ。よく見れば、その糞にも手足が生えているかもしれません。
《ジンガサハムシの幼虫》
自分のウンコは自分で持つ。容器を汚さない術を心得ているとてもえらいジンガサハムシの幼虫たち。 http://t.co/iZnWEq2c2I
— 落花生 (@lakkasei) June 16, 2013
背中に脱皮した殻と自らの糞で作ったオブジェを背負って移動します。
「美白の女王」と言われた鈴木その子の様なジンガサハムシ。何故ここまで白い??? pic.twitter.com/7jpRuNdsIp
— Yoji Miyazaki (@jawaka0) August 8, 2013
成虫はご覧のとおり、美しすぎる黄金×スケルトンボディ。(黒タイプも)
《イラガの繭》
イラガの繭卵型で柄もかわいい pic.twitter.com/G7HXKsfoXP
— ヨシタカ (@ystk66) July 27, 2013
スタイリッシュなストライプ柄。
井の頭自然文化園の人気コーナー「冬越しする生きものたち」でイラガの繭を初展示。超硬質の殻を作るのですが、ひ弱そうな成虫がどうやって出てくるのかというと……繭の内側に丸い切れ込みがあり、内側から押すとパカッ。羽化後は添付画像のように。 pic.twitter.com/XlYD9Tua
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) January 22, 2013
パカッ。カチカチの殻をこんな風に開けて出てきます。
■ チャンピオンは誰? 木の葉なりきりコンテスト
《コノハムシ》
木の葉そっくりの「コノハムシ」というムシがいる。pic.twitter.com/jHe6HMKv
— 昆虫雑学BOT (@konchuzatsugaku) November 13, 2013
ゆらゆら揺れる様はまるで木の葉のよう。ペラペラの腹部には、どのように内臓が収まっているのか気になります。
《アカエグリバ》
昼間に荒川区内で見つけたアカエグリバ。やはりアカエグリバで良いように思う。変な顔だねえ。 pic.twitter.com/juuSM53bg1
— ねずねずみ (@nezu_nezu) November 6, 2013
虫食いのあとまで完全に再現しています。
《コノハチョウ》
表はこんなにカラフルですが
今回の旅でいちばん楽しかったのがこの時。なんとコノハチョウがブラウスにとまってくれました!生きてるブローチ^o^ pic.twitter.com/M9yrdTnD67
— 柴田よしき (@shibatay) November 18, 2013
さとうきびジュースを飲んでいたら、目の前の木にコノハチョウがとまりました。 pic.twitter.com/Y23y6Ga88m
— Yupon (@yupon_U) August 9, 2013
ご覧の通り、裏は木の葉そのもの!
木の葉が歩いているようですね。
《アケビコノハ》
アケビコノハが目の前で翅を開いてくれた。これから越冬する個体。 http://t.co/J0l3ZM9lzH
— ATS (@suzukiats) November 8, 2013
チラッ。下の羽にはポップな目玉が。
アケビコノハの幼虫頑張っているよ。 http://t.co/pUFpdTNS3T http://t.co/klPu6Adi9P
— MakikoN(NPO札幌カラス研究会) (@butoboso) September 7, 2013
幼虫もユーモラス!
《ムラサキシャチホコ》
巻いた枯葉の陰影まで再現しているだまし絵タイプ。
《リーフフィッシュ》
ひらひらと水の中を漂っている様は、もはや葉っぱにしか見えません。
《マタマタ》
ペットとしても人気の高い、南米に生息するカメの仲間。
《エダハヘラオヤモリ》
エダハヘラオヤモリ マダガスカル島では悪魔の使いとみなされ、忌み嫌われている。眼上部には棘状の突起がある。四肢にも肘と膝に、棘状の突起がある。 pic.twitter.com/yWl04U6Gjw
— 地球に実在する化け物の画像 (@bakemonopic) August 22, 2013
尻尾の先まで枯葉になりきっています。
■ ふくろうになりきっている蝶々&蛾
《フクロウチョウ》
2匹並ぶとふくろうにしか見えないくらいの精度。
《イボタガ》
英名は「フクロウガ」。目玉の感じは猫のようでもあります。
■ ドットをまとった、テントウムシのそっくりさん
《ニジュウヤホシテントウ》
ついに出てきた。テントウムシダマシ。いわき市遠野、清涼な晴れの朝。ジャガイモ畑に奴らが、うごうごと姿を現わした。本名・ニジュウヤホシテントウ。28の星を背に印す。益虫・ナナホシテントウとは、似て非なるもの。葉を食い荒す。あなどれない。 pic.twitter.com/gJVxlKkep5
— 冬虫夏草 (@iwakitono) 2013, 5月 6
「テントウムシダマシ」の異名をとる、テントウムシ界の害虫。害虫を食べる益虫のナナホシテントウとは違い、草食系テントウムシ。
《ヨツボシツツハムシ》
ヨツボシツツハムシ。テントウムシだと云う、でも違う。ひげがピューと長い。細長く丸くない。別になるけど、ニジュウヤホシテントウムシをテントウムシダマシと害虫駆除には多く書かれてるが、テントウムシ科。 pic.twitter.com/Sw1bGvizNn
— おはら野農園 龍隆 反戦・反貧困・反差別 (@owaranoT) 2013, 5月 2
縦長のフォルムが特徴。
《マルウンカ》
マルウンカ http://t.co/pJ9MclZFkh
— ああーう (@Joukainbo) July 9, 2013
シロホシテントウのそっくりさんでヨコバイの仲間。模様がはっきりしない個体もあります。
《ヘリグロテントウノミハムシ》
テントウムシに擬態して人間の駆除攻撃を逃れているのかな???(嘘)どうせなら触角も短くすればよかったのにね。テントウノミハムシ。 pic.twitter.com/wwWWbOdg
— ねずねずみ (@nezu_nezu) 2012, 5月 10
ナミテントウ(フタツボシテントウ)に擬態しています。サイズ感と触覚に違和感アリ、ですがボディはそっくり。
《アカイロトリノフンダマシ》
テントウムシに擬態するクモなんているんだ pic.twitter.com/OMRMhbbRp4
— ヒロポン中毒 (@hiromin1114) 2013, 4月 7
「~トリノフンダマシ」という名前ではありますが、コピー元はテントウムシのようです。
■ 動けませんが、騙せます。植物界の物まね王
《リトープス》
多肉植物のリトープスとかコノフィツムはもっと凄いぞ。まんま尻だけど、尻から花が咲くし植物なのに脱皮もするぞ。 写真はリトープス。 pic.twitter.com/wBOMt3IUrx
— ぴょん (@pyon100) October 15, 2013
石に見える多肉植物。真ん中の割れ目から花が咲きます。
《ハンマーオーキッド》
蜂のオナホになることで花粉を運ばせる花があるんだよ。ハンマーオーキッドというラン科の植物で、ハナ蜂のメスそっくりに擬態(形状、匂い、触感)することでオス蜂と交尾するんだって http://t.co/G5TxqIzc5x
— ちょっとHな豆知識 (@SEXY_and_LOVE) November 18, 2013
蜂のオスが間違って交尾してしまうくらいですから、相当のものですね。
■ レパートリーの多さはピカ一!な擬態王
《ミミックオクトパス》
40種類以上の擬態ができるという、四天王もびっくりなものまねチャンピオン。
いかがでしたか?
これらは、まだまだ擬態生物のごく一部。
本人たちに騙している自覚はないのでしょうが、目を凝らさないとわからないような完璧なものまねのテクニックには、唸らされるばかりです。
人類も、私たちにはただ自覚がないだけで、実は何かに擬態している… なんてこともあるかもしれません。