現役JAF隊員に聞いてみた「レッカー車のいろいろなひみつ」

2015/11/16 14:30いまトピ編集部いまトピ編集部



こんにちは。いまトピ編集部です。

本日はJAF東京支部でレッカー車を運転する現役隊員さんに「JAF隊員ってどんな仕事なの?」というインタビューを行いました。

普段は事故などの緊迫した状況でしか接することのないJAF隊員ですが、
これを読めば、普段の顔や意外な熱い想いがわかってしまうかも……?



―――(いまトピ編集部):本日はよろしくお願いします。


田邊さん(以下田邊): 東京支部隊員の田邊です。よろしくお願いします。





―――さわやかですね…!

田邊: そんなことはないです(笑)


―――早速ですが、まずは「レッカー車でいろいろな人の救援に駆けつける」という仕事の基本について伺えればと思います。

田邊:はい。


―――そもそも、我々のような一般のドライバーが車で困ったときに電話でJAFさんをお呼びするのが基本の流れだと思うのですが、JAF隊員のみなさんは一日に何件くらいレッカー車 で出動して救援を行っているんでしょうか?

田邊:バッテリー上がりなどのすぐに解決する出動もあるので、この基地なら平均して7件くらいでしょうか。レッカー移動などの大掛かりな出動が続くと、もう少し件数は少ない日もあります。


―――1日7件!想像より多いです。

田邊:JAF全体では年間約240万件、平均すると13秒に1件くらい出動してるんですよ。私も入社して、すでに5000件以上は出動していると思います。


―――すごい数ですね……。まだ田邊さんはお若いですが、どんなきっかけでJAF隊員になられたんですか?

田邊:整備士の資格を持っていたんですが、工場で毎日作業をするよりは、日々お客様と接することができる仕事が私には向いているんじゃないかと思って仕事を探していました。
 そんな中、学校の先生が「お前はロードサービスが向いてるんじゃないか」と教えてくれて。毎日同じことを繰り返すわけでもないので私にはピッタリだな、と。


―――確かに、どんな救援依頼が来るかは事前にわからないので、毎日かなり柔軟な対応を求められそうですね。実際に入社してみていかがでしたか?




田邊:それがもう、想像以上の現場の連続でした。


―――想像以上と言うと?

田邊:入社まではガス欠やエンストの車をレッカー車で引っ張るくらいの仕事かな、と思っていたのですが、いざ現場に行ってみると全然違ったんです。
 タイヤが破裂して無くなり、ホイールだけになっていたり、車がひっくり返って大きな溝に落ちていたり、ニュースでしか見たことのないようなすごい現場にたくさん遭遇しましたね。


―――田邊さんは初めから完璧な救援ができたのでしょうか?

田邊:私は入社5年目なんですが、最初の1年は先輩隊員に同乗して現場を学びました。「これは絶対に起こせない…!」とびっくりするような横転の現場や、ガードレールに車体が完全に刺さっていて抜けないような現場でも、先輩隊員が「ここを動かすと鉄がどう動くのか想像しながらやってみろ」といった的確なアドバイスをくれるので、技術はどんどん上達していくのがわかりました。


―――なるほど、たくさんの出動をされていると思いますが、一番ピンチだった救援のエピソードはありますか?

田邊:2年目からは独り立ちして活動しているのですが、「一人ではかなり困難な作業だな」という状況では先輩がサポートに駆けつけてくれるので、これといったピンチってそんなに無いんですよ。


―――それは呼ぶ側の我々にとって見れば非常に心強いですね(笑) 逆に、一番うれしかったエピソードはありますか?

田邊:やっぱり「来てくれてありがとう」と言っていただけることが本当に多くて、いつも嬉しいです。


―――確かにお礼を言われるお仕事ですもんね。困っている現場に颯爽と現れて解決していくって、なんかマンガのヒーローっぽいですね。



田邊:やっぱり車の整備だけではなく、お客様と接するのが好きなのかもしれません(笑)


―――それではせっかく実際のレッカー車もあるので、いくつか普段使われている道具を見せていただいてもいいでしょうか?

田邊:はい、それではこちらです。


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