【ラグビー、サッカー、野球…】カワイすぎる乱入者たち

2015/9/30 19:00 スージー小江戸 スージー小江戸

ラグビーW杯で、日本代表が優勝候補と目される南アフリカを破る偉業を達成して以来、国内のラグビー熱が爆発的に高まっています。

特にフルバックの五郎丸歩選手は、爽やかなルックスに加えキック前の拝むようなポーズで集中する真摯な姿でも大人気。ピッチ上では「鬼と化す」というリーチ・マイケル主将も、実は東京・府中市でカフェを経営しているというギャップの持ち主。プレーだけでなく選手たちのパーソナリティーにも惹かれる人が続出しているようです。

そんな“ラガーマン”たちの逞しくも優しい心を象徴するような出来事が、先日あるラグビーの試合で起こったと話題になりました。オーストラリアでのチャリティーマッチでのワンシーンです。


ピッチに紛れ込んでしまった4歳の少年にボールがわたり、少年には誰のタックルもかなわず……ついに少年はトライ!キックも決めるという、何度見ても楽しい光景です。

ラグビーとよく似た「ゲーリックフットボール」というスポーツの試合中にも、かわいい乱入者が飛び入り参加!


こちらも試合は止まらずに、乱入ワンコは全力でボールを追い、何と3分以上もガチで試合に参加しています。しかも最後にピッチ外に連れ去られると観客からは大ブーイングが起こるというオマケつき。


サッカーの場合、大概試合は中断してスタジアムスタッフにより場外へ連れ出されることになるのですが、ポーランドでのある試合では、ゴールキーパーが乱入ワンコに「神対応」したと話題に!


もう途中から、ここはどこかの草原かドッグランで、飼い主であるキーパーを追って犬が尻尾をぶんぶん振りながらついてくるようにしか見えません!
そして大満足のワンコは喜んでスタッフに連れ去られる……この選手は犬を飼っているのでしょうか。まさに神すぎる対応です。


私見ですが、サッカー選手は猫派より犬派、犬を飼っている人が多いように思います。 例えば大宮アルディージャのキーパー、塩田仁史選手は「プーマ」くんという愛犬を飼っていて、塩田選手と一緒にツイッターのアイコンにもなり、以前から時々ツイートにも登場します。



また、浦和レッズのディフェンダー加賀健一選手も愛犬家で知られていて、塩田選手と加賀選手がともにFC東京に在籍時、加賀選手の愛犬「太郎」がいなくなるという事件がありました。

そのとき塩田選手はツイッターで呼びかけ、


他の選手やファンを中心に瞬く間に拡散したこともあってか、数時間後「太郎」君は無事に発見!

その後、練習や試合中に塩田選手は、加賀選手に敵フォワードをマークしてもらうため「また太郎が逃げた!チェイス、チェイス!」と後ろから叫んでコーチングしたとか、しなかったとか……(笑)

塩田選手だったら、もしかしてワンコが乱入してきたらこんな「神対応」をしてくれるかもしれませんね。


さて、試合中の乱入なら犬だけでなく猫だって負けてません。
横浜DeNAベイスターズの本拠地「ハマスタ」には、なぜかよくニャンコが乱入。全力で遊んでいく様子が目撃されています。


野球でボールが好きだから名前は「タマ」、だなんて実況席にいじられてるとも知らずカワイイ猫ですが、彼(彼女?)が現れた日には横浜が勝ったり連敗がストップしたりして、「幸せを呼ぶ猫」とも呼ばれているとか。


猫といえば、イスラエルでのバスケットボールの試合中には「猫が乱入して犬が追いかける」という珍事が発生!


犬は犬でもチームマスコットでしたね。すばしっこいニャンコに翻弄され踊って照れ隠しするあたり、憎めない感じです。


さらに、犬や猫どころでなく、何と「ヤギ」がピッチに乱入するケースも……


乱入?いや、どちらかというと周りの人からずいぶん生温かく見守られているではありませんか。それもそのはず、このヤギはドイツの「1. FCケルン」というサッカーチームのれっきとした「チームマスコット」なのです。

本物の“生身の”ヤギがチームマスコットを務めるという、日本ではちょっと考えられない眉唾モノの話……。しかし現在、日本代表の大迫勇也選手も所属するこのチームのロゴにはヤギがばっちりと描かれ、このヤギ「ヘンネス」君は現在でもう8代目だそう。




少年に犬、猫、ヤギ……試合中のかわいい乱入者は後を絶ちませんが、その種類の多さでいうと圧巻は「ゴルフ」でしょう。

PGAツアー中の乱入者をまとめた「Top 10: Animal Encounters on the PGA TOUR」という動画を見ると、いかにゴルフが「広大な自然の中=乱入者たちの真っただ中」で行うスポーツか納得!です。



蜂、アヒル、鷹、リスにワニまで!!!しかも、イグアナやカモメはボールを動かしちゃう(笑)でも、そんな場合はペナルティなしでその場から打ち直せるルールがあるので大丈夫。

個人的に興味深いのは第5位の亀(スッポン?)。池にダイブする様子をスーパースロー再生してみんなで鑑賞するところに、ゴルフというスポーツの懐の広さを感じますね。


ちなみに筆者は普段、毎週のようにサッカーを見にスタジアムに行きますが、こういった乱入者に出会ったことはありません。スズメのような小鳥が降りてきてすぐ飛び立ったり、せいぜい風の強い日にどこかからコンビニのビニール袋が吹き上げられてピッチに入ってしまう程度。



こんなふうにビニール袋は、選手にも試合の流れにもまったく妨げにならないところにフワ~ッと着地して、また風にのってピッチ外に自然に出て行くことがほとんど。

それは幸いなことなんですが、色々な動画を見ていたら、ごくたまには無味乾燥ではないカワイイ乱入者を目撃してみたいな、なんて思ってしまいますね。


(スージー小江戸)