例の「体脂肪率」騒動、ゆるく追ったら意外な所に着地した

2015/4/21 22:30 スージー小江戸 スージー小江戸


先週は、サッカー日本代表・ハリルホジッチ監督の「体脂肪率の高い選手を名指しでダメ出し」というニュースに、日本中がちょっとザワつく一週間になりました。

プロの世界では毎日や月1回など、体脂肪率をチェックし忠告を受けることは普通にあるようですが、公の場でそこまで細かく指摘した指揮官は前例ナシ。選手たち本人も驚いたでしょうが、ファンにも衝撃と波紋が広がりました。


やはり、目に見える「数字」のインパクトは大きい!代表一低かった6.6%という本田圭佑選手の完璧に絞られたボディに思いを馳せ、驚嘆する声が多数あがっていました。

日本人の成人男子の標準体脂肪率は15~19%。しかも一般的な体脂肪計に採用され、今回公表された数値の測定法「生体インピーダンス法」は

「おおよその体脂肪率や、その変化を知る上ではたいへん参考になりますが、体脂肪率を正確に測るものではありません」

と、厚生労働省の「肥満ホームページ」のQ&Aにも明記されています。

15.2%と公表された太田宏介選手も
「めっちゃ連絡が来ました。“痩せろ”とか。でも、昨日クラブハウスでちゃんとした方法で測ったら9.4%でしたよ!」と、
さらに代表ワースト16.4%だった興梠慎三選手についても
「興梠君だって、あの体でそんな数字のわけがないですよ」とスポーツ紙のインタビューに答えています。

その証拠とも取れる写真を

日本代表の森重真人選手がツイッターにアップしています。前列中央で座っているのが森重選手。その後ろで腰タオル1枚が太田選手。2人とも腹筋バキバキ!!

しかも、太田選手が清水エスパルス時代にサポーターの前で披露した「スパイダーマンダンス」のキレッキレぶり…。この頃も体脂肪率は10%を超えたことがなかったとか。



一方、ハリルホジッチ監督から唯一名指しされてしまった宇佐美貴史選手。
同じ日にタイミング悪く、日本代表初ゴール(3月31日・ウズベキスタン戦)のお祝いケーキをブログにアップし、ツッコまれた向きもあるようですが


同試合を運良く観戦でき、目の前でゴールを目撃した自分としては、宇佐美選手には底知れぬポテンシャルしか感じません!本当に恐ろしい子!(いい意味で)

しかも、元キャスターの「美人嫁」として有名な蘭さんが、ちょうど「ジュニア野菜ソムリエ」を取得したらしく、改めて強力なサポートを誓ったようです。


それに対して宇佐美選手は「嫁さんに悪いことした」と謝っていたそう。
サッカー界でも特に栄養管理において「内助の功」は不可欠といわれますが、こうして夫婦で支えあっている姿が垣間見えると、夫婦っていいなぁと思っちゃいます。

さらに、宇佐美選手のすぐ目の前には、偉大な大先輩がいたのでした!


「体脂肪率」などモノともしない実力で、日本人歴代最多150もの代表戦に出場し、戦い続けた男…。「ねこあつめ」のまんぞくさ…いや、遠藤保仁選手。

近いうちに2人そろって代表戦のピッチに立ち、遠藤選手からのパスに反応した宇佐美選手が美しいゴールを決める光景…ぜひとも見たいものです!!

(スージー小江戸)