Hey!Say!JUMPが24時間テレビパーソナリティーに決定!人気ドラマ出演のアノ彼も所属

2015/4/8 21:00 柚月裕実 柚月裕実


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4月5日放送の日本テレビ系の特番で、今夏放送予定の『24時間テレビ38 愛は地球を救う』のメインパーソナリティーが発表された。

今回はジャニーズ事務所のV6とHey!Say!JUMPが選ばれ、番組初となる2組合同でパーソナリティーを務める。ファンは異例のコラボに歓喜したが、世代によっては「V6はわかるけど、Hey!Say!JUMPはよく知らない」という人も多いのではないだろうか。

お父さん世代に向けていうならば『半沢直樹』(TBS系)で若手銀行マンの中西役を、月9『デート〜恋とはどんなものかしら〜』で鷲尾役を演じた中島裕翔が所属するのがHey!Say!JUMPだ。


■メンバー数はジャニーズ最多!コンサートの動員数だってすごいんです

Hey!Say!JUMPは、山田涼介、中島裕翔、知念侑李、有岡大貴、岡本圭人、髙木雄也、伊野尾慧、八乙女光、薮宏太のジャニーズ最多となる9人構成。メンバー全員が平成生まれで、2007年に結成、同年11月にCDデビューを果たす。グループ名の「JUMP」はUltra Music Powerの略で「平成の時代を高くジャンプしていく」という意味が込められているという。

これまでにリリースしたCDシングル13作は、全てオリコン週間ランキングで1位を獲得。コンサートも定期的に行っていて、2012年には横浜アリーナ史上初となる7日間連続10公演、そして2014年のコンサートでは同会場での通算公演回数69回を数え、総動員数は100万人を突破。若い女性を中心に安定した人気を誇っている。

ハウス「バーモントカレー」のCM曲『Come On A My House』のような親しみやすい楽曲を筆頭に幅広いジャンルを歌ってきたグループ。2013年12月リリースの『Ride With Me』は、音楽プロデューサーに☆Taku Takahashiを迎え、これまでの印象をがらりと変えてみせた。9人が織りなすフォーメーションダンスは圧巻で、大所帯ならではの迫力にセクシーさを加えて、わずかに残っていた少年っぽさを完全に払拭した。

考えてみれば時は平成27年。昭和生まれの身からすれば、平成生まれと聞いただけで「ものすごく若い人たち」という印象を持ってしまうが、気がつけば彼らも20代半ばに差し掛かる。少し前まで「みんなカワイイな~」と見ていたのに、突然、大人の色気を放つものだから、思わず“キュン”としてしまった作品。「これは絶対に見て!」と布教活動をしてしまうほど、彼らのいまの魅力が伝わる作品だ。


■ドラマに映画、バラエティ…生き残りをかけた戦い?

華やかな世界だけに、カッコイイだけで女の子からちやほやされて……なんて見られがちだが、そもそも男性アイドルには卒業がなく、昔のように解散や解隊もしなくなった。熾烈な競争を勝ち抜いてデビューを掴んだが、戦いはまだまだ続く。

以前、『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、TOKIOのメンバーとゲストの堂本剛がこんなことを語った。

国分「俺らの時代っていい時代だよね。だってさ冠番組とか持たせてもらえるじゃない? で、僕らより下の子たちはさもう大変だと思うよ。それこそあいつら早くいなくなれって思ってると思うよ」
城島「いろんなジャンル食い尽くしてきたやん。KinKiだったら音楽とか俺らはロケとか、スタジオワークとか。隙間が難しいよね後輩は」

ジャニーズにはSMAPと嵐の2トップを筆頭に、TOKIO、V6、KinKi Kids、タッキー&翼etc…と安定した人気を誇る先輩グループが名を連ねる。冠番組をはじめ主演映画に舞台、近年ではキャスターと活躍の場を広げてきた。さらにデビュー順で後輩にあたるKis-My-Ft2、Sexy Zoneと続き、これからデビューを狙うジャニーズJr.も控えている。名門ジャニーズ事務所とはいえ、けして恵まれた環境にあるとは言えないのだ。

常に目新しさや進化、そして同じ道を歩むにしても二番煎じではない“何か”が求められる世界。先輩が体を張って全力でロケに出ていれば、「ちょっと外に出ました」という程度では到底その座は奪えない。もちろん先陣を切る苦悩もあるが、後輩からすれば非常に厄介な存在である。

アイドルの仕事も様変わりする中で、若手から中堅へとステップアップしていくHey!Say!JUMP。コンサートやテレビ出演をはじめ、彼らが今後どんな隙間をみつけてどんなジャンルを開拓していくのか、またジャニーズの真髄であるショービジネスの歴史をどう塗り替えるのか、そんなところも見どころだ。 初挑戦の『24時間テレビ』では、より多くの人の目に触れることもあり今後はさらに人気が加速しそうな予感がしている。

それにしても、セクシーな一面もあれば学生服も似合ってしまうのはずるい……。こうしてまたハマっていくのであった。

(柚月裕実)