亀梨生放送で謝罪…ハイフンに衝撃が走ったKAT-TUN田中聖の契約解除騒動 総まとめ

2013/10/11 17:50 柚月裕実 柚月裕実

9月いっぱいでジャニーズ事務所との契約を解除していたことが明らかになったKAT-TUNの田中聖さん。報じられた直後からTwitterをはじめ各所で大きく話題となっていました。
契約解除に至った理由は……

・会員制バーの無断経営
・個人的なライブ活動やグッズ販売
・タトゥーや露出写真が出回る
・女性問題

副業禁止という事務所のルールを破ったことが主のようですが、様々な情報が飛び交っていました。

事務所から正式に発表があったのは10月9日夜。私も入っているファンクラブ会員へは21時前に「◇KAT-TUN メール伝言板◆臨時号」というタイトルのメールが届き、KAT-TUNのメンバー4人のメッセージが掲載されていました。

本日は、一連の騒動をまとめてみたいと思います。



●「KAT-TUNがキライだった」と告白したこともある田中聖さん

アイドルでもワイルドさを前面に出していたKAT-TUN。



王子様系がアイドルの王道だとすれば、KAT-TUNはかなり異端なグループだったかもしれません。



なかでもブラックミュージックを愛してやまないという田中さんは、一時期、坊主頭にピアスというジャニーズらしからぬ風貌だったことがあります(後にグループ1の長髪になるのですが…)。楽曲の中でもラップや「JOKER」名義でラップの作詞を担当していました。黒い衣装が多いこともありメンバー全員が怖そうな印象を持たれがちですが、ワイルドさを牽引していたのは田中さんだと言い切れるほど、ワイルド系アイドルの地位を不動のものにしていきました。

有料サイトでの連載は、巧みな言葉づかいに毎回ドキドキしたハイフンも多いですよね。
※ハイフン=KAT-TUNファンの総称



初めはKAT-TUNが嫌いだったという発言は公にしており、ファンの間ではよく知られた話でした。そんな過去があるからこそ理解できる後輩の気持ち。



見た目を裏切るほどに、実は義理人情に厚い田中さん。



東日本大震災の直後には救援物資を車に積み、一人で東北に足を運んだというエピソードも報じられていました。



●パーナも同情…メンバーが脱退する影響

KAT-TUN全員で出演していたスズキ「ソリオ」のCMも、サイトからはすでに削除され、現在は車種の紹介のみ。打ち切りはないという報道があるもののまだ確認はできていません。

メンバーが減るということは、ファンに与えるショックも相当なものですが、当然グループでこなしていた仕事や今後の活動に大きな支障をきたします。

特に過去の楽曲の歌割りについては、田中さんの個性を生かしたラップ担当だったこともあり、今後番組やコンサートなどで披露するにあたっては、そのパートを誰かが引き継がなければ成立しないということになります。

ツイッターでも炎上していましたが、あえて例に出しますと、当初は9人でデビューしたNEWSもメンバーの脱退が相次ぎ、最終的に4人にまでメンバーが減るという経験をしています。

NEWSの増田さんは活動再開直後のコンサートで「歌割で山下君のパートを歌うのはプレッシャーだった」と涙ながらに語るほど。その様子からも曲そのもののイメージをがらりと変えてしまうことにもなりかねず、「抜けたら別の人が担当すればいい」という単純なものではないことが伺えます。4人での再スタートからコンサートを行うまでには、想像以上の時間を必要とするのではないでしょうか。



●突然の知らせに各所で炎上や誤解が生まれる…

突然の知らせに肩を落とすハイフン。それに同情するパーナもいれば、過去の不祥事を指摘されて激怒するパーナ。安堵するアラシック、メンバー脱退の経験を持つエイターにも飛び火……。

NAVERまとめ「KAT-TUN田中聖脱退で、ハイフン、アラシック、パーナ、エイターを巻き込む第三次世界大戦に発展へ」
ネットでは「第三次世界大戦」と称し、それぞれのファンのツイートのまとめがつくられていきました。


田口さんがハイフンも兼ねてしまう、間違った図解をする番組もあれば…



お茶の間ではおかあさんが斬新なアイデアを提案…



ネットニュースを中心に度々報じられてきた田中さんの素行ですが、それ以外にもKAT-TUNの冠番組が終了すると共にメンバーのソロ活動が目立つようになり、2012年のコンサートから一年半が経過しても音沙汰が無く、時には解散説が流れたことも……。その都度心配するファンの声をツイッターで目にしてきました。

ドSキャラでファンをあおって会場を盛り上げること、MC中にボケまくるメンバーをすべて受け止めるのも田中さんの役割でした。赤西さんの脱退後、そして震災後に行われた2012年のコンサートでは、10年後20年後もKAT-TUNを続けていくことや、当初大嫌いだったKAT-TUNが大好きなこと、「2年ぶりの人も、初めての人も、改めまして僕たちがKAT-TUNです」と再起を誓った締めくくりの挨拶が印象的でした。ドSでエロくてちょっとクサいセリフ、でもファンの心をぎゅっと掴む、人一倍熱い言葉を発するのも田中さんでした。

個性的なメンバーが揃い、ソロ活動が多いグループですが、だからこそ5人でのMCはコンサートならではの格別なものでした。それが二度と見られないとなると悲しみは相当なもの……。



●メンバーの亀梨さんが生放送で謝罪



10月11日(金)朝の情報番組「スッキリ!!」(日本テレビ系)に出演したKAT-TUNメンバーの亀梨さん。 あらかじめ新ドラマ「東京バンドワゴン」のPR活動で日テレを一日ジャックすることが予定されていました。 しかしその番宣とは別に時間を設け、解雇騒動をまとめたVTRのあとに一連の説明と謝罪をしました。

「とにかくやるしかないという思いと、ぼくらは何人になろうと…これ以上こういうことが絶対おきないようにしないといけないと思いますし、何としてもKAT-TUNというグループは守っていきたい。応援してくださるファンの思いもしっかり受け止めて、いい方向に持っていかなければいけないという責任を感じています。」
デイリースポーツより抜粋)

解雇後に事実を知らされたこと、メンバーで何時間も話し合ったことなど今まで報じられていなかった裏側を語っていました。



前日のジャニーズネットの情報では、録画出演の場合もありと記されていましたが、生放送で番宣とは別枠を設けた異例の事態に。司会の加藤さんもコメントしたように、FAXやVTRで済ませる選択肢だってあったはず。生放送でしかもきちんと枠を設けてインタビューに応じる亀梨さんの姿は、たとえシナリオが用意されていたとしても、相当の覚悟と心からの謝罪であったと受け取れるのではないでしょうか。

私のように現実を受け止められずにいるファンも多い中、4人で再々スタートを切ることになったKAT-TUN。亀梨さんの、自業自得ではあるけれど一番しんどい状況にあるのは本人とし「どうか温かく見守ってやって欲しいと思います」と気遣う言葉に、思わず涙……。

4人での活動を明言し、田中さんが出演する映画「サンブンノイチ」もそのまま上映されるとのこと。亀梨さんをはじめメンバーの今後の活動からしばらく目が離せません。

(柚月裕実)