水族館が泳ぐネコを公開?水に潜って漁をするかっこよすぎるスナドリネコって
日本には、水族館に展示されているネコ科の動物がいることをご存知ですか?今年のはじめ、三重県の鳥羽水族館が、泳ぎが得意なネコ科動物・スナドリネコを展示したことが話題になりました。
スナドリネコ、と言えば、漫画『ぼのぼの』に出てくる男前の兄貴キャラ、スナドリネコさんを思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
@3edX 夢がどうしてへんかだって?へんな方が楽しいからじゃないか。楽しいとみんなちゃんと寝るだろ。(スナドリネコさん名言) pic.twitter.com/541WlG1zs4
— KUN (@kun_f) 2015, 1月 18
実際のスナドリネコさんも、丸っこい個体の多いネコ科の動物らしからぬ、キリッとした凛々しいお顔立ちをしています。
スナドリさんかっけーなあ。 #東山動物園 #スナドリネコ pic.twitter.com/e2HY8k0QWe
— z(oo)na (@ekunekunekun) 2015, 2月 10
「スナドリネコのスナドリ、ってなんだろう?砂鳥?鳥の名前?」とい調べてみたところ、猫の仲間には珍しく泳ぎが上手で、魚やカエルなどを捕って食べることから、 「漁をする」という意味の「漁(すなど)る」という言葉をもとに名付けられたとのことでした。英語では、Fishing catと呼ばれているようです。
水族館がネコ展示!?スナドリネコ泳ぎ上手です(読売新聞) http://t.co/QFCs7yauAk pic.twitter.com/d94Oq94BbY
— ねこだらけ (@Neko_Darake__TW) 2015, 2月 8
猫は魚が好き、というイメージがありますが、実際には多くのネコ科の動物は水に潜ることはなく人間が与えない限り魚を食べることはありません。しかしスナドリネコは、インドネシアの島々からインドシナ半島、中国南部・インド地域にかけての沼沢地に生息し水に潜り漁をする習性のある、ネコ科動物に珍しい魚食動物です。
スナドリネコさん
かわいいよ
瀕死の重傷おってもいいから
そろそろ撫でたり
歯並び観察したい pic.twitter.com/3l9LXbcYZ3
— いりこ@gt.jako (@iricocco3) 2015, 2月 2
全長は約60センチ前後で、指にはわずかながら水掻きがあります。雌より雄の方が体が大きく、大きい雄だと体長が80cmを超え、体重も14kg程の大型の個体も存在します。
スナドリネコっていう動物めっちゃかわいい!!! pic.twitter.com/fba0axyLIr
— 真夏✡ (@tssm_11) 2015, 1月 5
躊躇することなく水に入りお魚を加えて出てくる姿は雄々しく 普段は単独で生活し、主として夜間に活動する一匹狼的習性があると考えられています。
かっこいい!この仔もすっかり慣れたな。1/24 #東山動物園 #スナドリネコ pic.twitter.com/Up4tirfSn4
— z(oo)na (@ekunekunekun) 2015, 1月 28
主にカエルやザリガニ、魚類、貝などを捕って食べますが、陸で鳥やネズミを食することもあるようです。
野生での寿命は詳しく分かっておりませんが、飼育下では10年程度の生存記録が残っています。
いかがでしたか?スナドリネコさんは、鳥羽水族館いがいにも、大阪の天王寺動物園でも見ることができるとのことです。繁殖は1~2月頃に多く見られ、妊娠期間63~70日程とのことで、運が良ければ可愛い子猫と雄々しく泳ぐ親猫、両方見ることができるか日が来るかもしれませんね。
【参考】
※ Fishing cat (Prionailurus viverrinus)
※ 鳥羽水族館 珍しい「スナドリネコ」の展示を開始 水族館では日本初 - livedoor
(星野小春)