【グラドル自画撮り部のひみつ:第四回】吉田早希「グラドル 愛・していますか」
皆さんこんにちは。吉田早希です!!
秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしですか?
私は女体の身体の丸みをお月様の丸さになぞらえて、今宵も月見をしています!
何と荘厳で美しい…!ヒャッホーイ!!
と言う事で始まりましたはグラドル自画撮り部の秘密 連載第四回目です。
連載も四回目なので皆さん段々グラビアアイドルがどんな物なのかご理解頂けてきた事と思います。
「グラビアアイドルがどんな物か、改めてよく分かった!でもいまいち“好き“とか“愛する“とかはまだちょっと分からないかなぁ…。」
とか言う好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰なのかしらな方にご朗報です!
今回は私なりのグラビアアアイドルの愛し方の一つを書いていこうかと思います。
グラビアアイドルを愛してしまう方法、それは…
「グラビアアイドルを自分の過去に置いてくる(思い出にする)」
と言う方法です!!!!ちなみに「過去」と言っても本当の過去じゃなくても構いません。ちなみに「自分」じゃなくても構いません。
なんなら私は全て「妄想」ですから……!!(震え声)
あ、あのっ、ほらっ、よくあるじゃないですか!「思い出」ほど美しく感じるって。
グラビアアイドルを勝手に妄想での思い出の中にそっとしまうと、綺麗な過去となって何だかとても愛せるのです…!!
例えばですよ?方言が可愛い子がいたら、その子の出身地に思いを馳せて…こんな感じです!!
れっつ妄想!!ぽわぽわぽわ~ん!!
――あの子と自分は付き合って2年目。
(※設定は細かい程感情移入しやすいかもしれません!設定の参考文献は”サラダデイズ”でも”BOYS BE…”でも何でも構いません!!)
就職を機に上京する事になった自分。あの子は地元に残って就職するから離れ離れになるだろう…。
「あたしは東京になんかついて行かんけんね。吉田君がまたこっちに戻って来るの、待ってるからね。」
さばけた口調であの子は言った。本当に僕の事、好きなのかな?これからの遠距離恋愛が不安だし、寂しいけれどしょうがない…。
地元から僕がいなくなることを終始平気な様に振舞う彼女に不安を抱えながらの上京の日。東京行きの新幹線のホームに僕はいる。
見送りにあの子の姿は――ない。
~BGM シャ乱Qの上京物語~
(※妄想ストーリーに沿ったBGMがあればより妄想に深みと奥行きが出ます。)
「『東京へ向かう僕を見送る君の姿はない』か…ハハッ、まるで本当に”上京物語”みたいだ(笑)」
やっぱり僕の事…あまり好きじゃなかったんだろうな、と悲しく感じながらも新幹線に乗った瞬間―――
「吉田くんっ!!!」
赤く泣き腫らした眼でこちらを見て叫ぶ女の子…あの子だっ…!!
しかしゆっくり話す時間などない。もう発車ベルの音が二人の別れの時間を無残にも告げている。
走り寄って来たあの子はおもむろに自分と唇を重ね、
「ッ…これが餞別代わりやけんねっ…あたしのこと忘れたら、承知せえへんからっ…!!」
そう言った瞬間、新幹線のドアは閉まった。
タイミング良くドアが閉まってくれて良かった。僕のこのヒドイ泣き顔を彼女に見られなくて済んだのだから――。
別れが惜しくてこんなに泣いたのは初めて、と言う位に僕は、泣いた。
~BGM再度 上京物語サビ~
――あれから15年。上京した僕と彼女はやはりすれ違いから上手くはいかなかった。
しかし彼女がくれた”餞別”は今でも色褪せず僕の思い出の中で輝いている――。
fin.
……とまあ!!
こんな感じのストーリーを適当に頭に描いて泣けて来たらもうきっとそのグラビアアイドルの事を愛せられるはずなのです!!…多分。
私はこれが癖になってしまい、グラビアアイドルを見るとつい自分との妄想上の過去のストーリーを作ってしまいます(笑)
ちなみに大抵アンハッピーエンドの切ない感じで終わるとその余韻でより深くそのグラビアアイドルの子を愛せる気がしますね!!
第三回の連載でまいぷにちゃんが「妄想の具現化」と言っていますが、「妄想の余地」とも言っています。
そう!!
「こんな子がいたら良いな…」と言う妄想からの具現化グラビアもあれば、
グラビアを見てから「こんな子がいたら良いな…」と言う妄想を湧き起こさせられる様なグラビアもあり、
否、妄想の双方向性を持っているのです!!!!
オーイエスイエス!インタラクティブ!!
自分で妄想し、補完するからこその楽しみがあり、
皆様の色んな妄想での補完でこそグラビアアイドルは成り立っているのです。
なぜならばっっ、グラビアアイドルは、
gravure idol (グラビア印刷上での偶像)なのですから!!!!
(いつもこう言う時、「はてしない物語」の「ファンタージエン」を思い出します。)
ぜひ皆さんも、皆さん自身の妄想で、お気に入りのグラビアアイドルを彩ってみてくださいね☆
それでは!!!!
(吉田早希)