君が今すぐ八ッ場ダム建設地に行くべき理由

2014/9/30 12:12ネットきのこネットきのこ

八ッ場ダムという名前はニュースで聞いた事があるかもしれない。しかし、行こうとする人はそんなにいない。

八ッ場ダムは群馬県吾妻郡長野原町川原湯という漢字だらけの場所に建設予定であり、東京から関越道で2時間位の距離にある。高崎から車で1時間くらいというと分かりやすいかもしれない。



いきなりダムの建設地をオススメされても意味が分からないかもしれないが、今回、この場を借りて行く価値があることを伝えたいと思う。



●現在進行形で景色が変わり続けている

工事は紆余曲折を経て着実に進み、様々な変化が群馬の山間部で起きている。

まずは八ッ場ダム建設現場に架かる「不動大橋(湖面2号橋)」からの景色を見て欲しい。


この景色の殆どが湖底となる。

ここに写る道、線路、民家などはすべて湖底に沈む。

奥に見える「湖面1号橋」もダム湖を横断するための橋だ。左上に見える橋は水没しない。下に見える国道が水没するため、バイパスとして新しく作られた道だからだ。

左下を走る吾妻線も、もちろん水没する。そのため、向かって右側の湖面より高い斜面に新しい線路と駅を作っている。その運用が2014年10月1日からとなる。

そして、この路線は2014年9月24日を持って電車は2度と走らなくなった。



●水が溜まったらこうなる

これは八ッ場ダムが完成した際の「不動大橋」の予想図。湖に架かる普通の橋だ。


関連道路整備事業より引用

世界初の「鋼・コンクリート複合トラス・エクストラドーズド橋」というイケている構造となっている。



●現在の「不動大橋」

水がない。


当たり前だけど水が無い。いつかあの高さまで水が貯められてしまう。

道路までの高さは86mもある。マンションなら28階建てくらい。いかに深い湖が形成されるかがここからも分かる。今では高さが凄い橋も水が張ったらただの橋になってしまう。



湖底となる「川原湯温泉駅」から未来の水面を見上げる。

(Wikimedia:Asasa198)



別角度から。


これらの写真を撮影している場所ももちろん湖底となる。

本格的な工事が始まったら水を張り始めなくても立ち入り禁止になるであろう場所なので、今しか見られない景色である。だから今のうちに行くしかない。



「やんば館」も水が流れ込む日を待つだけ。すでに道の駅「八ッ場ふるさと館」として高台に移転している。





この素晴らしい景色ももう見られない。中央に見える橋を渡る吾妻線も沈み、新しいルートの多くは左側の標高の高い部分をトンネルを通る事になる。





湖底になる道を走れるのは今しかない。





八ッ場ダムほどの大規模なダム建設はなかなか無い。

これほどの規模で湖底に沈む街というのはもう二度と見られないかもしれない。だから君は八ッ場ダムに行くべきなのである。

何より、近所の草津温泉が気持ちよいという理由も大きいのだが。