静岡からチャリで日本海を見に行ってみた
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こんにちは!
生まれも育ちも静岡県の静岡大学2年ニシノです。
これまで20年間の人生のほとんどを静岡で過ごした僕は、まだ日本海を見たことが1度もありませんでした。
ハタチになったし、これは今年の夏休みに行くしかないでしょ!
というわけで、日本海まで行ってきました!!
自転車で!
チャリを買ったのが7月、旅に出たのは8月という初心者による超弾丸ツアー。
2週間の旅の思い出をいくつか紹介させてもらいます。
■■■1日目■■■
まずは故郷・静岡県浜松市から静岡市を目指し、東に進みます。
故郷との別れを惜しみながら意気揚々とチャリをこいでいると、
慣れ親しんだ静岡県の良さを再確認。
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お茶畑と青空に彩られたこの景色は日本一なんじゃないか、そう思ってしまうほどの素晴らしさ。
しかし、この写真を撮っているニシノはまだ知らない。
自分が逆走していることを…!!
せっかく山道を登ったのにそれも無意味に…。
来た山道を反対側に下ったあとも、
国道を進むはずが実はバイパスで通れず、
ナビを見て迂回した道は落石でまさかの行き止まり、
極めつけは、50cm隣を猛スピードでトラックが走り抜ける夜道を進むことに…。
初日からチャリ旅の魔物からの洗礼を浴びまくり、まさかの10時間以上チャリを漕ぐはめになりました…。
■1日目の走行距離
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75km走破!(迷子になったので、実際は100kmぐらい走ってる…)
■■■2日目■■■
2日目は北に進路を変更し、静岡県から飛び立ちます。
雨の中ひたすら山道を進み、ついにニシノは山梨県突入!
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ちなみにこの写真を撮った10分後に職質を受けます。(笑)
山越え続きでしんどい道のりでしたが、そんな中で食べたジンギスカンは最高でした!
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■2日目の走行距離
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48km走破!(合計123km!)
■■■3日目■■■
この日は引き続き北に進路をとり、甲府を目指します。
朝ご飯も食べずに朝早くから出発したおかげで、
朝日と山梨の大自然のコラボと遭遇!
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朝から元気をもらえた気がします!
が、この2時間後、空腹と熱中症でダウンしたニシノは通りがかりの高校生に救助されることになります…。(笑)
このとき、ニシノは心に決めました。
「朝ご飯はしっかり食べよう!」と。
そしてやっと武田信玄のお膝元、甲府に入ります。
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実は兄が甲府で暮らしており、ここで久々の再会を果たしました。
ニシノが成人してから会うのは初だったので、2人で盃を交わし本当の兄弟になりました!
■3日目の走行距離
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53km走破!(合計176km!)
■■■4日目■■■
兄に別れを告げ、ニシノの旅は本格化していきます。
進路を北西に変更し、長野県を目指します。
ひたすら走り続け、山梨県も終盤、北杜市へ突入。
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ここで「天然水から作られた」かき氷を食べたのですが、
その透き通るような味わいに、汚れきったニシノの心も浄化された気がしました。
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そして長野県へ突入!
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やはり大自然!!
2時間近く山道を登り、ようやく見晴らしのいい?ところまで到達。
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しかし、ここでまさかのトラブル発生!
なんと前後輪のタイヤが同時にパンクしてしまいます・・・。
皆さん、記事の冒頭を思い出してください。
ニシノはチャリの超初心者!
パンク修理?何それおいしいの?
まさにこんな状態です。
しかし、ただでは引き下がらないのがチャリ旅!
パンクと3時間の死闘を繰り広げました!!
が、結局おとなしく自転車屋さんの方のお世話になりました・・・。
やはりこういうことはプロの方に任せたほうが良いですね・・・。
■4日目の走行距離
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73km走破!(合計249km)
■■■5~7日目■■■
チャリ旅にも中弛みの期間は付き物。この3日間は、諏訪湖周辺をひたすら散策しました。
幸運なことに、ちょうど諏訪湖で花火大会があったため迷わず観てきました!
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一人で。
「わー、すごーい。」
そんな感嘆の声に反応する声は無く、隣のカップルをただただ羨むだけでした。
荒んだ気分のまま夜の峠越えに挑もうとしましたが、
大雨の中、街灯一つ存在しない暗闇を前に逃げ出すことしかできず、
ニシノの心はさらに荒みを増しました。
結局、悪天候すぎたためチャリでの峠越えを断念し、
諏訪湖の近くの岡谷駅から石川県の金沢駅まで電車で7時間近くかけて移動。
ぼーっとしているだけで圧倒的距離を進める電車の偉大さを実感!
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■■■8日目■■■
ついに北陸・金沢!
海岸沿いに日本海を楽しむため、新潟を目指しますが、
まずは金沢を堪能しました。
兼六園に行ってみたり、
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近江町市場で海鮮丼をいただきました!
海の幸がてんこ盛りでした!
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そして、見つけてしまった・・・金沢カレー。
2kg大食いチャレンジに挑戦!!
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が、半分食べたところであえなく撃沈・・・。
カレーでパンパンになったお腹と共に富山へ向けて夜道を突き進みました。
■8日目の走行距離
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59km走破!(合計308km)
■■■9日目■■■
8日間で300km以上の道のりを駆け抜けたニシノのチャリ旅もいよいよラストスパート!
数々の苦難を乗り越え、ついに辿り着きました、、、
日本海!!!
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もう見渡す限りの海、海、海でした!
潮風がただひたすら気持ち良かった!
ここまでの努力や苦労もあってか、やはり感慨深いものがありました。
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こちらは、新潟の糸魚川から。
夕陽に染まる日本海も感慨深さがありました。
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同じく新潟の恋人岬から。
恋人岬の名に恥じない爽やかな景色。
ここまでの肉体的、精神的、金銭的(!?)な辛さも一瞬で吹き飛ぶ爽快感でした、日本海!!
チャリ旅をやって本当に良かった!!!
最後に、「この記事を見ていたら、チャリ旅をしたくなっちゃった!」
そんなあなたに、教訓を残したいと思います。
●迷子は楽しめ!
これは「迷子」じゃない、「寄り道」だ!そんな心持ちでいれば度重なるトラブルにもきっと負けないはず。
●ご飯と休憩はちゃんと取る。
記事の途中にも書きましたが、冗談抜きでぶっ倒れます。チャリ旅は想像以上に体力を使うんです。焦らずマイペースに走りましょう。
●出逢いを大切に。
行く先々で出会う地元の人たちはみんないい人ばかりです。勇気を出して一言声を掛けてみてください。きっともっと楽しいチャリ旅になるはずです。
大学生ならではの無謀な計画でしたが、今しか出来ない経験を積めたことがきっと将来に活きるはず!
次にニシノが向かうのは、あなたの街かもしれません…!!
【ライター】
■ニシノヒロノリ
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静岡大学2年生。
ソフトテニス、テコンドー、放送研、他多数の団体に出没するアクティブマン。
どれだけアルバイトをしても、いっこうに貯金が増えないという謎の病に侵されている。