SMAPのコンサート「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」に行ってきた

2014/9/6 21:39 柚月裕実 柚月裕実





2年ぶりとなるSMAPのコンサートツアー「Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-」へ行ってきた。

しばらくぶりのコンサートに、なんだか昔の彼氏に会うような照れくさい心持ちで開演の時を待つ。

周囲をみまわしてみると、ファンの年齢層も実に幅広くて、親子で参戦するファンも多くみられた。親子で楽しめるステージというのも応援しがいがある。

たとえばNEWSのコンサートのように開演前から「NEWS!NEWS!」と叫ぶ若さはないかもしれない。けれど、座りながらもワクワクしながらこの時を待ちわびていたという熱気が伝わってきた。

いざ開演。ドラマ仕立ての映像と本人の登場が組み合わされていて、どこからどういうふうにして登場するのか予想がつかない。はじめからワクワクがとまらない。

その場のファンの声援のボリュームで歌う曲を決めるファン投票、5人が同じトロッコにのって会場をまわるなど、かわいいシーンも多々。カッコいいだけじゃないのがSMAP。

懐かしい曲から、最新アルバムの曲まで、アルバムを聞き込まなくても楽しめる構成で、慎吾ママやホストのヒカルといった懐かしいキャラもあれば、中居の「するめ」さんと、新たなキャラもお披露目となった。

北川景子の生電話リクエスト、明石家さんまの映像出演と、人脈が存分に生かされたステージはSMAPならではのこと。

東京ドームには約55,000人のファンがあつまり、天井席と呼ばれる上の隅々までペンライトの灯りが見えた。

「東京ドームのライブ。ほかの外国のアーティストのライブとか、たまに観に来たりするじゃないですか。そうすると、俺らもこういうところでやってんだなーって思いながら、客席をパッとみると、客席がびっちり埋まってるのって、SMAPでしか経験したことないんですよ。その状態の東京ドームが5日間存在するって奇跡だと思うし、全力でやることが、この状況を作ってくれたみんなへの恩返しだと思う。」── 木村拓哉(BARKSより引用)

今回は5大ドームをまわるツアー。9月4日のスタートからファイナルは2015年1月のナゴヤドーム。131日というSMAP史上最長の公演期間。40代でアイドルで、大きなドームを埋めつくすというのは本当にすごいことだと、改めて思ったステージでした。

国民的アイドルという地位や名誉も手にしたSMAP。それでもあぐらをかくことなく進化を追求し、常に汗をかきつづける。「自分たちに厳しい」そんなことをひしひしと感じるステージ。

終わったあと、周囲の人たちは口々にこう話した「楽しかったーーーー!」
ライブを観た感想は、もう、当にこの一言に尽きる。

(柚月裕実)