アメリカ人が日本の食べ物を批評する動画がひどい
どうも、駄菓子ばっかり食べて育った服部です。
今回はYouTubeで人気を博している「Americans Tast(Try) ●●(アメリカ人が外国の●●(食べ物)を食べてみた)」(邦題は著者が勝手にネーミング)シリーズの日本編、「Americans Taste Test Japanese Snacks(アメリカ人が日本のスナック菓子を食べてみた)」を取り上げてみました。
このシリーズ、さまざまな国や地域のものが出ていますが、「日本のスナック菓子」編は反響が大きかったためか、第二弾も作成されています(今回は第一弾のほうをまとめています)。
この企画がウケている理由として、アメリカの食べ物(大味で、質より量で、斬新な色使いといったネガティブイメージ)を日常的に食べているアメリカ人が、他国の料理を批評するという「お前が言うな」感にあるかと思います。事実、動画にはそのような内容のコメントがたくさん付いていました。
では、アメリカ人が日本のスナック菓子にどのような評価をするか、早速見ていきましょう。
審査をするのはこちらの方々。
見落としがなければ、この9人です。上段の女性5人と下段の男性4人(登場順)。アジア系の女性が1人いますが、あとは欧州系のようです。以下、便宜上、上段左から女性1、女性2……、下段左から男性1、男性2……と呼んでいきます。
●1品目「プチプリンゼリーカスタード味(金城)」
まずは、個別包装されたプリン味のゼリーといったところでしょうか。これと同じものは食べたことはないですが、味はだいたい想像できますよね。
女性1「(見て)とってもちっちゃなプリンね」
男性1「(触って)グニャグニャしてる」
女性3、ゼリーをすすって……なぜか吹き出す
男性1、舌にのせてなんか喜んでいる
女性2「(なんとなく涙目に)ホント気持ち悪い」
え……、何が? どこが??
●2品目「ポカリスエット(大塚製薬)」
お次は、日本人ならだいたい味は分かるでしょうポカリスエット。特にクセもなく、飲みやすいテイストですよね。
女性2「(半信半疑に?)ポカリスエット」
男性2「このドリンクの名前は汗(=sweat)だってさ」
そこか……。英語ネイティブの人には、「スエット」の部分が引っ掛かるのですね。そういえば、日本語で「汗ジュース」なんてネーミングだったら嫌かも……。
女性3「(一口飲むと苦い表情をし)ノー」
男性2「誰かの汗を飲んでいるような気分」
まだ言ってるし……。
女性5「だけど鉄分が入ってるよー」
ポジティブな感想は、それだけかー。
●3品目「こびとづかんグミ(カバヤ)」
●4品目「のむんチョゼリー(東豊製菓)」
3品目は「こびとづかん」のパッケージについて「なんでこんな絵柄を採用したんだ」というような意見、4品目は開け方が分からない、と苦戦している映像が大半なので飛ばしまして……。
●5品目「キットカットミニ大人の甘さ抹茶(ネスレ)」
これは美味しいでしょ。著者も大好きです。日本に来る外国人観光客の間でも、抹茶のお菓子は人気のお土産なのだそうですし。
女性2「キットカットね。これなら大丈夫でしょ」
男性3「(包装を開け)うわっ、中の見た目はひどい」
えー! キレイな緑色じゃないですか。
女性3「緑色だから健康に良さげなんじゃない?」
うーん、緑茶だから健康にプラスになるとは思いますが、色だけでは分からないかと。
●6品目「煮干しいりこ」
さて最後です。まあ何だかのオチを持ってくるんだろうとは思っていましたが、これかい! 英語でスナックとは、おやつ、おつまみ、軽食という意味なので間違ってはいないのですが……。これに対してのリアクションはこちら。
男性1、煮干しをグルグル回して観察
女性5、煮干しを見つめて口をあんぐり
男性3「(煮干しを口に入れるが)オー-!!」とうめいて取り出す
男性2、男性3とほぼ同じリアクション
ほとんど登場シーンのなかった男性4、苦しみながら煮干しをモグモグ
つうか、そんなに不味くないでしょ、煮干しって!!
まあ企画モノとして、みんなが美味しいと言ってもつまらないですから、こういうネガティブリアクションを中心に構成するのは理解しますが、やっぱり日本人としてはイラっとする動画ですね。
※動画はこちら
(服部淳)