「YOASOBI」がみんな同じ曲に聞こえるのは老化!?→ネット民「単純に興味の有無」「自分も歳とったなぁ」「年齢とは関係ない」
「YOASOBI」は、コンポーザーのAyaseとボーカルのikura(幾田りら)による音楽ユニット。「小説を音楽にする」というコンセプトを掲げているそうで、デビュー曲「夜に駆ける」や最近の「アイドル」など数多くの曲が大ヒットています。ただ、あまり興味の無い人からは「どの曲も同じに聞こえる」という声があがっているようです。
X(旧:Twitter)では、こんな投稿が注目されています。
YOASOBIがみんな同じ曲に聞こえるのは老化というツイートが目に入ったが、自分が関わっている研究によると1990年を境にメロディの変化が遅くなったり、2000年くらいを境にコード進行の変化が鈍ったりしていると思われるデータがあるので、最近の曲が似て聞こえるのはデータ的にありえなくもない。
— 1T🍵T (@1T0T) October 9, 2023
↑一言だけ追加しておくと「ありえなくもない」という控え目な書き方は「音楽の聴き方はヒトによる」という前提によるものです。メロディなどの作曲技法に沿って音楽を聴く人には該当する話かもしれないし、声色とかサウンドメイキングに沿って聞く人にはあまり関係ない話かもしれません。
— 1T🍵T (@1T0T) October 9, 2023
1T🍵T (@1T0T) さんは、「YOASOBIがみんな同じ曲に聞こえるのは老化」というツイートが目に入ったそうですが、ご自身の研究によると「1990年を境にメロディの変化が遅くなったり、2000年くらいを境にコード進行の変化が鈍ったりしていると思われるデータがある」「最近の曲が似て聞こえるのはデータ的にありえなくもない」とポストしています。
この投稿を見たX(旧:Twitter)ユーザーからは、こんな声があがっています。
・まぁどのアーティストでも興味なかったら全部同じやんってなりがち
・レコ社がそういう曲じゃないと出さないからね。表現者の個性なんて二の次
・昔のミュージシャンの曲もみんな同じように聞こえる時あります。
・転調とか変調ってやりすぎると飽きられそうですし、みんなに飽きられない努力も大変そうです
・同じ作者だとその人の能力、発想パターンに限界があり、どうしても似てしまいますね。夜遊びに限らず。
・ユーミンの曲もにてる
・「パクり作品」のレッテルを貼られるリスクが年々高くなってるからじゃない?そりゃ世の中にある音楽作品の累計総数が増えていくもんね。
・ちょっとだけ音楽やってた人間からすると、似て聞こえる方がブランディングできるから売れる、という側面ありそう。一発で「あの人だ!」と分かる音楽は売れる。小室サウンドとか中田ヤスタカとかヒャダインとか。
・流行ってるコード進行があるって聞いたことあるな🧐
・とりあえず丸サにしとけばメロディラインで切なくすることもオシャレにすることもカッコよくすることもできる万能コードだからなぁ…
・曲もそうだけど、最近のアイドルの顔が全部同じに見える。
・「ボカロってどれも同じに聞こえる」なんかこれに似てる気がする
・なるほど…老化だけではない!と。
・単純に興味の有無だと思います。
・それを言ってしまうと、サザンもミスチルもB'zも私にはそれぞれ同じに聞こえます。
・ポピュラーミュージックなんて3〜4分の長さで12音を組み合わせたものですから確率的に相似するパターンは絶対出て来ます
・知っている曲、聴き込んでいる曲は、断片を聞いても判別できます 興味あるか、ないかの差では?
・わたしもYOASOBIさんの曲はみんな同じに聴こえるから自分も歳とったなぁ……って思っていたからちょっと安心しました笑
・音符の種類が少なくなったと言うか動きが少なくなったと思います。
・宇多田ヒカルさんの登場から転調を控えてフレージングの力で引っ張っていくスタイルが主流になりましたよね。日本のポップスはコードワーク自体は面白いと思うんですが( ̄▽ ̄)
・年齢とは関係ないと思いますよ。YOASOBIの曲を実際に演奏してみると、違う曲のコード進行でワンフレーズいけちゃったりするので、雰囲気は似てるものが多いかなという印象です。
・若い人が逆に、浪曲や邦楽が全て同じように聞こえる理屈と同じではと感じます。単に興味のない分野は解像度がボケるのではと考えます。
・老化じゃないとして、同じに聞こえてもYOASOBIが全く違うサウンドにしちゃったらファンのこれじゃない感すごいと思う。
・小室哲哉の全盛期のとき10代でしたが、10代でも同じ曲に聴こえていたので同じ作曲者の曲、特に同じ作曲者が一時期に集中してたくさん作曲された時期があればその頃の曲が似て聴こえるのは割と普通のことだと思ってます。
・YOASOBIの楽曲が似て聞こえると感じるのは、彼らの独特のスタイルやアレンジ、そしてメディアの選曲バイアスなど複数の要因が絡んでいる可能性があります。
YOASOBIのコンポーザーであるAyaseさんは、AppleのDAWである「Logic Pro」でYOASOBIのすべての楽曲を制作しているそうです。確かに、同じ人が同じ機材を使って作るのですから、メロディやコード進行というよりもアレンジが似通ってしまうのは仕方がないかもしれませんね。アレンジが似ていると「似たような曲」と思われてしまいがちです。
コード進行に関しては、私はYOASOBIの曲のコード進行が「どの曲も同じ」という印象は抱いていません。最近は椎名林檎の楽曲「丸の内サディスティック」に使用されているコード進行である「丸の内サディスティック進行」(通称:丸サ進行)が流行っていますね。ちょっとお洒落な印象を与えるコード進行ですが、YOASOBIのデビュー曲である「夜に駆ける」も丸サ進行が使われています。気になる人は他の丸サ進行の曲と聞き比べてみてはいかがでしょうか。
(いまトピ編集部:ヤタロー)