幻想的な作品を創り出す彫刻家・大森暁生の心に響く10の言葉
霊気を帯びたような美しさをまとう幻想的な作品で多くのファンを魅了する、彫刻家・大森暁生(おおもりあきお/1971年~)。
主に木と金属を素材として実在するものから架空のものまで命あるものをモチーフに制作し、その彫刻は、生きているかのように神秘的で、今にも動き出しそうなほどリアルです。
大森は、1996年愛知県立芸術大学卒業後、籔内佐斗司(やぶうちさとし)工房で修業し、独立。
国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館などでの発表のみならず、ファッションブランドやレストラン、テレビドラマやミュージシャンなど異分野とのコラボレーションも積極的に行い、表現の幅を広げます。
彫刻家・大森暁生の作品写真と作家自身の言葉で編んだ作品集『木端と言端(こっぱ と ことば)ー 彫刻家の作品と言葉 ー』が発売になりました。
『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』
タイトルの「言端(ことば)」とは、著者の造語です。自らの創作活動の中で「己の身体から削り出した言葉の断片」を意味しており、原木にノミを入れ作品を彫り出していく過程で飛び散る「木端(こっぱ)」になぞらえています。
今日は『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』に収録されている中から、私たちの普段の生活でも役立ち、心に響く彫刻家・大森暁生の言葉を10セレクトしご紹介します。
大森暁生の作品と共に楽しんで下さい!
《Gothic lunatic》(2005年)Photography by KATSURA ENDO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品
《Butterfly in the frame(Type-A)》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
《光の肖像―すみっこのポンザ―》(2011年) Photography by KATSURA ENDO
「Get Ready!」(TBS)への提供作品
《カラスの舟は昇華する》(1996年) Photography by D.B.Factory
《死に生ける獣―Babirusa―》(2016年) Photography by KATSURA ENDO
「Get Ready!」(TBS)への提供作品
《不死の華》(2016年) Photography by KATSURA ENDO
《ぬけない棘のエレファント》(1999年) Photography by KEI OKANO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品
《月夜のテーブル―Cougar―》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
《Two Anacondas trapped in the frame》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)への提供作品
《ぬけない棘の狼》(1997年) Photography by gaden.com
大森暁生(おおもりあきお)プロフィール
彫刻家。1971年、東京生まれ。愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業後、彫刻家・籔内佐斗司氏のアシスタントを務める。1999年に独立、工房D.B.Factory開設。精力的に創作活動に勤しみ、国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館等での展示に加え、元ブランキー・ジェット・シティ照井利幸のCELT&COBRAをはじめとした多くのファッションブランドやミューシャン、テレビドラマや映画とのコラボレーション、店舗内外装のディレクションなど幅広く作品を発表。香川県の讃岐國分寺より制作依頼を受けた、現存唯一の完全版大日如来坐像が2023年完成予定。
展覧会会場内には、ここで取り上げた以外の言葉も多数掲出され、会場作りに一役買っています。
展覧会「霊気を彫り出す彫刻家・大森暁生展」
会期|2023年6月3日(土)~2023年7月9日(日)
主催・会場|そごう美術館
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/23/ohmoriakio/
大森暁生『木端と言端 ー彫刻家の作品と言葉ー』刊行記念展
会期|2023年5月27日(土)〜6月23日(金)
主催・会場|銀座 蔦屋書店
『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』
大森暁生(著)
大森は好きなモチーフに対して丁寧に取材することで、まるで命を宿しているかのごとき彫刻作品を創り出す。その作品は、大型の彫像、鏡写しの作品、テーブルやランプ、ベルトのバックルと多彩な顔を持つ。本書では91点の彫刻作品に加え、過去のスナップと新作を彫り始めるまでの密着ドキュメント写真を収録。写真に添えた作家自らから発せられた言葉の数々から、彫刻家、ひいては一人の人間としての大森暁生像に迫る。英文併記。
『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』より
主に木と金属を素材として実在するものから架空のものまで命あるものをモチーフに制作し、その彫刻は、生きているかのように神秘的で、今にも動き出しそうなほどリアルです。
大森は、1996年愛知県立芸術大学卒業後、籔内佐斗司(やぶうちさとし)工房で修業し、独立。
国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館などでの発表のみならず、ファッションブランドやレストラン、テレビドラマやミュージシャンなど異分野とのコラボレーションも積極的に行い、表現の幅を広げます。
彫刻家・大森暁生の作品写真と作家自身の言葉で編んだ作品集『木端と言端(こっぱ と ことば)ー 彫刻家の作品と言葉 ー』が発売になりました。
『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』
タイトルの「言端(ことば)」とは、著者の造語です。自らの創作活動の中で「己の身体から削り出した言葉の断片」を意味しており、原木にノミを入れ作品を彫り出していく過程で飛び散る「木端(こっぱ)」になぞらえています。
今日は『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』に収録されている中から、私たちの普段の生活でも役立ち、心に響く彫刻家・大森暁生の言葉を10セレクトしご紹介します。
大森暁生の作品と共に楽しんで下さい!
《Gothic lunatic》(2005年)Photography by KATSURA ENDO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品
「せっかく美術の仕事をしているのだから自分の人生だって強く美しく飾らなければ。」
《Butterfly in the frame(Type-A)》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
「アイデアという言葉はあまり好きではなく、衝動を大切にしています。けれど衝動だけでは産み出せないときもあり、そんなとき最後に仕方なく頼るのがアイデアですね。」
《光の肖像―すみっこのポンザ―》(2011年) Photography by KATSURA ENDO
「Get Ready!」(TBS)への提供作品
「技術に固執するのではなく、こねくり回さず、自己流で崩されず、素直に観察する。自分の基準を定め、そこに達することを目指します。」
《カラスの舟は昇華する》(1996年) Photography by D.B.Factory
「天才と称されるどんな偉大な作家だって、若い頃には将来を保証するよな実績など何もなかったのだから。」
《死に生ける獣―Babirusa―》(2016年) Photography by KATSURA ENDO
「Get Ready!」(TBS)への提供作品
「動物たちのもつ超人的な能力に憧れと敬意を払いつつ具象彫刻、特に動物を彫り続けている。」
《不死の華》(2016年) Photography by KATSURA ENDO
「美術に限らずもの作りにおいてはオリジナリティが重要視されますが、それは土台なくしては生まれませんし、どんな技術も個性も育ちません。」
《ぬけない棘のエレファント》(1999年) Photography by KEI OKANO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品
「今食べるための作品づくりと、10~20年後も食べていくための作品づくりは違います。」
《月夜のテーブル―Cougar―》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
「今のアート界、右を見ても左を見てもいかに“付加価値”を付けるかで皆んな必死。価値の無いものにもいかにして付加価値”を付けるか、NFTなんてまさにその最たる愚の骨頂。皆んな、頑張るところが違うだろ。」
《Two Anacondas trapped in the frame》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)への提供作品
「10年後だろうと明日だろうと、面白い未来は時間でやってくるわけじゃない。」
《ぬけない棘の狼》(1997年) Photography by gaden.com
「幻に実際に触れることが出来るのが彫刻の最大の魅力である。」
大森暁生(おおもりあきお)プロフィール
彫刻家。1971年、東京生まれ。愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業後、彫刻家・籔内佐斗司氏のアシスタントを務める。1999年に独立、工房D.B.Factory開設。精力的に創作活動に勤しみ、国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館等での展示に加え、元ブランキー・ジェット・シティ照井利幸のCELT&COBRAをはじめとした多くのファッションブランドやミューシャン、テレビドラマや映画とのコラボレーション、店舗内外装のディレクションなど幅広く作品を発表。香川県の讃岐國分寺より制作依頼を受けた、現存唯一の完全版大日如来坐像が2023年完成予定。
今回紹介した大森暁生の作品は、そごう美術館「霊気を彫り出す彫刻家・大森暁生展」で全て展示されています。そごう美術館(そごう横浜店 6階)「霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展」https://t.co/VKY4RFd9oW実在する動物から架空の生き物まで命あるものをモチーフに制作し続ける彫刻家・大森暁生の関東の美術館では初開催となる大規模個展。大学卒業制作から最新作まで約100点!とても見応えありました。 pic.twitter.com/Cder1tpRgW
— Tak(たけ) @『いちばんやさしい美術鑑賞』 (@taktwi) June 11, 2023
展覧会会場内には、ここで取り上げた以外の言葉も多数掲出され、会場作りに一役買っています。
展覧会「霊気を彫り出す彫刻家・大森暁生展」
会期|2023年6月3日(土)~2023年7月9日(日)
主催・会場|そごう美術館
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/23/ohmoriakio/
大森暁生『木端と言端 ー彫刻家の作品と言葉ー』刊行記念展
会期|2023年5月27日(土)〜6月23日(金)
主催・会場|銀座 蔦屋書店
『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』
大森暁生(著)
大森は好きなモチーフに対して丁寧に取材することで、まるで命を宿しているかのごとき彫刻作品を創り出す。その作品は、大型の彫像、鏡写しの作品、テーブルやランプ、ベルトのバックルと多彩な顔を持つ。本書では91点の彫刻作品に加え、過去のスナップと新作を彫り始めるまでの密着ドキュメント写真を収録。写真に添えた作家自らから発せられた言葉の数々から、彫刻家、ひいては一人の人間としての大森暁生像に迫る。英文併記。
『木端と言端 彫刻家の作品と言葉』より