「太陽の塔」内部の「生命の樹」まで再現したプラスチックモデルが海洋堂より発売になります!

2023/5/29 10:30 Tak(タケ) Tak(タケ)

日本万国博覧会EXPO'70(通称・大阪万博) のシンボルとして誕生し、今なお芝生の広場にただひとり両腕を広げそびえ立つ岡本太郎の傑作「太陽の塔」。



岡本太郎の渾身のアート作品であり、摩訶不思議な建築物である「太陽の塔」は、1970年竣工以来50年以上にわたり、万博記念公園に令和の世になった今でも毅然と立ち続けています。

2018年度グッドデザイン賞受賞、2020年に国の登録有形文化財に登録された高さ70メートルの「太陽の塔」。

大阪万博開催時は、パビリオンのひとつとして「太陽の塔」の内部に入り見学することが出来ましたが、その後長らく基本非公開となっていました。



「太陽の塔」の内部には「生命の樹」と称された岡本太郎が、太古から現代までの生物たちがひしめき合う様子を立体的に表現した大規模な作品が設置されています。

耐震補強工事などを行い、2018年より一般公開がスタートとなり、現在ではオフィシャルサイトより事前予約すれば誰でも見学が可能となりました。

画像は昨年、実際に「太陽の塔」の内部に入り撮影してきたものです。

「生命の樹」は、原生生物から人類にいたるまでの、約40憶年にわたる生命の進化の過程を表しています。高さは41メートル、直径1メートルの樹身体に全部で33種類133体の生き物が展示されています。

「太陽の塔」の胎内でまるで生きているかのような姿を見せる、原生類時代を生きていた生物たちや恐竜たちは、見るものを魅了してやみません。

多くのメッセージを発信している生命の樹は「太陽の塔」の血流であるとも言えるでしょう。



そんな「生命の樹」や「太陽の塔」の内部構造まで再現されたプラスチックモデルが、造形メーカー海洋堂より発売されることになりました!2023年5月25日(木)より予約受付開始。(発売は2023年9月予定)



「太陽の塔」の見えない部分の魅力として「生命の樹」だけでなく、複雑なトラス構造で構築された両腕部分も忠実に再現しています。



内部見学をするとこの両腕部分が如何に考えられて作られているかが分かります。かつて存在した空中展示場に繋がり、内部は極彩色にライトアップされています。

岡本太郎が50年以上前に大阪の地へ誕生させた巨大なパブリックアートの「立体解剖図」のようなプラスチックモデルは、ファンならずとも作り、細部まで観察したくなる逸品です。



岡本太郎による、アート作品と建築物が融合した稀有な存在、その芸術史上でも稀なモニュメントを、よくぞ立体化してくれたものです。

構成する面、立体や意匠を様々な角度から観察することのできるプラスチックモデルキットとして、組み立ててよし、塗装してよしのまさに「立体解剖図」爆誕です。



ARTPLA 1/200スケール 太陽の塔
●仕様:プラスチックモデルキット 
※別途、接着剤や工具、塗料等が必要です。
●スケール:1/200(全高:約360mm)
●成型色:1色
●ランナー枚数:11枚
●原型制作:市原俊成/繪宙計畫
●希望小売価格 :19,800円(税込)
●発売:2023年9月予定
©Taro Okamoto



商品取り扱い店
●全国のホビーショップ・プラモデル取り扱い店

●海洋堂オンラインストア
https://www.kyd-store.jp/c/genre/artpla/ap017


海洋堂 アートプラ ARTPLA 太陽の塔 1/200スケール 未塗装未組立 プラスチックモデルキット

岡本太郎の生み出したアート作品と建築物が融合した唯一無二の存在を、構成する面、立体や意匠を様々な角度から観察することのできるプラスチックモデルキットとして商品化。組み立ててよし、塗装してよし。