レシピサイトに「賢いテクニック」として載っているあのワザは危険!科学ジャーナリストが注意喚起→ネット民「ゾッとしました」「やっぱり危険だよね…」「自然派ママがやってそう」

2023/4/17 22:50 ヤタロー ヤタロー


お弁当が傷まないように、保冷剤代わりに「自然解凍で食べられる冷凍食品を入れる」というテクニックがあります。これは味の素冷凍食品のWebサイトでも紹介されているワザで、商品2個で30gの保冷剤と同じだけの冷やす能力があるそうです。

ところが、レシピサイトなどでは、「自分で作った料理を冷凍させたもの」を凍ったまま弁当箱にいれ、保冷剤の代わりにするというテクニックが紹介されていることがあるようです。実はこれ、菌が大増殖して食中毒につながるため大変危険だそうです。


Twitterでは、こんなツイートが注目されています。




松永 和紀 (@waki1711)さんは、「お弁当の保冷剤代わりに自家製冷凍食品(自分で作ったものを冷凍したもの)を入れる技」が相変わらずレシピサイトに出ていることに関して「絶対にダメ」と注意喚起しています。「自然解凍OKの冷凍食品の工場の衛生管理は厳格なのに対し、家庭の台所は工場に比べてめちゃくちゃ汚く、調理段階で細菌が入り放題」だそう。「冷凍では菌は死なないため、生温かい弁当内で大増殖し食中毒につながるそうです!!



(↑↑↑ 味の素冷凍食品の「自然解凍シリーズ」↑↑↑)


この投稿を見たTwitterユーザーからは、こんな声があがっています。

















ほかにも、こんな引用ツイートがありました。

・菌は温度が上がる時に爆発的に増えます。自然解凍されて結露と食品で水分と栄養豊富な環境でめっちゃ増えます。

・自分で調理して自分で冷凍した食べ物を、よりによって生温かいお弁当箱の中で自然解凍させたらバイ菌めちゃ増える!

・自家製冷凍食品の自然解凍?汚すぎるでしょ

・自然解凍オッケーレシピ、自分を信じられなくてやってなかったけど、やっぱり危険だよね…自然解凍可の冷食神🙏



東京都福祉保健局のWebサイトによれば、「自然解凍可能」な旨の表示がある商品(自然解凍で加熱せずに食べることができるもの)は、製造時に厳しい衛生管理が求められていて、通常の冷凍食品よりも長時間保存した際の最近の検出値が低かったそうです。

間違えやすいのは、「加熱調理の必要性 解凍してそのまま召し上がりください」と書かれていても「自然解凍可能」という表記がない場合は、弁当に入れて自然解凍することを想定した食品ではない可能性があるそうです。

お弁当に入れて自然解凍で食べる場合は(保冷剤代わりとして入れる場合も含めて)、冷凍食品に「自然解凍可能」という表示があることを確認し、それがない場合は自然解凍での利用はやめましょう。なお、「自然解凍可能」の冷凍食品が入っていても、弁当はできるだけ冷やして持ち運び・保管し、早めに食べるように同保健局は推奨しています。

【自然解凍OKの冷凍食品】







(いまトピ編集部:ヤタロー)