埼玉県民を魅了するあのスーパーが運営する美術館が川越にあった!

2022/12/4 21:30 Tak(タケ) Tak(タケ)

埼玉県を中心に関東地方に160店舗以上を展開するローカルスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」

今年、TBSラジオが行ったスーパー総選挙「お気に入りのスーパーマーケット」で堂々の2位に輝いた人気スーパーです。



3万人が選ぶ「お気に入りのスーパーマーケット」 3位「ライフ」、2位「ヤオコー」、4年連続1位になったのは?

埼玉県民から絶大な支持を得ている「ヤオコー」は、お惣菜やおはぎが美味しくて安いと度々Twitterでも話題になっているのを見かけたことある方も多いはず。

そんなスーパー「ヤオコー」が運営する美術館が川越市にあるのをご存知でしょうか。



その名もズバリ「ヤオコー川越美術館」(三栖右嗣記念館)
https://www.yaoko-net.com/museum/

ヤオコーの創業120周年事業として2012年3月11日に開館。今年で10周年を迎えました。



ヤオコー川越美術館の建築設計を手掛けたのは、建築家の伊東豊雄氏。

伊東氏は、せんだいメディアテーク、TOD’S表参道ビルや台中国家歌劇院など国内外で多くの魅力的な建物を手がけ、2011年には建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞した日本が誇る建築家のひとりです。



伊東氏が手掛けたヤオコー川越美術館は、エントランス(ショップ)、2つの展示室、ラウンジ(カフェ)の4つの空間で構成されています。

2つの展示室はm、屋根形状、素材の違いからもたらされる室内での光の明暗が異なり、絵画だけでなく特徴的な光の表情を楽しむことのできる空間になっています。



館内は写真撮影可能です。川越は写真映えのする古い建物が多く残る町ですが、このヤオコー川越美術館の存在が広く知れ渡ると川越観光の人気スポットになること間違いありません。

ヤオコー川越美術館は、同じ埼玉県出身の洋画家・三栖右嗣氏(1927-2012)の作品を季節ごとに展示しています。



株式会社ヤオコーの実質上の創業者である故川野トモ氏が、三栖の個展で20号のコスモスの絵を求めたことが切っ掛けとなり、蒐集がスタート。

美術館ができる前は、ヤオコー本社ビルの各階に三栖右嗣氏の絵画が飾られていたそうです。

ヤオコー川越美術館 - 三栖右嗣について



川越観光の人気エリア蔵造りの街並みや大正浪漫通りから少し離れた氷川神社近くの閑静な住宅地に建つヤオコー川越美術館。

ヤオコー本社がある川越駅からは、路線バスや小江戸巡回バスを利用するのが便利です。川越市立美術館、川越市立博物館からは徒歩圏内です。


ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

開館時間:午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
駐車場:15台
住所:〒350-0851 埼玉県川越市氷川町109-1


ダイヤモンド・チェーンストア 2021年2月15日号