【美しき飲むアート】ロートレック作品をオマージュした三菱一号館美術館スペシャルカクテル

2022/9/29 22:10 Tak(タケ) Tak(タケ)

三菱一号館美術館併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」(東京・丸の内)にてこの秋、「ロートレック ノンアル・カクテル」が提供されます。

三菱一号館美術館 https://mimt.jp/



拙著『カフェのある美術館 素敵な時間をたのしむ』の表紙を飾っている三菱一号館美術館ミュージアムカフェ「Café 1894」。



明治期(1894年)に銀行営業室として利用された空間を復元したミュージアムカフェ・バー。

クラシックな趣と、2層吹き抜けの高い天井が人気のお店でドラマやMVの撮影場所としても有名なお店です。


「Café 1894」
東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1F

展覧会ごとにオリジナルメニューを用意するミュージアムカフェは他にも多くありますが、「Café 1894」ではそれとは別に三菱一号館美術館の所蔵作品をオマージュしたスペシャルドリンクを提供しています。

2021年の夏に「三菱一号館美術館 スペシャルドリンク」を販売開始。今回のロートレックカクテルはその第2弾となります。

百聞は一見に如かずです。早速6種類も用意された「ロートレック ノンアル・カクテル」を作品画像と共に観て参りましょう!


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《コンフェッティ》、1894年、三菱一号館美術館蔵

―コンフェッティ=Confettiとは紙吹雪のこと。ロートレックが紙吹雪メーカーからの依頼で制作したポスターです。


【コンフェッティ】

オマージュカクテルは、ロートレック作品に描かれた紙吹雪のイメージをカラフルなコラーゲンビーズで表現されています。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《『悦楽の女王』》、1892年、三菱一号館美術館蔵


【『悦楽の女王』】

ロートレックの友人であるポーランド人作家ヴィクトール・ジョズが執筆した『悦楽の女王』の宣伝用のポスターの色合いをドリンクに取り入れています。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《エグランティーヌ嬢一座》、1896年、三菱一号館美術館蔵

フレンチ・カンカンのダンサー・グループであるエグランティーヌ嬢一座を描いたポスター。


【エグランティーヌ嬢一座】

一体感がありそうにみえて互いをライバル視している様子を、存在感のあるフルーツで個性的なドリンクに仕上げています。夜の「Café 1894」で飲むと気分はムーラン・ルージュ!


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《エルドラド、アリスティド・ブリュアン》、1892年、三菱一号館美術館蔵

歌手のアリスティッド・ブリュアンがカフェ・コンセール「エルドラド」に出演することを告知するポスター。威厳ある雰囲気がよく現わされています。


【エルドラド】

オマージュドリンクは、見た目だけでなく、熱量の高いアリスティッド・ブリュアンのパフォーマンスを、オレンジとジンジャーエールの絶妙かつ、刺激的な味で表現しています。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ムーラン・ルージュのイギリス人》、1892年、三菱一号館美術館蔵


【ムーラン・ルージュのイギリス人】

ティー・ソーダにレモンやベリーを添えて、《ムーラン・ルージュのイギリス人》のイメージに仕上げています。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《メイ・ミルトン》、1895年、三菱一号館美術館蔵


【メイ・ミルトン】

踊り子のメイ・ミルトンが、アメリカ巡業の際にロートレックに依頼したポスターのイメージそのまま!青と黄色が印象的なドリンクです。

新発売の6種類のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品をオマージュした「ロートレック ノンアル・カクテル」どれを注文するか迷ってしまいそうです。

作品へのオマージュが一段と増した、まさに飲むアート作品ともいえる、これぞミュージアムカフェで提供されるのに相応しい出来栄えです。



フランス南部のタルヌ県アルビにあるトゥールーズ=ロートレック美術館と、2009年から姉妹館提携を行っている三菱一号館美術館ならではの美しいカクテル。

なんちゃってコラボメニューとは明らかに一線を画すガチなドリンクメニュー。販売開始は2022年10月1日から!

同時に、ルドンの大作「グラン・ブーケ」も満を持して「グラン・ブーケ ノンアル・カクテル」としてメニューに登場します。

三菱一号館美術館 Café 1894で「芸術の秋」と「食欲の秋」を同時に満喫しちゃいましょう!!

三菱一号館美術館 https://mimt.jp/


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