思わず手が伸びる!西洋絵画が表紙を飾る本10選
日本美術が表紙を飾る本を以前紹介したところ、とても評判がよかったので、今回は第2弾として西洋絵画を表紙に用いている本をご紹介します。
→アートな表紙に一目惚れ!日本美術がデザインされた本10選
小説だけでなくなるべく幅広いジャンルから独断と偏見で好きなアート作品が採用されている10冊を選んでみました。
ご自宅の本棚に並んでいる本もあるかもしれません。また思わぬ名画が使われていたりします。これから暑さも和らぎ読書の秋到来となります。
10冊の中から表紙の絵に惹かれ興味関心を持たれたら早速読んでみましょう!
ヴィルヘルム・ハンマースホイ「室内、ストランゲーゼ30番地 」
『黒雲の下で卵をあたためる』
小池昌代(著)
誰もが見ていて,見えている日常から,覆いがはがされ,詩という新しい表現が詩人に訪れる瞬間.詩人は詩をどのように読み,文字を観て,何を感じるのか.美しい日本語で語られた,フィクションとも思われる豊かな経験。
フランシスコ・デ・ゴヤ「気まぐれ」
『真昼なのに昏い部屋』
江國香織(著)
私は転落したのかしら。でもどこから? 会社社長の夫・浩さんと、まるで軍艦のような広い家に暮らす美弥子さんは、家事もしっかりこなし、「自分がきちんとしていると思えることが好き」な主婦。大学の先生でアメリカ人のジョーンズさんは、純粋な美弥子さんに心ひかれ、二人は一緒に近所のフィールドワークに出かけるようになる。ふと気がつくとジョーンズさんのことばかり考えている美弥子さんがいた。中央公論文芸賞受賞作。
レンブラント・ファン・レイン「テュルプ博士の解剖学講義」
『天才までの距離 美術探偵・神永美有』
門井慶喜 (著)
岡倉先生は、いはゆる筆を持たない芸術家でありました―。近代日本美術の父・岡倉天心の直筆画が発見されたという。天心の実作はきわめて稀だが、美術探偵・神永美有は破格の値をつける。墨絵は果たして本物か?お馴染み神永美有と佐々木昭友のコンビが東西の逸品と対峙する人気シリーズ、待望の第二弾。
ウィリアム・ブレイク「The Resurrection」
『ノヴァーリスの引用/滝』
奥泉 光(著)
恩師の葬儀からの帰り道、数年ぶりに再会した男たちは酒を酌み交わす。何時しか話題は、今は亡き友人に。大学図書館の屋上から墜落死した彼は自殺したのか、それとも……。
マルク・シャガール「街の上で」
『屋根屋』
村田 喜代子 (著)
雨漏りのする屋根の修理にやってきた屋根屋。自在に夢を見られると語る彼の誘いに乗って、「私」は、夢のなかの旅へ一緒に出かける。九州訛りの木訥な屋根屋と、中年主婦の夢の邂逅は、不思議な官能をたたえながら、ファンタジーの世界へと飛翔する。
ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で」
『ひみつの王国: 評伝 石井桃子』
尾崎 真理子 (著)
菊池寛に編集を学び、太宰治に恋され、「プーさん」を訳し、「ノンちゃん」を生み出した。石井桃子とは誰だったのか?200時間におよぶインタビューと膨大な書簡をもとに仕事、生活、戦争秘話まで101年の稀有な生涯を描き尽くす。児童文学の巨星、初にして決定版評伝!
パウル・クレー「人形劇場」
『天頂より少し下って』
川上 弘美(著)
奇妙な味とユーモア、そしてやわらかな幸福感―川上マジックが冴えわたる、極上の恋愛小説全7篇。
ラファエロ・サンティ「アテナイの学堂 」
『学問の力』
佐伯 啓思(著)
学問は現実に対してますます力を失い、衰退に拍車がかかっている。「知の芸能化」や「専門主義化」を克服するにはどうすべきか。その処方箋として、普遍性の追求と同時に「故郷」を持つことの大切さを、自身の研究体験を紹介しながら提言する。
グスタフ・クリムト「女の三世代 」
『死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』
岡田 尊司(著)
死に至る病とは絶望のことである、と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。絶望とは、神を信じられないことを意味した。だが今日、死に至る病の正体は、「親の愛さえも信じられない」こと、つまり「愛着障害」にほかならない―。豊かになったはずの社会で、生きづらさを抱える人が増え続けるのはなぜか。
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」
『たゆたえども沈まず』
原田 マハ (著)
19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホと、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇跡の出会いが“世界を変える一枚”を生んだ。読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。
→アートな表紙に一目惚れ!日本美術がデザインされた本10選
→アートな表紙に一目惚れ!日本美術がデザインされた本10選
小説だけでなくなるべく幅広いジャンルから独断と偏見で好きなアート作品が採用されている10冊を選んでみました。
ご自宅の本棚に並んでいる本もあるかもしれません。また思わぬ名画が使われていたりします。これから暑さも和らぎ読書の秋到来となります。
10冊の中から表紙の絵に惹かれ興味関心を持たれたら早速読んでみましょう!
ヴィルヘルム・ハンマースホイ「室内、ストランゲーゼ30番地 」
『黒雲の下で卵をあたためる』
小池昌代(著)
誰もが見ていて,見えている日常から,覆いがはがされ,詩という新しい表現が詩人に訪れる瞬間.詩人は詩をどのように読み,文字を観て,何を感じるのか.美しい日本語で語られた,フィクションとも思われる豊かな経験。
フランシスコ・デ・ゴヤ「気まぐれ」
『真昼なのに昏い部屋』
江國香織(著)
私は転落したのかしら。でもどこから? 会社社長の夫・浩さんと、まるで軍艦のような広い家に暮らす美弥子さんは、家事もしっかりこなし、「自分がきちんとしていると思えることが好き」な主婦。大学の先生でアメリカ人のジョーンズさんは、純粋な美弥子さんに心ひかれ、二人は一緒に近所のフィールドワークに出かけるようになる。ふと気がつくとジョーンズさんのことばかり考えている美弥子さんがいた。中央公論文芸賞受賞作。
レンブラント・ファン・レイン「テュルプ博士の解剖学講義」
『天才までの距離 美術探偵・神永美有』
門井慶喜 (著)
岡倉先生は、いはゆる筆を持たない芸術家でありました―。近代日本美術の父・岡倉天心の直筆画が発見されたという。天心の実作はきわめて稀だが、美術探偵・神永美有は破格の値をつける。墨絵は果たして本物か?お馴染み神永美有と佐々木昭友のコンビが東西の逸品と対峙する人気シリーズ、待望の第二弾。
ウィリアム・ブレイク「The Resurrection」
『ノヴァーリスの引用/滝』
奥泉 光(著)
恩師の葬儀からの帰り道、数年ぶりに再会した男たちは酒を酌み交わす。何時しか話題は、今は亡き友人に。大学図書館の屋上から墜落死した彼は自殺したのか、それとも……。
マルク・シャガール「街の上で」
『屋根屋』
村田 喜代子 (著)
雨漏りのする屋根の修理にやってきた屋根屋。自在に夢を見られると語る彼の誘いに乗って、「私」は、夢のなかの旅へ一緒に出かける。九州訛りの木訥な屋根屋と、中年主婦の夢の邂逅は、不思議な官能をたたえながら、ファンタジーの世界へと飛翔する。
ヘンリー・ダーガー「非現実の王国で」
『ひみつの王国: 評伝 石井桃子』
尾崎 真理子 (著)
菊池寛に編集を学び、太宰治に恋され、「プーさん」を訳し、「ノンちゃん」を生み出した。石井桃子とは誰だったのか?200時間におよぶインタビューと膨大な書簡をもとに仕事、生活、戦争秘話まで101年の稀有な生涯を描き尽くす。児童文学の巨星、初にして決定版評伝!
パウル・クレー「人形劇場」
『天頂より少し下って』
川上 弘美(著)
奇妙な味とユーモア、そしてやわらかな幸福感―川上マジックが冴えわたる、極上の恋愛小説全7篇。
ラファエロ・サンティ「アテナイの学堂 」
『学問の力』
佐伯 啓思(著)
学問は現実に対してますます力を失い、衰退に拍車がかかっている。「知の芸能化」や「専門主義化」を克服するにはどうすべきか。その処方箋として、普遍性の追求と同時に「故郷」を持つことの大切さを、自身の研究体験を紹介しながら提言する。
グスタフ・クリムト「女の三世代 」
『死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』
岡田 尊司(著)
死に至る病とは絶望のことである、と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。絶望とは、神を信じられないことを意味した。だが今日、死に至る病の正体は、「親の愛さえも信じられない」こと、つまり「愛着障害」にほかならない―。豊かになったはずの社会で、生きづらさを抱える人が増え続けるのはなぜか。
フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」
『たゆたえども沈まず』
原田 マハ (著)
19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホと、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇跡の出会いが“世界を変える一枚”を生んだ。読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。
→アートな表紙に一目惚れ!日本美術がデザインされた本10選