最後の階段を上った先で何かが起こる⁉ 今年も「和のあかり×百段階段」が開催!

2022/6/24 18:20 虹



早いもので2022年が始まって半年が経とうとしています。
ついこの前ゴールデンウィークだったような気がしますが、既にあれから2ヶ月が過ぎ……今、自分で書いていてぎょっとしています。
とはいえ、季節ごとの風流なイベントを楽しめるのは嬉しいもの。そう、7月といえば「七夕」です。



星に願いを込めて短冊を飾る七夕は、とても趣のある行事です。そんな七夕に思いを寄せて、「ホテル雅叙園東京」では、全館をあげてイベントが開催されるそう。
ホテル雅叙園東京というと、結婚式を連想しがちですが、ホテル内には東京都指定有形文化財「百段階段」や、アフタヌーンティーが楽しめるレストランなど、さまざまな施設があります。


今年は怪談! 幻想的な灯りが彩る百物語



ホテル雅叙園東京は「ミュージアムホテル」と称されるだけあり、豪奢な内装が有名です。
中でも東京都指定有形文化財「百段階段」は、7つの部屋を99段の階段廊下がつなぐ不思議な建物
こちらはホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられたホテル雅叙園東京で現存する唯一の木造建築だそうです。




7つの部屋はそれぞれ異なるテーマで装飾がなされており、鏑木清方をはじめ、当時日本美術界を牽引した画家たちが絵筆を振るった天井や欄間は、圧倒的な美しさを誇ります。

▲中里繪魯洲 作品(イメージ)

この文化財「百段階段」で毎年夏に催されるのが、「和のあかり」展。さまざまな照明作家を招いて、その独特な空間を彩る展覧会です。
テーマは毎年変わりますが、今年はなんと百物語!
7月2日(土)から開幕「和のあかり×百段階段 2022〜光と影・百物語〜」では、光(あかり)によって生まれる影、異なるふたつの要素が織り成すコントラストが愉しめる内容となっているそうです。


百話を迎えたとき何かが起こる…⁉︎

▲柳井金魚ちょうちん祭り(山口)

会場には山口県の伝統的な祭事「柳井金魚ちょうちん祭り」で知られる提灯から、現代の作家たちによる作品、そしてサステナブルに基づいた放置竹林を再利用した照明まで、百物語をイメージしたさまざまなコンセプトのあかりが並びます。

▲妖怪提灯・伊藤権次郎商店+CRAFCULT

文化財「百段階段」は前述のとおり、階段を上るごとに現れる華麗な装飾を持つ部屋があるのが特徴です。今回は各部屋を訪れるごとに、物語が進められる仕掛けになっているそうで……。
百話を迎えた時に何かが起こると言われる百物語と、百段階段を掛けたこの企画、最後の階段を上り終えた先に何が待っているのか⁉ まさに「百段怪談」、夏にふさわしい展覧会と言えるでしょう。


七夕をイメージしたイベントが盛りだくさん

▲New American Grill “KANADE TERRACE”の七夕アフタヌーンティー

文化財「百段階段」での展覧会のほかにも、さまざまな企画が目白押しです。
浴衣での滞在を楽しめる宿泊プラン「浴衣サマーステイ」をはじめ、レストランNew American Grill “KANADE TERRACE”での優雅な「七夕アフタヌーンティー」、そして織姫と彦星をイメージした「七夕ノンアルコールカクテル」も用意されるそう。お酒が苦手な方も夏の夕べを堪能できるのは嬉しいですね。

▲七夕ノンアルコールカクテル


ここで紹介した内容以外にも、趣向を凝らした企画が用意されているので、ぜひホテル雅叙園東京のホームページをチェックしてみてください。
今年の夏は日本美のミュージアムホテルで、非日常感あふれる七夕を楽しんでみてはいかがでしょう?


和のあかり×百段階段 2022~光と影・百物語~
期間:2022 年 7 月 2 日(土)から 9 月 25 日(日)
時間:11:30~18:00(最終入館 17:30)
※8 月 20 日(土)は 17:00 まで(最終入館 16:30)
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
料金:当日券 ¥1,500 / 学生 ¥800(要学生証呈示)/ 未就学児無料
販売:ホテル雅叙園東京(一般入場券)/ 公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付)
主催:ホテル雅叙園東京
お問合せ:03-5434-3140(イベント企画 10:00~18:00)
URL:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2022