約180種類のあじさいが見頃!たった200円で1日楽しめる京都府立植物園

2022/6/23 20:00 明菜 明菜

洗濯物からは嫌なにおいがするし、汗が乾かないからシャツが肌に貼り付いて気持ち悪い。じめじめした梅雨はどうにも嫌われているシーズンです。そんな梅雨でも心待ちにしていることといえば、あじさい。



京都府立植物園のあじさいが、ちょうど見頃を迎えていると聞いて行ってきました。だいたい7月上旬頃まで見られるでしょうか。



京都府立植物園は、2014年に開園90周年(2024年には開園100周年!?)を迎えました。「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」づくりを基本コンセプトとする植物園で、24ヘクタールの広大な敷地を誇り、その広さは東京ドーム5個分。洋風庭園やつばき園、はなしょうぶ園、観覧温室など、生きた植物を学べる展示が充実しており、1日いても飽きないスポットです。



6月上旬から7月上旬は、あじさいが見頃。日本に自生するあじさいは12種類ですが、京都府立植物園は、ヤマアジサイやガクアジサイ、西洋アジサイなど約180種類を植栽しています。園内の「あじさい園」で見られるあじさいの種類の多さは京都1位だそうです!



種類が豊富なので、一度にいろいろな種類のあじさいを楽しむことができました。人の顔より大きくて立派なあじさいなんて初めて見たのでビックリ。

一般に、あじさいの花だと思われているのは、実はガクが発達したもの。これは装飾花と呼ばれるそうで、装飾花のつき方で「てまり咲き」と「額咲き」の2種類に分けられます。



こんもりと丸いのが「てまり咲き」で、装飾花が額のように小さな花を囲んでいるのが「額咲き」です。

あじさい園にはハスもいくつか咲いていました。花も葉も大きくて、自分が小さくなったのかと思いました。ハスの見頃は6月下旬頃からです。



あじさいの他にも、スイレンやハナショウブ、バラなどが見頃を迎えています。あじさい園から噴水を抜けた先にある「ばら園」は、艶めかしい甘い香りに満たされていました。



京都府立植物園は、地下鉄烏丸線の北山駅3番出口すぐという好立地。京都駅から地下鉄に乗っていれば着きます。

入園料も、一般200円、高校生150円とリーズナブル極まりない。温室を観覧する場合は別途、一般200円、高校生150円が必要ですが、それでもお安いです。中学生以下、70歳以上、障碍者手帳をお持ちの方は、いずれも無料とのこと。



陽光をさえぎるものが無いエリアが多いので、帽子を持参するのがおすすめです。こまめな水分補給も。京都、ほんと暑いです。

とはいえ、有名な観光地よりはずっと空いているので、ゆったり羽を伸ばせる感じがしました。現在はあじさいシーズンですが、年間を通して植物と触れ合えるスポットです。

京都府立植物園
【開園時間】午前9時から午後5時(入園は午後4時まで)
【観覧温室開室時間】午前10時から午後4時(入室は午後3時30分まで)
※年末年始は休業
https://www.pref.kyoto.jp/plant/index.html