伝統職人とクリエーターたちがタッグを組んだ「百年前掛け」が熱い!

2021/11/28 12:15 Tak(タケ) Tak(タケ)

カフェで飲むコーヒーやラテが美味しいのは、厳選された珈琲豆を使用してたり、淹れかたが丁寧なだけではありません。



バリスタが着けているカフェエプロンが味に一役買っていることは、皆さんも薄々気が付いていたはずです。

このことはカフェだけに限ったことではありません。街中の花屋やラーメン屋、はたまたメイドカフェに至るまでエプロンはマストアイテムであり、その仕事を象徴するアイテムです。



日本にも古来より「前掛け」文化がありました。正式には「帆前掛け」というそうで、室町時代までその起源をさかのぼれる歴史を有しています。

今でも酒屋や米屋などで見かけるほか、居酒屋の店員さんも粋に前掛けしめてはきはきと仕事に勤しんていますね。



前掛けは、単にお洒落着ではなく、ひもを腰でしっかりと締めて使うため、重いものを運ぶ時に腰を支えるなど機能性にも優れています。

働く人の体を衝撃から守るミニマムな仕事着として、また、生地に染め抜きを施すことで広告宣伝媒体やユニフォームとして活用されている実用的なアイテムです。



前掛けの産地である愛知県豊橋市にある有限会社エニシングは、約100年前のTOYOTA製シャトル織機を使い、日本の伝統的な技術を受け継ぎ現在に至ります。

厚くてしなやかな生地を丁寧に織り上げ、先人たちの知恵と歴史がつまった”100年経っても使える”最高級の前掛け(100年前掛け)をつくり続けています。



今回リクルートが主催する「Creation Project 2021」として豊橋の前掛け職人と144人のクリエイターがタッグを組み個性豊かなデザインのオリジナル前掛けを作り上げました。

有名デザイナーさんやクリエーターさん、そして老舗が手を組んだ「百年前掛け」プロジェクト。さぞかしお値段にお高いのかと思いきや、とってもリーズナブルな価格設定になっています。



しかも、売り上げから製作費を除いた収益金は、セーブ・ザ・チルドレンに寄付し、新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に困難な状況にある家庭への食の提供や、子どもの貧困問題の解決や虐待の予防など、未来を担う日本の子どもたちの支援のために役立てられるとのこと。

作品を購入することで、誰でもチャリティーに参加できちゃう素敵なプロジェクトです。勿論、前掛けもゲットできます!


144人のクリエイターと豊橋の職人がつくる「百年前掛け」

会期:2021年12月9日(木)~2022年1月22日(土)
時間:11:00a.m.-7:00p.m.
日曜・祝日と12/26(日)〜1/5(水)は休館 入場無料 
会場:クリエイションギャラリーG8、ガーディアン・ガーデン
特設サイト:
http://rcc.recruit.co.jp/creationproject/2021



展覧会会期中、オンラインショップで会期初日から会期終了までの期間、予約注文販売されます。特設サイト要チェックです!
http://rcc.recruit.co.jp/creationproject/2021

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