暑くても、雨でも、コロナ禍でも、どんな時でも楽しむことができるミュージアム!

2022/4/28 20:20 KIN KIN




こちらの写真、2020年10月にオープンしたミュージアムです。どこのミュージアムかわかりますか?

オープンしてすでに1年半たっていますが、アートファンでもこのミュージアムの存在をまだ知らないという人も居るのではないでしょうか?この建築物見た記憶がない、という人も多いのではないでしょうか?



少し近づいて見ると橋を渡った先に建物がありますね。その手前にある看板に見える……このキャラクターは杉並区のキャラクター「なみすけ」!?



実はこれ、ウェブ上で展開する仮想美術館「スギナミ・ウェブ・ミュージアム」なのです。よく見ると建物やらなんだかんだ宙に浮いています。このコロナ禍、様々な課題を解決する一つの方法として展開されたのがこのウェブミュージアムだそうです。


スギナミ・ウェブ・ミュージアム
https://www.suginamiart.tokyo/webmuseum/
※スギナミ・ウェブ・ミュージアム関連の画像はこのサイトからのものです。



建物の中に入ってみます(もちろんWEB上の話です)。カーソル操作でぐるぐる回ったり近づいたり離れたり。各所にある「i」マークにカーソルを合わせるとコーナー名の表示。「i」マークをクリックするとそのページに飛ぶことができます。



展示室以外にも、ライブラリやインフォメーション、オンラインショップなどもありますね。アーカイブでは小説家 角田光代さん、落語家 古今亭志ん輔さん、ジャズピアニスト 山下洋輔さんなど杉並区ゆかりの人々の映像などを見る事が出来ます。

街中のギャラリーへのリンクもあり、ウェブから街中へアートをつないでいく仕組みを作り上げようとしているようですね。



現在、開催中の展覧会は杉並区ゆかりの写真家10名の作品を紹介している区民展「杉並の写真家10人展」(2022/1/25-5/31(予定))。今後の開催予定では企画展「阿佐ヶ谷住宅の記憶展」(2022/7/1-(予定))、常設展「マイなみすけ展」(2022/5/1-2023/1/31(予定))など。

過去には杉並に住んだこともある棟方志功の作品を集めた「MUNAKATA SHIKO 2021 [PROLOGUE]」や杉並区の夏の一大風物詩「東京高円寺阿波おどり 歴代ポスター展」なども開催されています。今後も地元につながるアートを紹介していく企画がたくさん出てきそうですね。楽しみです。


スギナミ・ウェブ・ミュージアム
https://www.suginamiart.tokyo/webmuseum/

暑くても、雨でも、コロナ禍でも安心してアートを楽しむことができるミュージアム、良いですね。



そういえば、杉並の「荻窪駅前商店会」では棟方志功の作品のフラッグを見る事ができます。この図柄は荻窪にあった「金太郎和菓子店」の包装紙に描かれていたものとの事です。


見上げればあのアニメ!?好きなキャラクターに出会える街。
https://ima.goo.ne.jp/column/article/9828.html
杉並区にある商店街のフラッグと言えばこちらもありました。いろいろ巡って楽しむのもありですね。