ジブリ、英紙インタビューへの発言が「性差別的」と炎上
英紙ガーディアンが6日に公開したスタジオジブリの映画「思い出のマーニー」の監督・・米林宏昌氏とプロデューサー・西村義明氏へのインタビュー記事において、西村氏が発言した内容が海外で物議を醸しています。
ガーディアン紙の「ジブリが女性監督を採用することはありますか?」という質問に対し、「女性はより現実的で日常生活をよく管理する傾向があります。一方、男性はより理想主義的で、ファンタジー映画は理想主義的なアプローチが必要です。なので男性監督が選ばれてきたのは偶然だとは思えません」と答えた西村プロデューサー。
この発言に対して「性差別的だ」として海外では、
・これには全面的に同意できない
・私はアニメ監督で、この発言を理解しようとしましたけどできませんでした
・宮崎駿はこの考えに同意しないと信じたいです
・性を一般化しすぎ。スタジオ・ジブリはクールだと思ってたのに
・西洋の性差別者なら男性は理性的で女性は非理性的と言いそうだと思うわけで、これって基本的にこの日本人ステレオタイプと真逆。基本的に、男性女性がどういうものかについての考えは完全にほとんど文化によるってことを証明してる
など、多くの意見がネットに書き込まれる事態に。
また、この状況を知った日本のユーザーからも様々な意見がでています。
ジブリの「ファンタジー映画は理想主義的なアプローチが必要です。男性が選ばれるのは偶然だとは思いません。」で炎上って、魔女の宅急便もゲド戦記も耳をすませばも女性原作者なんだから、一応ジブリ自体は女性がファンタジーを作る能力を評価してきたはずなんじゃないかな...?
— Midori Harada/Kyoto (@aireverte) 2016年6月9日
良くないっつうか、「何でこんなアホなこと言っちゃったんですか、しかもよりによってガーディアン紙のインタビューで」っていう…日本アニメ界全体には女性演出家たくさんいるのにhttps://t.co/8pCW2glr7s
— cdb (@C4Dbeginner) 2016年6月8日
そもそもスタジオジブリは幼女や少女を主人公にした作品ばかりの時点で性差別的なのに、何をいまさらw
— 師匠 (@See_Show) 2016年6月9日
続)無論それがあらゆる映画の「監督」に求められる資質、ではないが。少なくともジブリが求める「監督」はそう言う人材。創作とは一種の狂気、「ナントカと紙一重」なのは男の方が多いんです、と言うホンネ話を「創作に理想的」とかPC的に言い換えたら逆方向の差別表現になってしまった、みたいな。
— 田川滋 (@kakitama) 2016年6月9日
この他、
・画一的すぎるだろ…こんな脳みそがファンタジーに向いてるのか?
・逆だったら「女が非現実的とは何事か!」って言うんだろうな。
・欧米も映画監督はほとんど男性だよ
・女もなんとなくかめはめ波が打てる気がして練習したことあるの?
などなど、ネット上では議論が盛り上がっています。
(いまトピ編集部)