まるでラピュタ!沖縄の古城がジブリの世界だった

2016/1/15 14:38 satomin satomin

テレビで放映されるたびに話題になる、人気のジブリ作品「天空の城ラピュタ」。

最近では、兵庫県の竹田城がラピュタみたいだとネットでも話題になりました。
いまトピでも紹介した熊本県の阿蘇山にも「ラピュタの道」と呼ばれているところが。

が、しかし!
そんな「まるでラピュタ!」な場所は竹田城や阿蘇山だけじゃない!
はるか南、沖縄にあったんです。


■沖縄にもあった!まるでラピュタな城

旅先としても人気の沖縄にジブリの世界がありました。
世界遺産にもなっている今帰仁城(なきじんぐすく)です!!!




石段と脇に咲く花もまるで映画の背景のようで、パズーが駆け上っていきそうな雰囲気です。




ちなみに「ぐすく」とは城という意味。沖縄には今帰仁城以外にも首里城、中城城(なかぐすくじょう)、座喜味城(ざきみぐすく)、勝連城(かつれんぐすく)、など、世界遺産に登録されているお城が5つもあります。




沖縄本島北部にある今帰仁城は14世紀まで遡る古いお城で、琉球に北山、中山、南山の三大勢力が支配していたグスク時代に、北山王の居城であったといわれます。
いまは遠く海が望める見晴らしのよい高台に城壁のみが取り残され当時を忍ばせます。

風が強い荒涼とした大地、石が積み上げられた城壁や石垣に囲まれた地に立っているといつしかジブリの世界に迷い込んだかのようです。




「すごいや、ラピュタは本当にあったんだ」と言いたくなる光景。




同じ沖縄本島にあるガンガラーの谷も空中都市ラピュタのような場所です。
ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れてできた亜熱帯の森です。
いまにも朽ち果てたロボットがでてきそうな雰囲気です。

▼推定樹齢150年とも言われるガンガラーの谷のシンボル「大主(ウフシュ)ガジュマル」




■世界遺産!幾重にも層を作る今帰仁城跡



今帰仁城跡はいくつかの階層に別れています。
一番外側の外郭は高さ約2メートルの低めの石垣が数百メートル曲がりくねって続いています。



今帰仁城の正門である平郎門(へいろうもん)から大庭(うーみやー)まで続く七五三(しちごさん)の階段があります。
平郎門を通り抜けて大庭に向かって左側には、最も高い石垣に囲まれた大隅(うーしみ)があり、城兵達の武闘訓練や兵馬を養い訓練した場所と考えられています。




七五三の階段を登ると行事などが執り行われていた大庭(うーみやー)があり、正殿(主郭)、北殿、南殿の建物が取り囲んで建っていたと考えられています。大庭の隣には城に使えた女官部屋(にょかんべや)があったとされる御内原(うーちばる)があり、城内でも神聖な場所とされていました。

▼ジブリ作品のひとコマのようです



城内でもっとも重要な中心的な建物があった主郭(俗称本丸)が大庭の東、一段高くなった所にあります。

▼主郭(俗称本丸)だった場所に火神の祠(ひのかんのほこら)が。佇まいもジブリっぽい



主郭の後ろには、城主に仕えた身近な人々が住んだと考えられる志慶真門郭(しじまじょうかく)があり、発掘調査で4つの建物があったことがわかりました。

▼城跡南側にある、主郭より一段低い志慶真門郭(しじまじょうかく)は、(ナウシカの)風の谷を彷彿とさせます。




なんだかジブリの世界のようだ、と思ったのは筆者だけではなかったようで、旅から戻ってネットで調べたところ、Twitterでも、「今帰仁城跡てラピュタみたい!」「今帰仁城めっちゃいいから行ってみてください!!ラピュタみたいですよ」「今帰仁城跡なう。なんか、天空の城ラピュタっぽくていい。。」といったコメントが。


青い空と青い海、緑と城壁。ラピュタの廃墟のようです。


ラピュタに出てきそうな不思議な世界遺産です。


今帰仁とラピュタ、不思議な縁があるのかもしれません。


今帰仁城は人気の「美ら海水族館」からも近いので、ジブリ好きな方はぜひ足を伸ばしていってみてください。

その世界観を味わうなら、夏場のハイシーズンをさけた比較的人が少ない時期に訪れたいところです。気候的にも夏場は避けたほうがおすすめ。筆者は9月終わりに訪れましたがまだまだ高温で、暑い中城跡を登ったり下ったりするのでしんどかったです。

門から続く石段に沿ってカンヒザクラが植えられていて、桜の名所としても知られ、毎年桜祭りがおこなわれています。

▼9月の終わりのカンヒザクラの様子


沖縄でお花見をするのであれば見ごろは1月末から2月頭です。間違っても春にいかないように(笑)
今年の今帰仁グスク桜まつりは、1月23日(土)~2月7日(日)に開催。日本で一番早いお花見をするのも乙ですね。


ということで、今帰仁城を訪れるのはこれからの時期がオススメ!
ぜひ今帰仁城でジブリの世界にひたってきてください。


■まだまだある!沖縄のジブリの世界観にひたれるスポット

筆者は今帰仁城しかまわれませんでしたが、中城城(なかぐすくじょう)跡や座喜味城(ざきみぐすく)跡もラピュタっぽいと言われています。ぜひとも訪れてみたいものです。

中城城




座喜味城



いかがでしたか。
沖縄といえばビーチ!と、海に気をとられがちですが、こんなステキな場所があったとは!
南の島で出会ったジブリの世界に感動です。
ジブリファンなら一度は訪れてみてはいかがでしょうか。


▼「崖の上のポニョ」など、海が舞台になった作品も多い





観光や海もいいですが、沖縄でジブリの世界を探してみては。


◆今帰仁城跡
ホームページ
・住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地
・今帰仁城跡公園開園時間:午前8時00分~午後6時(最終入場時間)
・休館日:年中無休
・観覧料:
大人 400円(団体 320円)|小中高生 300円(団体 240円)|小学生未満 無料


(satomin@日本茶インストラクター)