タイトルが最も秀逸な本を決める「日本タイトルだけ大賞」が決定

2015/12/24 14:15 いまトピ編集部 いまトピ編集部




「第8回日本タイトルだけ大賞」の選考会が12月23日、ニコニコ動画公式生放送で行われ、大賞以下受賞作が発表された。

本賞は日本で出版された書籍について、内容の優劣を問わず「タイトルのみ」の美しさ、コピーの優秀さ面白さが際立つ書籍を表彰するもの。出版だけではなく、タイトルそのものの重要性を発信していくために創設され、今回で第8回目を迎える。

過去には『人間にとってスイカとは何か』、『妻が椎茸だったころ』、『仕事と私どっちが大事なのって言ってくれる彼女も仕事もない。』など個性的なタイトルが受賞をしている。


【第8回日本タイトルだけ大賞】
『やさしく象にふまれたい』(オノツバサ(著)/七月堂)

【残念賞】
『偏差値がめっちゃ上がる、なう』(t.o-ya(著)/パレード)

【個人賞】
夢眠ねむ賞…『既読スルーは死を招く』(堀内公太郎(著)/宝島社)
山田真哉賞…『ゲロが止まらない』(長倉顕太(編)/Amazon Services International Inc.)
吉永龍樹賞…『スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!』(シウマ(著)/主婦と生活社)
上田渉賞、読書メーター賞…『【至急】塩を止められて困っています【信玄】』(スエヒロ(著)/飛鳥新社)


発起人の山田真哉氏は「本賞にも真面目なタイトルから下品なタイトルまで様々なものがノミネートしているが、それが出版業界の奥深さ。年間70000点ほど新作が発刊される書籍の中でも注目される作品はごくわずかだが、タイトルだけ大賞が本に興味を持つきっかけとなってくれればうれしい」と語った。


■「第8回日本タイトルだけ大賞」公式ページ
http://www.sinkan.jp/special/title_only_8th/