”般若面”を「カワイク♡」メイクして嫉妬から解放してみた

2015/6/1 23:59 大住 有 大住 有


般若面。
女性の嫉妬や恨み怒りを表し、鬼女として打たれた面である。



しかし、僕は気に食わない。
嫉妬や怒りの権化として一千年オーバーも存在させられ続けている般若面という存在が。
いいかげん、人の醜い感情からから解放されてもいいんじゃないか?
そろそろただの一人の女として幸せになってもいいんじゃないか!?


そんなわけで、

メイクの力で般若面の嫉妬を霧散させてみたいと思います!


般若面といえど女性、化粧もなくすっぴんで怒り顔さらしていればそりゃ怖いよって話なので、メイクの力で「カワイイ般若」として生まれ変わっていただきます。

とはいえ、僕はメイク経験などまったくないので、今回はプロにご協力頂きました。


(女装撮影スタジオ「大羊堂」代表の立花さん(@taiyodo_boss))

大住「頼んでおいてなんですが、いけますかね?」
立花「大丈夫!大丈夫!

メイクの力なめちゃいけませんよ!

男性でも『女』にできるんですよ!

と、力強いお言葉を頂いたので丸っとお任せで般若面を「カワイイ!」に変身させて頂きます!

立花「とりあえず歯が黄(金)ばんでいるので、

(修正液)
ホワイトニングします

確かに歯の色は重要ですよね。印象大きく左右するし。
普通は修正液でホワイトニングはしませんがね!
(当たり前ですが普段は撮影で歯のホワイトニングを修正液で行ったりはしていません)


(ホワイトニング完了)

……よけい怖くなったような気もしないでもないが、気にせず次の工程。


(ねっとりしてた)
立花「次はファンデーションで顔色良くしていきます!」


(ぬりぬり)

確かに元の顔色は色白にも程がありますからね。
美白にも限界ってものがあります。
必要なのは健康的な美!



(パウダーでテカリを抑え中)



立花「はーいベース完成!」

おお!人間っぽい!
やっぱり白塗りは今の時代に合いませんね。ナチュラルメイクが受ける時代ですから。

立花「次は眉を書いていきます」
(たれ眉)

大住「最近は眉って太めなんですね」
立花「そうなんですよ。あと眉をタレ気味にしてキツイ印象を和らげていきます」


(真剣)

大住「関係ないけどメイク風景っていうより伝統工芸の職人さんにみえますね
立花「自分でも薄々そう思ってました……」


立花「はい出来上がりでーす」

(眉、大事!)
おお!一気に柔らかな表情に

さっきまであんなに怒りに満ち溢れた表情だったのに「こんなメイクされちゃってどうしよう?私どうなっちゃうんだろう…?」的な困惑に満ちた表情になりました。
いいよいいよー!その戸惑いカワイイよー!

立花「では引き続きアイラインと付けまつ毛で目の印象を変えていきます」
(アイライン)

(付けまつ毛)
立花「目がぱっちり大きいので付けまつ毛が倍必要ですが映えますねー」


(ドン!)
なんかこんな人たまにいるぞ

街歩いてて見かける。こういう人。
付けまつ毛したら一気に女性感でてきました。
一つメイクが加えられる度に印象が結構変わるのが男性としては物珍しく面白いです。

立花「あとは口紅を塗って」
(絵の具みたい)

立花「頬にチークを入れれば」
(ジルスチュアート)
立花「メイク完了です!」
大住「おおー!!」

それではご覧いただきましょう。

果たしてメイクの力で般若面はカワイク生まれ変わることができるのか!?

嫉妬に狂ったこの顔が、



メイクの力で、



(ポッ)
こんな感じになりました!


うわお!なんか微妙にカワイクなってる!!
骨格そのものは隠せてない感ありますが、

嫉妬に狂った女性が、新たに恋を見つけた感じの表情に!

前向き!前向きですよこの顔は!

いやあ、しかし恋は女性を変えるといいますが、

メイクの方がもっと女性を変えますね!

メイク凄い。

嫉妬をも溶かすメイク術。
これをご覧の貴女も今の恋に疲れたら、般若のような顔になる前に、綺麗にメイクし直して新しい恋を探してはいかがでしょうか。
きっと何かが変わるはずです!

(男性諸氏におかれましてはメイクの下に般若の面が隠れている可能性を考慮し、常に気を引き締めて生きていきましょう。メイク、怖いです)


●おまけ


ヅラかぶせたらちょっと怖くなった……

眼力はんぱねぇ


●謝辞
今回メイクにご協力頂いた立花さん主催の撮影スタジオ大羊堂さんです


http://taiyodo.in/
女装撮影を得意としている女装スタジオの最大手ですが、一般女性のメイク・撮影も行っているので今回の記事で興味持った人は行ってみてはどうでしょうか。

般若面メイクという無茶ぶりに協力してもらってマジありがとうございました!



(いまトピ編集部 大住)