美人フォトグラファーJulie Wataiを魅了して止まない、ハードウェア×美少女
みなさんこんにちは、xxx of WONDERのJulie Wataiです。
CDの写真撮影と、ライブではVJを担当させて貰っています。どうぞよろしくお願いします。
早速ですがこのオブワンでの連載では趣味の事を何でも語ってもいいよ! との有り難いお言葉頂いているので、私の人生を狂わせてきた魅惑の「ガジェット」たちについて語らせて頂きたいと思います。
私は普段フォトグラファーとして、自分の作品を制作して発表するといった活動をやっているのですが、好きなモノや場所などを作中に度々登場させては有り余る愛を中和させている状況です。
そんな私のコレクター魂が詰まった写真集「はーどうぇあ・がーるず」(コノハナブックス)より、私が撮影した写真に登場するガジェットについて語らせて頂きたいと思います。
今回のガジェットは「ファミリーベーシックと、巨大GAME BOYと、VIRTUAL BOY」!
モデルちゃんが持っているのは任天堂の「ファミリーベーシック」(通称ファミベー)といいます。
ファミコン上でBASIC言語でゲームを作ることができる開発環境のセットで、そのセットに含まれていたキーボードになります。1984年に発売された、知る人ぞ知るといったマイナー玩具ですが、当時のマイコン少年達は夢中になってファミベーでゲーム制作をしていたそうです。
私も…すごく欲しかったんだけど、買って貰えなかったんだよなあ…(←といった思いをこじらせて今に至る)。
キーボードのファミコンカラーが可愛くて心くすぐられますね!
背後にあるのは「GAME BOY」の巨大モニター付きオブジェ。通称「ビックゲームボーイ」といって、流通数が多かったからか今も比較的手に入りやすいコレクターグッズでもあります。
このビックゲームボーイの内部にはテレビモニターが設置されており、当時はGAMEBOYと特殊なコードで繋げてゲーム画面が直接出力できたそうです。今は所持しているコレクター達の間で別のゲーム映像を流す方法なども公開されています。
お店の展示でもう一つ目を引くのがこちらの「VIRTUAL BOY」(バーチャルボーイ)の展示用筐体。
任天堂が1995年に発売した3Dゲームマシンです。なんと、当時既に3Dゲーム機があったんですね。
とはいってもフルカラーではなく、黒背景に赤一色といった渋い画面。それが今プレイすると、どことなくレトロフューチャー感すら漂っていて心震えるかっこよさがあります…!
写真のものは試遊用の台に設置されていますが実際に販売されていたものは、これまた驚きのヘッドマウントディスプレイ。 20年以上も前に既に家庭用ヘッドマウントディスプレイがあったという事実も凄いですが、画期的すぎて時代が追いついていなかったためあまり売れてなかった模様。 任天堂のキーパーソンとして伝説的な技術者、横井軍平さんの開発だということです。
写真のロケ地は大阪・堀江の、8bitを基調にしたアンテナショップ「デルタチューン」。残念ながらこの店舗は今はなくなってしまっているのですが、こういったおしゃれでコレクター心をくすぐる8bitなセレクトショップはいくつか存在します。
東京での私の一押しは吉祥寺にある「METEOR」。こういったモノに興味があって都内在住の方、ぜひ足を運んでみてください。
(文・写真:Julie Watai /xxx of WONDER)