報道番組、追放へ 今日が最後の出演
お笑いコンビ『EXIT』の『めざまし8』（フジテレビ系）卒業が、視聴者に波紋を広げている。
卒業の発表があったのは9月27日。番組はいつも通り進行していたが、MCの谷原章介がエンディングで「実は『EXIT』のお2人は今日が最後の出演で、今月いっぱいで番組を卒業することとなりました」と報告した。
「EXIT」は2021年3月の放送開始以来、月1回のスペシャルキャスターとしてレギュラー出演。突然の初期メンバー卒業に、ファンからは悲しみの声が相次ぐこととなった。
だが、この判断は〝仕方ない〟と見ていいだろう。
「本当はすぐに降板させたかったが、〝事件〟直後だとあからさますぎてしまうし、3月改編では1カ月ほどしか猶予がない。しかし、なるべく早く降板させたいため、次の改編期である9月をもって卒業という判断になったのでしょう」（芸能ライター）
〝事件〟というのは、今年1月に東京・狛江市で起きた強盗殺人だ。
事件には国際犯罪グループが関与しており、〝ルフィ〟を名乗るリーダー・渡辺優樹容疑者は、フィリピンの施設から日本へ送還・逮捕。兼近は渡辺容疑者と過去に関係があったと発覚し、物議を醸した。
「兼近は12年に集団強盗への関与で逮捕・不起訴となっているのですが、当時の犯行グループに〝ルフィ〟こと渡辺容疑者がいたのです。これは本人も認めており、YouTubeや『めざまし8』で釈明。今は関係を断っていると強調するも、国際規模の犯罪グループ、人の命が失われているという重大性から、報道コメンテーターへの起用に疑問が相次ぎました」（同・ライター）
兼近は当時、「めざまし8」で「加害者がどうしてそういうことをしてしまうのか？ そうなる前に我々社会全体で教育だとか、目を向けていくことがすごく大事だなと思います」などとコメント。犯人に同情的だとして、釈明どころか批判を招いたことも記憶に新しい。
「バラエティーなら問題ないでしょうけども、ワイドショーとはいえ、報道番組なわけで、卒業になったのは仕方ない。『嵐』櫻井翔なんて自身の不祥事でなくともあれだけ降板を叫ばれているわけで、報道番組出演者にはいっそう清廉性が求められるんですよ。むしろ、人命が失われ、国際規模という質を考えたら、よく次の改編まで持ったと言ってもいい」（同）
『アベプラ』（ABEMA TV）でもご意見番として活躍する兼近だが、こちらはネット番組でスポンサーに配慮する必要がないため、この先も続きそうだとまいじつは報じた。
編集者：いまトピ編集部
