大谷翔平、手術成功も【亀裂】か
大谷とエンゼルスの間に亀裂が入ったようである。
パドレスのダルビッシュ有(37)が9月22日(現地時間)のカージナルス戦の試合前にマイクを向けられ、大谷翔平(29)にこうエールを送った。
「いろんな要因があってケガも増える。本人も一度(トミー・ジョン手術を)経験しているし、その経験が後に大きく生きてくると思う」
大谷が右肘靱帯を損傷したのは8月23日。9月4日に右脇腹も痛め、16日には負傷者リスト入りとなり、そのまま「今季終了」となった。
手術は成功したが、ダルビッシュが言う「失敗も糧とする気持ち」にはなれないようだ。
米メディアが大谷とエンゼルスの間のミゾを感じたのは19日だった。そう、手術が行われた日である。
まず、午後4時半を過ぎたころ、エンゼルスのフィル・ネビン監督(52)が大谷の症状や治療内容などを質問された。
「彼が今、何をしているのか分からない。本拠地に戻ってきたら合流すると言っていたよ」
チームは敵地でのレイズ戦を目戦に控えていた。しかし、ネビン監督が「何も知らない」と言った約1時間後、アナハイムの球団事務所から各米メディアにリリースが送信された。
「差出人は広報部長のアダム・チョズコ氏。内容は、大谷が今日、手術を終えた。手術は成功したようである、と」(前出・現地記者)
エンゼルスは大谷が負傷者リスト入りした時点で、手術内容の選択などは「任せる」と伝えていたそうだ。
だとすれば、今回の手術は〝完全な単独行動〟とは言い切れないが、「球団が手術日も知らなかった」というのはおかしい。また、こんな情報も交錯していた。
「大谷の執刀医は、ドジャースのチームドクターですよ」(同)
その通りであるのだが、大谷を執刀したロサンゼルス市の『カーラン・ジョーブクリニック』のニール・エラトロッシュ医師は、NFLのラムズのチームドクターも兼務している。しかし、18年の大谷の1回目のトミー・ジョン手術も担当したように、要請があれば、メジャーリーグ全球団の選手の手術も請け負う。大怪我を負ったNFLやNBAのスター選手を第一線に復帰させてきた経歴もあって、米スポーツ医療界の〝ブラック・ジャック〟とも位置づけられている。
大谷サイドも移籍後の診断を見越して、エラトロッシュ医師の元を訪ねたのかもしれない。オフの争奪戦はハイブリッド手術とともに始まっていたと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部