山口達也、アウトか あまりにも悪手

創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害事件をついに認めたジャニーズ事務所。同社は、これまでも所属タレントたちの数々のスキャンダルをもみ消してきた。過去を振り返ると、〝醜聞隠蔽〟が同社の歴史そのものだったことが分かる。
「TOKIO」の元メンバー・山口達也氏(51)が、9月21日に自身のX(旧ツイッター)を更新。《ずっと出来の悪いバカ息子でしたが 今日は言わせてください》と、現在の心境をつづった。
実は、この日はTOKIOの「デビュー記念日」だった。
芸能ライターが解説する。
「TOKIOは、1989年に城島茂と山口さんが結成した〝城島茂バンド〟がルーツ。性加害を行っていた故ジャニー喜多川が『TOKIO BAND』と名付け、国分太一と松岡昌宏、長瀬智也が合流し、94年9月21日に『TOKIO』としてCDデビューを果たしたんです」
アイドルグループではなく、バンドとしてデビューしたTOKIOだが、人気が爆発。ヒット曲を連発し、国民的なバンドとして愛されていた。
しかし、ベースとボーカルを担当していた山口氏の「わいせつ事件」が2018年4月25日に報じられ、状況は一変する。
「山口さんが司会を務めていたNHK Eテレの番組『Rの法則』で共演した女子高生に対して、都内の自宅マンションで飲酒させた上にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されたんです」(同・ライター)
山口氏は翌26日に謝罪会見を開き、ジャニーズ事務所も芸能活動を「無期限謹慎処分」とすることを発表。5月2日には、山口氏以外の4人のメンバーが涙の謝罪会見を開いた。
結局、山口氏は「辞表」を提出。同年5月6日、ジャニーズ事務所が正式に受理し、山口氏はTOKIOから脱退すると同時にジャニーズ事務所からも退所した。
しかし、再び山口氏は過ちを犯す。
20年9月、今度は酒を飲んでバイクを運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕され、略式起訴されてしまったのだ。
これでグループ復活の可能性はなくなり、21年3月をもってボーカルの長瀬智也も脱退。ジャニーズからも退所してしまう。
「せっかく山口氏に対する世間の見方も変わっていたのに、このタイミングで、性加害当事者のジャニー氏に感謝するかのような投稿をしたのは物議を醸しそうですね」(同・ライター)
案の定、山口氏のXの投稿には賛否が巻き起こっている。話題作りを狙ったとすれば、あまりにも悪手だったとしか言いようがないとweekly-jitsuwaは報じた。
編集者:いまトピ編集部