2023/9/18 13:22

大野智、復活か…意味がわからん「何を言いたいのか、さっぱりわからない」

影

9月7日、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子氏と東山紀之新社長、そして井ノ原快彦が会見を開き、ジャニーズ事務所のカリスマ創業社長・ジャニー喜多川氏の性加害を認めて謝罪した。


だが4時間以上にも及んだこの会見、鋭い質問をしたのは、ネットメディアやフリーランスの記者たちだけだった。

これまでジャニーズ事務所と癒着し忖度してきたテレビなど御用メディアは、相変わらずぬるい質問や、ジャニーズ側が“してほしい”であろう質問に始終した。いまだ、その癒着・忖度体質は変わらないということだろう。

ましてや自分たちの“共犯性”“加害性”について検証しようとする媒体はほんのわずかだ。今回の性加害問題は、それを何十年にわたって黙殺し続けてジャニーズを繁栄させてきたメディアの問題でもあるというのに。


女性週刊誌もまたテレビ、スポーツ紙と並ぶ“ジャニーズ性加害共犯メディア”にほかならない。今年3月にBBCの報道がきっかけとなった今回の問題だが、どんどん問題が認知され拡大する中、半年以上の間にわたり、ほぼスルーしてきたことでもその共犯性の高さがわかるだろう。

そしてジャニーズ事務所の会見を受け、やっと3誌そろって特集を組んでいるものの、その内容はひどいとしか言いようがないものだ。

今回はそんな“ひどい順”ランキングを「サイゾーウーマン」が紹介している。




まず筆頭は「女性セブン」。

7頁に渡る大特集を組んでいるが、相変わらずその内容はあ然とするばかり。肝心の性加害の本質に触れることなく、後継者問題をあーじゃないこーじゃないと、こねくり回している。たとえば新社長に東山紀之が決定したが、その裏では嵐・松本潤や生田斗真などの名前が挙がっていたことなどを、“ジャニーズのDNAを受け継ぐ”などの美辞麗句を織り交ぜながら紹介。そして同族経営だったジャニーズ事務所に東山が就任することは“改革”であり、“生まれ変わったジャニーズの今後の進化”まで期待するらしい。



一方、女性週刊誌の中ではもっとも長く沈黙を守ってきたのが「女性自身」だ。

この問題をいまだ“なかったことにしたい”と思えるほど。だが、ジャニーズが会見を開いたことで、そうはいかなくなったらしい。4頁の特集を組んだが、内容はスカスカで一貫性もない。何を言いたいのか、さっぱりわからない迷走状態だ。

たとえば会見の前に弁護士の立会いで2日に渡ってリハーサルしたこと、会見ではジャニー氏を擁護しないことを確認しあったことなど、その舞台裏を紹介したり、今回の問題が浮上した際に木村拓哉が娘の将来を考え、事務所退所も検討したことなどを“暴露”する。

が、しかし全体的にはジャニーズ事務所の“新体制”を好意的に描くだけ。そして今回の問題で東山を慕う嵐の大野智が、これまでの考えを改め嵐復活を決意するなんていうジャニーズにとって願ってもない“臆測”を披露し、生前に「自身」で連載を持っていた瀬戸内寂聴と東山紀之の対談を再録してみたり――。意味がわからん。混乱の極みというやつか。

大野智が嵐に復活? 「辞めジャニ」が出戻り? ジャニーズ会見特集する女性週刊誌の迷走(2023/09/14 11:30)|サイゾーウーマン大野智が嵐に復活? 「辞めジャニ」が出戻り? ジャニーズ会見特集する女性週刊誌の迷走(2023/09/14 11:30)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部