ホントだったのか...『ポケモンSV』に隠された、鳴き声の秘密

8月に行なわれたゲームに関する技術や知識を共有する国内最大規模のカンファレンス「CEDEC2023」にて、『ポケットモンスター』シリーズに携わった技術者らが登壇。その中で明かされた「鳴き声」の秘密に注目が集まっている。
2023年8月23日から25日にかけて3日間行なわれた「CEDEC2023」の2日目は「ポケモンの せかいを かけめぐる おと! おんきょうデザインで ひろがる ぼうけんの すがた!」のセッションが開催。シリーズのサウンドデザイナーとして活躍する一之瀬剛氏や北村一樹氏、岩本翔氏といった豪華メンバーが登壇した。
中でも注目を集めたのは、『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から取り入れられている「環境鳴き声」の項目だ。「環境鳴き声」とは、同作においていわゆる「くさむら」と呼ばれる野生ポケモンが登場する草むら付近にいると聞こえてくるポケモンの泣き声のこと。
この「環境鳴き声」は時代を経るにつれてドンドン進化を遂げ、『ポケットモンスター サン・ムーン』のころには環境鳴き声もバトルと同じものではなく、専用の鳴き声を作成されていたようだ。
そんな様々な進化の過程の中で、山や動物園に行き、実際に動物の鳴き声や自然での音の響き方を研究。その結果、体の小さい動物の方が鳴く頻度が高かったり、夜は虫の鳴き声が多かったり、動物どうしのコール&レスポンスが行なわれていることなどを発見。
これらをゲーム内に反映させてよりリアルな世界観づくりを行なったようだ。
これらの工夫に対してネット上では「確かにバチュルの鳴き声多い気がする」「夜に虫タイプの鳴き声多いって思ってたのはホントだったのか」といった驚きの声があがっていたとSirabeeは報じた。
編集者:いまトピ編集部