2023/6/9 21:19

ジャガイモの「間違った保管方法」で食中毒のリスク

ジャガイモ

農林水産省が8日、公式ツイッターを更新。ジャガイモによる食中毒に注意を呼びかけ、予防するためのポイントを紹介した。

東京都日野市の小学校で今月5日、調理実習でジャガイモを塩茹でして食べた児童20人が腹痛や発熱を訴えたことが報じられた。
ジャガイモからは、芽や皮に含まれる有毒の「ソラニン」が検出された。教師が自宅で保管していたところ、光が当たってソラニンが増えたとみられるという。

農林水産省は、「ジャガイモの食中毒にご注意ください! ジャガイモには微量の天然毒素が含まれています。光が当たることで毒素が増えてしまいますので、光が当たらない場所で保存をしましょう」と注意喚起。

ほかにも注意すべきポイントとして、未熟なイモは毒素の濃度が高いこと、収穫や保存時に傷をつけないこと、芽とその周辺の緑色の部分を取り除くことを挙げた。
さらに、より濃度に注意するためには皮をしっかり剥くこと、濃度が高いと苦くなるため、苦味やえぐみのあるイモを食べないことも呼びかけている。

ジャガイモを保管しているうちに、有毒な芽が伸びてしまうこともある。
ジャガイモは15℃~20℃で発芽すると言われていることから、それ以下の温度帯で保存するのがベストとされる。

また、ジャガイモをリンゴと一緒に袋に入れて保存すると、芽の成長を抑えられるようだとSirabeeは報じた。

ジャガイモの“間違った保管方法”で食中毒のリスク 農林水産省が警鐘 – Sirabeeジャガイモの“間違った保管方法”で食中毒のリスク 農林水産省が警鐘 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部