『関ジャム』追放か、6月3日放送に登場したばかり

ジャニーズ事務所創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、嵐の櫻井翔が月曜キャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)で、ついに口を開いたという。
櫻井は、自身が「問題の責任が問われている事務所」に所属していること、「大きな意味では自分は被害者に見られうる立場」にあることからコメントは難しいとしつつ、「お伝えしたいことの一つは、臆測で傷つく人たちがいる、ということです」と声を震わせながら語り、現役タレント、退所者について憶測で語るのは避けてほしいと訴え、「だからこそジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい」と、緊張した面持ちで、涙ながらに伝えたとのこと。
そんな中、これに対する音楽プロデューサーの松尾潔氏のツイートが注目を集めているという。
松尾氏は放送翌日「昨夜のNEWS ZERO櫻井翔キャスターに感じたこと。憶測の危険性についての熱弁には一定の説得力がありました。ならば次は、憶測の肥大化の一因となる言動をとった藤島ジュリー景子社長に、忖度なき取材を敢行するのはいかがでしょう」と提案し、「あと、放送中に泣くのは不適切じゃないかな。キャスターなら」と付け加え、さらに同日夜に、月曜コメンテーターを務めるラジオ番組『田畑竜介 Grooooow Up』(RKBラジオ)の5月22日放送回の書き起こし記事を紹介すると共に、「エンタメが本籍地のタレントさんがスーツ着てキャスターを務めることの最たる弊害は、その瞬間『報道番組』が見た目そのまま『情報番組』に変態してしまうこと」と、“櫻井キャスター”のあり方に疑問を呈していたという。
「EXILE、平井堅、CHEMISTRYのほか、SMAP、ジャニーズWESTなども手がけてきた邦楽界の重鎮である松尾氏は、このラジオ番組で以前からこの問題について厳しい意見を披露しており、『創業以来トップは表に出ない』ジャニーズ事務所がその姿勢を変え、藤島ジュリー景子社長が顔を出して謝罪動画を発表したことについては一定の評価をしつつも、『記者会見をすべき』『第三者委員会も必要』と訴えたほか、『この問題は一事務所の不祥事で済まされるものではなく、それを報じるテレビ、さらにメディア全体のあり方が問われている』と指摘。『このタイミングで、朝日、読売、毎日といった大手新聞社、テレビのキー局、さらに音楽業界4団体が共同声明を出すべき』と提案し、さもなければ日本のエンタメ界は終わるといった強い危機感をあらわにしています」(芸能記者)
松尾氏といえば、テレビ朝日系の音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』にたびたび出演しているが、一連の発言により、同番組から松尾氏が“干される”のではとの懸念の声が広がっているようで、前出の記者は
「松尾氏はこれまで10回以上番組に出演しており、準レギュラーと呼べそうなほど。6月3日放送の『傑作選』でも松尾氏が登場した過去回が放送されたばかりでした。それだけに『ジャニーズからNG指定を食らうのでは』と懸念する声も出ています。実際、8日放送のゴールデンSPには出演していないようです」
と語っている。
松尾氏が『関ジャム』から姿を消すことになるのかも心配されるところだが、放送9年目に差し掛かった『関ジャム』自体も存亡の危機にあるのかもしれないと「日刊サイゾー 」が報じている。
編集者:いまトピ編集部