【絶対NG】見直したほうがいい節電術!...除湿は冷房より節電は【間違い】帰宅後すぐにエアコン、最も電力消費する

ムダを省くことで恐怖の値上げを乗り切り、快適な生活を続ける。そのために節約のプロから“節電の裏ワザ”を伝授してもらおう。
エアコンの節電方法はよく耳にするが、実は間違っているものも少なくない。たとえば、「設定温度を28度にする」も、そう。節約アドバイザーの和田由貴氏は、こう語る。
「誤解されがちですが、節電習慣などで推奨される28度は、室温の目安です。冷房の設定温度を28度にしてしまうと、場合によっては、熱中症を招く危険があります。室温計で測りながら、快適に過ごせる範囲で、冷やしすぎない設定温度を心がけてください」
ただし、冷房の温度を1度上げると、約10%の節電になるといわれているので、高く設定するに越したことはない。そのためには帰宅後、すぐにエアコンをつけるのは、絶対NGだという。「エアコンは、室温を設定温度に下げるまでに最も電力を消費します。つまり、室温を下げてから使用したほうが節電になる。なので、帰宅したら、まずは換気をして、室内にこもった熱い空気を逃がしてください」(丸山氏)
見直したほうがいい節電術は他にもある。それは、「エアコンは、つけっぱなしがお得」というものだ。「空調メーカーの『ダイキン』によると、9時〜18時の間に35分以上、18時〜23時の間に18分以上の外出をする際は、切ったほうが節電になるというデータがあります」(前同)
梅雨のジメジメした気候では、エアコンの「除湿」を使う人も多いだろう。「除湿は冷房よりも節電になる」という説もあるが、これも間違い。
「実は、除湿より冷房のほうが湿気を多く取り除けます。除湿運転は、室温をあまり下げずに湿気を取り除くのが特徴で、冬の部屋干しなどで活躍する機能。機種によっては、冷房運転より電気代が高いので、あえて使う必要はありません」(前出の和田氏)
「カーテンを閉めて、直射日光が部屋に入らないようにしてください。すると、30度設定でも快適な室温が維持できます」(丸山氏)
実は、意外だが、「エアコンの室外機」も、日差しを避けることで節電につながるのだという。「室外機の上にひさしを作って日光が当たらないようにすると、冷房機能が向上します。ただし、木の枠などで室外機を直接囲うのは逆効果。熱風が排出されず、冷房が効かなくなるので要注意です」(前同)間違ったエアコン節電術がある一方、定説となっている「こまめなフィルター掃除」は、電気代節約の最重要事項。2週間に一度をめどに、確実に行いたい、と日刊大衆が報じた。
編集者:いまトピ編集部