アニメ『推しの子』心ない誹謗中傷が殺到…「心から軽蔑します」

ここ数年のアニメで類を見ないほどの話題を呼んでいる『【推しの子】』(TOKYO MXほか)。
しかし5月17日に放送された第6話「エゴサーチ」の内容が、あのテラスハウス事件を髣髴とさせるとして、現在ネット上で大きな物議を醸している。
「推しの子」はカリスマアイドルの子どもたちを中心として、芸能界の光と闇を描き出すストーリー。第6話では前回に引き続き、主人公である星野アクアが恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」の収録に臨んでいく。
そこで出演者の1人、黒川あかねは何とかして爪痕を残そうとするも、他の出演者を傷つける事故が発生。視聴者から心ない誹謗中傷が殺到し、命を絶つ寸前まで追い込まれてしまう。
その反響は、木村花さんの母である木村響子氏にも届いたようだ。
響子氏は自身のツイッターで、テラスハウス事件を元にした話を制作することについて、《花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな》と批判。
また、同エピソードが木村花さんの命日に近いタイミングで放送されたことにも疑問を呈し、《売るため話題になるためなら手段を選ばないやりくち》《心から軽蔑します》と述べている。
「推しの子」の内容がどこまでテラスハウス事件を参考にしたのかは不明だが、ネット上では擁護と反論の声が入り混じる事態に。さらにヒートアップしたアニメファンからは、響子氏への誹謗中傷めいた言葉も続出している。
そもそも「推しの子」の一連のエピソードでは、SNS上の誹謗中傷が悲劇を生むことについて風刺的に描かれていた。しかしこの話を受け取ったはずの視聴者が、まさに外道な行為に手を染めているという皮肉な構図が生まれているのが現状だ。
そのため良識のある人々からは、《推しの子読んで何学んだんだよ》《推しの子第6話を観てナニも学ばなかったようだな》《木村花さんの遺族叩いてるオタク、倫理観終わってないか? 人の心があれば自分の子供亡くしてる人を叩こうとか普通は思わないぞ?》といった意見が相次いでいるとまいじつエンタが報じた。
編集者:いまトピ編集部