2023/5/30 07:56

幸福度のピーク◯◯歳、不幸度のピークは◯◯歳...知識力70歳以降、上昇へ

恋

「人生100年時代」といわれる現代において、70代は「人生の黄金期」であり、年を重ねたからこそ、いいことがたくさん起こる。そう述べるのは、高齢者専門の精神科医として30年以上にわたり高齢医療の現場に携わっている和田秀樹氏だ。

 最新の研究では、「70歳以降も知識力は伸び続け、40歳頃を上回る」「本当の健康寿命は、男女とも80歳以上」「幸福度が最高値に達するのは82歳以上」という事実が明らかになっているという。『70代から「いいこと」ばかり起きる人』(朝日新聞出版刊)は、世の中にはびこる間違った高齢者のイメージを変え、年をとることにもっとポジティブになるための高齢者の正しい姿を和田秀樹氏が紹介する一冊だ。国立長寿医療研究センターの調査によれば、知識力は、年を重ねることによって成熟していくことがわかっているという。知識力は70歳を過ぎるまで上昇し、その後ゆるやかに低下していくが、90歳になっても40歳よりも高いという結果が出ている。一方、情報処理のスピードのような能力は、50代まで向上するが、その後は急激に低下していく。人の幸福度は18歳から下がり始め、47~48歳で不幸のピークに達したのち、再び上がり始める。その軌跡はアルファベットの「U」を描くことから、「幸福のUカーブ」と呼ばれている。この「幸福のUカーブ」は、先進国でも発展途上国でも、欧米でもアジアでも変わらず、世界共通なのだという、と Business Journal が報じた。

幸福度のピークは82歳、不幸度のピークは47歳…知識力は70歳以降も上昇幸福度のピークは82歳、不幸度のピークは47歳…知識力は70歳以降も上昇

編集者:いまトピ編集部